軍縮・不拡散

非核地帯の概要

平成21年3月

1. 非核(兵器)地帯とは

 一般的には、特定の地域において、域内国による核兵器の生産、取得、保有及び管理を禁止し、また、核兵器国(米、露、英、仏、中)が域内への核攻撃をしないことを誓約(消極的安全保証の供与)する条約・議定書によって「核のない地帯」を作ること。

2. 背景

 1950年後半、世界的な核兵器の不拡散体制の設立に向けた国際社会の努力の補完的措置として検討された概念で、冷戦時に、東西両陣営間の対立が紛争や戦争に発展することをおそれた非核兵器国側の地域的アプローチとして捉えられてきた。

3. 我が国の立場

 非核地帯に関する我が国の基本的立場は次のとおり。

(1)一般的に適切な条件が揃っている地域において、その地域の国々の提唱により非核地帯が設置されることは、核拡散防止等の目的に資する。

(2)他方、非核地帯構想が「現実的」なものとなるためには、次の諸点を含む種々の条件が満たされる必要がある。

(イ)核兵器国を含む全ての関係国の同意がある。

(ロ)当該地域のみならず、世界全体の平和と安全に資する。

(ハ)査察、検証を含む適切な保障措置を伴っている。

(二)公海における航行の自由を含む国際法の諸原則に合致している。

このページのトップへ戻る
目次へ戻る