地球環境

リオ+20におけるジャパンデー及び展示の実施(概要)

平成24年8月1日
英語版

  • (写真)リオ+20におけるジャパンデー及び展示の実施(概要)-1
    セミナー
    (写真は日本大学工学部柿崎教授による講演)
  • (写真)リオ+20におけるジャパンデー及び展示の実施(概要)-2
    ジャパンイブニング
    (玄葉大臣、東北3県代表者、現地日本人学校等の生徒達)
  • (写真)リオ+20におけるジャパンデー及び展示の実施(概要)-3
    会場には各県のPRブースなどが並んだ
  • (写真)リオ+20におけるジャパンデー及び展示の実施(概要)-4
    日系人を中心とした在サンパウロ和太鼓グループ「生」による演奏
  • (写真)リオ+20におけるジャパンデー及び展示の実施(概要)-5
    「TOHOKU FORWARD」を掲げた外務省展示ブース
  • (写真)リオ+20におけるジャパンデー及び展示の実施(概要)-6
    七夕の短冊に東北への応援メッセージを書いている来訪者

 6月20日(水曜日),外務省は,国連持続可能な開発会議(リオ+20)に合わせて設置された日本パビリオンにおいて,「ジャパンデー」として,東北地方の復興と日本の多面的魅力をアピールするセミナー及び「ジャパンイブニング」を実施しました。また,同パビリオンにおいて,6月13日(水曜日)~24日(日曜日)にかけて,復興写真等の展示を行う展示ブースを設置しました。各イベント・展示の概要は以下のとおりです(セミナー及びジャパンイブニングのプログラム別添(PDF))。

1. セミナー 

セミナーでは「東日本大震災からの復興・教訓~持続可能な開発の観点から」をテーマに,東北関係者,環境関係者による講演・ディスカッションを行い,会場には満席の150名以上の参加がありました。会場を訪れた方々からは,震災からの復興スピードの速さ,被災地の人々の忍耐強さ・強靭さに感銘を受けた,日本が復興に向けて努力しているのがよく分かった,日本の復興計画・今後の復興のあり方が世界の模範となり得るであろう,今回日本が経験した教訓を自国にも広めたいなど好意的反応がありました。本セミナーにおいては,環境に配慮しながら大震災からの復興を進めていく我が国の姿勢を効果的に発信しました。

2. ジャパンイブニング~TOHOKU FORWARD~

 ジャパンイブニングでは,「TOHOKU FORWARD(東北,前へ,未来へ)」をコンセプトに,岩手県,宮城県,福島県や,在ブラジル各県県人会,日系団体等と連携して,東北の復興と魅力を海外に向けて発信しました。ニカラグア国家政策担当大統領補佐官(閣僚級),エストニア・ケイラ市長,在リオ・ルーマニア総領事,ラオス天然資源・環境省環境品質推進局長,UNIDO事務局長,UNEP事務局長,IMO事務局長を始め,世界各国,各機関から超満員の300名以上の参加者があり,大盛況を博しました。

 玄葉外務大臣の挨拶に続き,現地日本人学校と日本語モデル校の生徒たちによる東北への応援メッセージの東北3県代表者への贈呈,東北3県代表者による各県の復興計画・魅力などのプレゼンテーション,東北の郷土料理等の日本食や日本酒の試食・試飲,ブラジル岩手県人会による餅付きパフォーマンス,国際交流基金派遣の日系人を中心とした在サンパウロ和太鼓グループ「生」による東北の民謡演奏を組み込んだ演奏等を行いました。

 会場では東北の復興の現状を紹介する映像の映写,東北六魂祭のバナーやブラジル宮城県人会手作りの七夕飾り等の展示の他,東北3県の復興状況と魅力を伝えるPRブースを設置し,復興計画を始めとした各県のビジョン等を説明するパネル展示や広報資料の配布等を行い各県のPRを行いました。岩手県ブースでは「三陸復興」との書の手ぬぐい等の配布,福島県ブースでは,甲冑のボトルアーマーや参加者からの応援メッセージを寄せ書きするボードを設置しました。

 参加者は各県代表の説明を熱心に聞いたり,東北の郷土料理や日本酒の試食・試飲,和太鼓の鑑賞等を通じ,東北の元気な姿や魅力への理解を深めました。

3. 展示

 日本パビリオンの開館全期間中(6月13日(水曜日)~24日(日曜日)),外務省は同パビリオンに展示ブースを設置して,東北3県知事からのメッセージパネルと「東北復興―明日への力」と題した東北の復興写真の展示,復興や日本の環境・防災技術等の映像の上映,各種広報資料の配布等を行いました。東北への応援メッセージを七夕の短冊に書いてもらうコーナーも設置し,世界各国の多くの方々から東北への応援メッセージをいただきました。会期中,延べ1万8千名以上の人々が会場を訪れました。

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