グローカル外交ネット

　ロドリゲス知事は湯﨑知事を訪問し、2019年7月に湯﨑知事がグアナファト州を訪問して以来の再会を果たしました。同会合には、プリーア駐日メキシコ大使も同席しました。
　ロドリゲス知事は、両自治体間では、2014年の友好提携の署名以降、日系企業の進出に伴う経済関係の緊密化の他、文化、教育、青少年、スポーツの各分野での交流も幅広く進み、大変喜ばしいと述べました。また明年2024年は広島県とグアナファト州の友好提携10周年となるので、さらなる友好関係の強化に努めていきたいと述べました。
　湯﨑知事は、2019年のグアナファト州訪問時のロドリゲス知事との思い出のほか、グアナファト州に拠点を置く広島の企業や在留邦人への支援への謝意を表明しました。また、友好関係強化のためには、未来を担う青少年の交流を一層深めることが重要であると強調すると共に、友好提携10周年に向けて双方が協力・協働してさらなる関係強化に努めたいと述べました。
　また両自治体は、この機会に、スポーツ交流協定の署名を行いました。

　ロドリゲス知事は、グアナファト州に進出するマツダの本社を訪れ、菖蒲田会長、丸本社長他と会談しました。
　丸本社長は、グアナファト州政府のこれまでのマツダ・メキシコ社への支援への謝意表明とともに、今後ともグアナファト州とともにさらなる発展を目指していきたいと述べました。
　ロドリゲス知事は、マツダ・メキシコ社によるこれまでのグアナファト州経済や雇用への貢献への謝意を表明し、グアナファト州政府として同社をサポートしていきたいとの発言がありました。
　マツダ本社には、マツダ・メキシコ社から派遣され研修に参加中のメキシコ人社員がおり、ロドリゲス知事は同社員に会って激励しました。また、ロドリゲス知事は併設されているマツダ・ミュージアムを視察しました。

　その他、ロドリゲス知事は、広島滞在中、中本隆志広島県議会議長への表敬訪問、グアナファト州から広島大学工学部及び広島県立広島叡智学園に学びに来ている留学生との懇談、広島フラワー・フェスティバルに参加した来場者との交流、広島県の脱炭素等の取組の聴取、広島グアナファト親善協会会員企業代表との懇談、叡啓大学幹部との意見交換、広島平和記念資料館及び広島平和記念公園への訪問と慰霊碑への献花、世界文化遺産の厳島を含む宮島視察等を行いました。