
核軍縮・不拡散に関する有識者懇談会
(第4回会合概要)
平成22年9月
9月9日,午後3時15分から,第4回核軍縮・不拡散に関する有識者懇談会が開催されたところ,概要以下のとおり。
1.出席者
(有識者側)黒澤大阪女学院大学教授(座長),秋山一橋大学准教授,梅林NPO法人ピースデポ特別代表,佐藤拓殖大学教授,吉田朝日新聞論説委員,石田秘書(岡田事務所)
(外務省側)岡田大臣,徳永大臣政務官,宮川軍科部長,本庄大臣秘書官(政務),鈴木軍軍長ほか
2.議論の概要:国連総会のマージンで開催される核軍縮・不拡散関連3会合で発信すべきメッセージ
有識者側から,概要以下のとおり発言があったほか,外相会合の成果文書について,意見交換を行った。
ア 日豪共催核軍縮・不拡散に関する外相会合
- 新グループにおいては,「核リスクの低い世界」を追求しつつ,核軍縮,核不拡散及び原子力の平和利用というNPTの3本柱の間でバランスのとれた取組を進めていくことが重要である。
- また,本件会合においては,大臣から,広島・長崎での経験を有する日本ならではの発言を行うことが重要である。
イ 国連事務総長主催軍縮会議(CD)ハイレベル会合
- CDでの議論は停滞していることから,(前回提言で指摘したとおり)時限を切ってCD内で真剣な議論を行っていくべきことを主張することが重要である。
ウ 包括的核実験禁止条約(CTBT)フレンズ外相会合
- CTBTの発効に向けて,国際監視制度(IMS)の整備を加速させていくことが重要である。