東アジア低炭素成長ナレッジ・プラットフォーム
プラットフォームについて

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背景

 2012年4月15日,東京にて開催された,東アジア低炭素成長パートナーシップ対話には,アジア首脳会議(EAS)に参加する18か国の閣僚,及びオブザーバーとして,国際・地域機関の代表が参加しました。世界経済の成長センターであり,世界最大の温室効果ガス排出地域であるEAS地域において,低炭素成長の推進に関する議論をキックオフする重要な場となりました。

 この対話では,低炭素成長に向けた各国の行動と戦略,先進国と途上国との協力,低炭素技術,資金支援及び市場メカニズムの重要性,そして様々なステークホルダー間の効果的なネットワークの重要性について意見交換を行いました。その上で,低炭素成長は,将来に向け,持続可能な経済成長を実現する鍵であり,以下の3点の柱に沿って協力を進めていくことで一致しました。

(円グラフ)(参考)世界のCO2排出量(2009年)に占めるEAS諸国の割合 EAS約63% EAS以外約37%

  1. 1) 各国が低炭素成長戦略を策定,実施
  2. 2) 技術の役割が重要。優れた低炭素技術と製品の普及には市場の活用も効果的な手段の一つ。
  3. 3) 政府,地方自治体,国際機関,大学,研究機関,民間企業,NGOといった様々なステークホルダーの協働が重要。知見,経験を共有し,政策形成過程にインプットする,開放的で多層的で柔軟なネットワークとして「東アジア低炭素成長ナレッジ・プラットフォーム」を立ち上げる

 これをうけて,東アジア低炭素成長ナレッジ・プラットフォーム(EA-LCG-KP)に賛同した参加機関や団体は,東アジア首脳会議(EAS)地域内で低炭素成長を進めるため,低炭素成長に関わる情報共有・意見交換を通じて多層的なネットワークを形成する試みを開始しました。

(注)第2回対話は本年5月に日本(外務大臣)とカンボジアの共同議長により開催予定。

<過去のイベント>

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