国際機関を通じた協力
ユネスコ人的資源開発日本信託基金
実施案件一覧
平成29年8月3日
実績
1 実施済案件
(1)世界水アセスメント計画
- ア 実施機関:ユネスコ本部科学局、WWAP事務局
- イ 実施期間:2000年8月~2003年6月
- ウ 概要:ユネスコの主導の下で国連24機関が共同して、水に関するデータベースを作成するとともに、作成に関わる開発途上国の人材育成を行い、世界水開発報告書(World Water Development Report)を刊行。また、淡水をめぐる国際紛争について解決策の研究を実施した。
(2)世界遺産に関連する情報ネットワークの向上
- ア 実施機関:ユネスコ本部文化局、コミュニケーション局、早稲田大学
- イ 実施期間:2001年1月~2002年12月
- ウ 概要:最新のICT技術を活用して、世界遺産の情報網を構築することにより、高品位な世界遺産の映像と音響のデモンストレーションをユネスコ本部にて実施した。
(3)インドネシアにおける子供の為の学習コミュニティ創設
- ア 実施機関:ユネスコ本部教育局、UNICEF
- イ 実施期間:2001年4月~2002年
- ウ 概要:UNICEFとの共同で、学校の自主性の増強、教育における共同体の参加を強化すること等を通じて、インドネシアの基礎教育の質の向上を目指すと共に、教育の分権化等を通じた基礎教育改革の推進を側面から支援した。
(4)生物圏保護区等における天然資源の持続的利用に関するアジア・太平洋地域協力
- ア 実施機関:ユネスコ本部科学局
- イ 実施期間:2001年1月~2004年12月
- ウ 概要:自然保護と天然資源の利用開発との調和を通じたアジア・太平洋地域住民の生活環境の向上や地域住民の環境意識の向上を目的として、環境問題に関する管理、研究及び訓練のための人材育成を実施した。
(5)ナイジェリア教育セクター分析支援
- ア 実施機関:ユネスコ本部教育局、ナイジェリア連邦教育省
- イ 期間:2001年2月~2004年12月
- ウ 概要:アフリカのナイジェリアにおける教育システムの改良、改革及び発展を目的とした総合政策プログラム「教育セクター分析」(ナイジェリア連邦教育省主導)の支援プロジェクト。ナイジェリアの教育システムの診断、その問題点及び解決方法を明確にすること、セクター開発の優先順位付け等を通じて、教育セクター分析を支援した。
(6)ナイジェリア技術・職業教育の活性化支援(第1フェーズ)
- ア 実施機関:ユネスコ本部教育局、ナイジェリア連邦教育省
- イ 実施期間:2001年1月~2004年12月
- ウ 概要:アフリカのナイジェリアにおける急激な社会・経済発展にともなう人材のニーズに適合させるために、同国の技術・職業教育の活性化、改革及び拡大を目的として、政府職員の訓練、授業カリキュラムの見直し、情報通信技術教育の導入及び新しい職業教育のためのプロジェクト形成に関する調査を実施した。
(7)ナイジェリア・プロジェクト形成調査団の派遣(第1段階)
- ア 実施機関:ユネスコ本部アフリカ部
- イ 実施期間:2000年8月~2003年
- ウ 概要:アフリカのナイジェリアにおける教育関連プロジェクト(「ナイジェリア教育セクター分析支援」、「ナイジェリア技術・職業教育の活性化支援」及び「ナイジェリアの大学及び高等教育機関における仮想図書館創設のための実行可能性の研究」)の形成のための調査団を派遣した。
(8)PANA(Pan-African News Agency)支援
- ア 実施機関:ユネスコ本部コミュニケーション局、PANA
- イ 実施期間:2001年1月~12月
- ウ 概要:1993年に開始されたユネスコによるPANA復興計画の一環。PANAの編集、広報、技術部門等の改革を通じた、アフリカの情報通信分野の人材育成に貢献した。
(9)セネガル児童教育開発
- ア 実施機関:ユネスコ・ダカール事務所
- イ 実施期間:2000年10月~2003年
- ウ 概要:アフリカのセネガルにおいて、児童らの社会、衛生及び教育環境を改善するために、児童センターを設立することを通じ、セネガル政府の児童教育開発を支援した。
(10)ユネスコ国際教育計画研究所(UNESCO International Institute for Educational Planning:略IIEP)の教育計画・管理トレーニング(第1フェーズ)
- ア 実施機関:IIEP
- イ 実施期間:2000年9月~2002年9月
- ウ 概要:開発途上国からの研修参加者に対して、IIEPより教育計画に関する管理計画、教育開発に関する分析手法の訓練等を実施することを通じ、教育政策計画や管理の分野における開発途上国の人材育成を行った。
(11)ラオスのルアンプラバンにおける手織職人養成セミナー
- ア 実施機関:ユネスコ本部文化局
- イ 実施期間:2001年3月
- ウ 概要:東南アジアの国ラオス、ルアンプラバン市において、伝統織物の女性手織職人を対象として市場開拓の方法を伝達すると共に、同市における織物展示場を開設するための支援を実施した。
(12)若手研究者フェローシップ・プログラム(第1フェーズ)
- ア 実施機関:ユネスコ本部対外関係協力局
- イ 実施期間:2000年11月~2005年11月
- ウ 概要:開発途上国及びパレスチナの修士又は博士号を取得した若手研究者を対象として、環境、文明間対話、情報通信技術、平和的な紛争解決の分野における研究調査のために奨学金を供与した。
(13)チェチェンの教育制度復興支援
- ア 実施機関:ユネスコ本部教育局、ロシア教育省
- イ 実施期間:2001年1月~2003年12月
- ウ 概要:ロシアのチェチェン共和国において、初等から高等までの各教育課程の現状に関する評価報告書の作成及びチェチェン共和国の教育復興に携わる教育関係者の人材育成を行うことにより、チェチェン共和国の教育制度の復興・改革を支援した。
(14)ユネスコ共催フェローシップ・プログラム支援
- ア 実施機関:ユネスコ本部対外関係協力局
- イ 実施期間:2000年11月~2004年12月
- ウ 概要:開発途上国からの対象者に対し、教育、科学、文化、コミュニケーション分野の研究に関する奨学金を供与。留学先における生活費等の現地費用については中国、ポーランド、イスラエルの受入国が負担した。
(15)コロンビア国内避難民の教育プロジェクト
- ア 実施機関:ラテンアメリカ及びカリブ地域の読書促進地域センター
協力機関:ユネスコ本部教育局、文化局、ユネスコ・キト事務所 - イ 実施期間:2003年1月~2003年12月
- ウ 概要:南米のコロンビアにおいて、国内紛争により発生した国内避難民を対象として、国内各地域の共同体が参加する形式で、国内避難民の現状を理解するための各種会合の開催、読み書き及び学習教材作成に関する指導者養成等を実施した。
(16)ガンビア貧困削減戦略文書(Poverty Reduction Strategy Paper:略PRSP)の作成・実施
- ア 実施機関:ユネスコ本部対外関係協力局
- イ 実施期間:2002年12月~2005年4月
- ウ 概要:アフリカのガンビアにおけるPRSP第2フェーズの実施を支援するための人材育成、貧困分析調査等を実施した。
(17)アジアの世界遺産に関する人材育成
- ア 実施機関:ユネスコ本部世界遺産センター
協力機関:記念物及び遺跡に関する国際会議(ICOMOS)、文化財の保存及び修復の研究のための国際センター(ICCROM)、東南アジア教育大臣機構(SEAMEO)、財団法人ユネスコ・アジア文化センター(ACCU)奈良事務局 - イ 実施期間:2001年10月~2004年12月
- ウ 概要:アジアの世界遺産保有国における持続可能な評価及び管理制度の向上を目的として、地域的なワークショップの開催等を通じた人材育成を実施した。
(18)コスタリカの教育革新支援
- ア 実施機関:ユネスコ・サンホセ事務所、コスタリカ教育省
- イ 実施期間:2001年7月~2003年7月
- ウ 概要:南米のコスタリカにおいて、情報通信技術の導入による地域住民の学習環境の改善を促進するために、教育の質の向上を目的とした試験的プロジェクトを実施した。特に、教師、父兄及び地域住民を対象とした情報通信技術の取得・利用に関する研修を実施した。
(19)ハイチの国家教育訓練実施支援
- ア 実施機関:ユネスコ本部教育局、ユネスコ・ハイチ事務所
- イ 実施期間:2003年1月~2006年10月
- ウ 概要:カリブ地域のハイチにおいて、教育・訓練10年計画の達成のために専門家を派遣し、関係者への訓練、教育政策及びプログラムの形成に関する専門的助言等を行うことにより、(ア)教育計画分野の能力強化、(イ)10年計画を成功に導くためのフォローアップ及び評価方法の開発、(ウ)10年計画の実施に関する国内外の調整システムの確立を目的とした。
(20)中国広西壮族自治区の少数民族女子に対する中等職業教育プログラム(第1フェーズ)
- ア 実施機関:ユネスコ北京事務所、中国広西壮族自治区教育委員会
- イ 実施期間:2001年8月~2002年8月
- ウ 概要:中国の広西壮族自治区の少数民族女子に対する教育の機会を増やし、教育の質を向上させることを目的として、少数民族女子を対象に基礎科目及び技術科目を教育すると共に、教員及び教育局の教育担当官に対しても研修を実施した。
(21)カンボジアの教育及び貧困削減戦略(PRSP)に関する技術支援
- ア 実施機関:ユネスコ本部教育局
- イ 実施期間:2002年1月~2003年3月
- ウ 概要:世銀、IMF、国連機関等と共同で、カンボジアの教育及び貧困削減戦略作成を支援した。
(22)基礎教育評価
- ア 実施機関:ユネスコ本部教育局
- イ 実施期間:2002年~2003年9月
- ウ 概要:15国連機関と共同で、南米のボリビア、アフリカのブルキナファソ、ウガンダ及びザンビアにおいて、国内外からの資金及び技術支援がそれらの諸国の基礎教育に対する支援としてどのように役立っているかを評価するための活動を実施した。
(23)エイズに関する南部アフリカ開発共同体(SADC)プログラム
- ア 実施機関:ユネスコ国際教育計画研究所(IIEP)、ユネスコ国際教育局(IBE)、ユネスコ・ハラレ事務所、南部アフリカ開発共同体(SADC)
- イ 実施期間:2001年9月~2004年12月
- ウ 概要:南部アフリカ地域において、エイズ対策を目的として、予防教育のための教材開発を行うとともに、関連の研修を実施。またエイズ予防、カリキュラム開発及び教育システムの管理に関する地域的な取組みに関する情報を収集・分析し、SADC域内に情報共有を図る情報センターを設立した。
(24)ナイジェリア・プロジェクト形成調査団の派遣(第2段階)
- ア 実施機関:ユネスコ本部アフリカ部
- イ 実施期間:2001年9月~2003年
- ウ 概要:アフリカのナイジェリアにおける教育関連のプロジェクト(「ナイジェリアの大学及び高等教育機関における仮想図書館創設のための実行可能性の研究」及び「ナイジェリア科学技術革新システム改革支援」)の形成のために調査団を派遣した。
(25)ベトナムにおける万人のための教育(EFA)協力の強化
- ア 実施機関:ユネスコ本部教育局
- イ 実施期間:2001年11月~2004年8月
- ウ 概要:ベトナムにおけるEFA目標達成に向けた教育開発及び教育制度の近代化を円滑に実現するための教育省に対する技術支援を実施した。
(26)アフリカ言語アカデミー創設支援
- ア 実施機関:ユネスコ本部アフリカ部、文化局
- イ 実施期間:2001年11月~2002年12月
- ウ 概要:アフリカ言語の使用促進と、その言語学的研究への支援及びアフリカ諸国間での文化交流を促進するために、アフリカに設立された本件言語アカデミーの設立を支援した。
(27)カリブ地域のIT遠隔教育に関する人的資源開発プロジェクトに関するプロジェクト形成調査団の派遣
- ア 実施機関:ユネスコ本部教育局、コミュニケーション局
- イ 実施期間:2001年2月
- ウ 概要:「カリブ地域のIT遠隔教育に関する人的資源開発」事業のプロジェクト形成のためにカリブ地域に調査団を派遣した。
(28)カリブ地域のIT遠隔教育に関する人的資源開発
- ア 実施機関:ユネスコ・キングストン事務所、西インド諸島大学他
- イ 実施期間:2003年1月~2007年12月
- ウ 概要:カリブ地域の西インド諸島大学遠隔教育センターが実施している遠隔教育プログラムを拡充するために、オンライン方式による学習システムの開発に関する人材育成、ネットワークを活用した遠隔教育プログラムの運営及び教材配布に関連した人材育成等を行った。
(29)ナイジェリアの大学及び高等教育機関における仮想図書館創設のための実行可能性の研究
- ア 実施機関:ユネスコ・アブジャ事務所、ナイジェリア教育省
- イ 実施期間:2002年~2003年7月
- ウ 概要:大学及び高等教育機関に適当な図書館が存在しないアフリカのナイジェリアにおいて、コンピュータ・ネットワークによって、各大学や高等教育機関から、必要な教材、書籍、文献等にアクセスできる図書館システムを構築するための実行可能性の研究を実施した。
(30)カブール大学及びアフガニスタン教育省のIT接続環境整備
- ア 実施機関:カブール大学、アフガニスタン教育省、ユネスコ・カブール事務所
- イ 実施期間:2002年3月~2005年12月
- ウ 概要:アフガニスタンのカブール大学及び同国の教育省にインターネット接続が可能なコンピュータ等を供与し、この機材を利用して情報通信分野における人材育成を実施した。
(31)パキスタンEFA実施のための教育計画・管理能力強化
- ア 実施機関:IIEP、パキスタン教育省及び計画省
- イ 実施期間:2002年9月~2004年5月
- ウ 概要:南アジアのパキスタンにおける教育計画関係者に対するIIEPの客員訓練プログラム研修の実施及び教育計画・行政関係者に対する教育計画及び運営に関するIIEPの上級訓練プログラム研修を実施した。
(32)東ティモール国立博物館能力開発
- ア 実施機関:ユネスコ・ジャカルタ事務所、国際協力機構(JICA)
- イ 実施期間:2002年7月~2003年5月
- ウ 概要:東南アジアの東ティモールにおいて、歴史遺産物として重要な建築物「ウマ・フクン」を国立博物館及び文化センターとして活用するために、それに必要な学芸員の養成を目的として、ディリにおける現地研修、本邦における研修を実施した(本邦での研修はJICAで行った)。
(33)ネパール児童教育開発のためのEFA強化
- ア 実施機関:ユネスコ・カトマンズ事務所、ネパール教育省
- イ 実施期間:2003年2月~2006年11月
- ウ 概要:南アジアのネパールにおいて、就学前児童のための政策指針及び戦略行動計画の策定、地方における行政能力の向上、地域共同体における就学前児童開発センター設置等を通じてEFA目標の達成と貧困削減を目指した。
(34)ナミビア・エイズ予防教育
- ア 実施機関:ユネスコ・ウィントフック事務所、ナミビア教育省
- イ 実施期間:2002年9月~2005年5月
- ウ 概要:アフリカのナミビアにおいて、エイズ予防教育のための指導教材の開発、この教材を利用した教育関係者他へのエイズ予防政策の啓蒙、地方共同体毎にエイズ委員会を設立することを通じて、関係者間の協力関係を構築するなど、人々の間にエイズの影響に関する認識を高めるようなプロジェクトを実施した。
(35)パキスタンにおけるアフガニスタン初等教育教師能力開発
- ア 実施機関:ユネスコ・イスタンブール事務所
- イ 実施期間:2002年11月~2003年6月
- ウ 概要:パキスタンに暮らすアフガニスタン難民の中で初等教育を担当する教師の質の向上を目的として、教師の訓練プログラムの調査や調整、訓練プログラムの開発等を実施した。
(36)ユネスコ国際教育計画研究所(IIEP)教育計画・管理トレーニング(第2フェーズ)
- ア 実施機関:IIEP
- イ 実施期間:2002年9月~2004年9月
- ウ 概要:開発途上国からの研修参加者に対して、IIEPより教育計画に関する管理計画、教育開発に関する分析手法の訓練等を実施することを通じ、教育政策計画や管理の分野における開発途上国の人材育成を行った。
(37)ニジェール教育支援
- ア 実施機関:ユネスコ本部教育局
- イ 実施期間:2002年7月~2005年5月
- ウ 概要:アフリカのニジェールにおいて、政府による教育10年計画の準備と分野別会合の開催に向けた支援、教育省関係者への研修実施等を通じた同国の人材の能力強化を実施した。
(38)アルゼンチン社会ネットワーク計画
- ア 実施機関:アルゼンチン社会開発省、ユネスコ本部科学局
- イ 実施期間:2002年10月~2003年5月
- ウ 概要:南米のアルゼンチンにおいて、女性を中心とした現地活動家の養成、地域指導者による地域社会のネットワーク化を通じて、増大する社会・経済問題を解決するための戦略を策定し実施した。
(39)マラウイにおけるアフリカ・エイズ教師トレーニング
- ア 実施機関:マラウイセンター、ユネスコ・ハラレ事務所
- イ 実施期間:2004年4月~2007年6月
- ウ 概要:マラウイセンター(「アフリカにおける指導・相談・青少年開発センター」)を本拠地とした、エイズ教師トレーニングの実施による、アフリカ(特に仏・葡語圏)におけるエイズ予防対策への地域的取り組みを行った。
(40)パレスチナ人的資源強化
- ア 実施機関:ユネスコ本部パレスチナ班、パレスチナ自治政府
- イ 実施期間:2002年~2004年
- ウ 概要:パレスチナの人材育成を行い、持続的開発に貢献すると共に、イスラエルとの相互理解を強化し、異文化交流等を通じた平和構築を目指し、海外留学中のパレスチナ人学生へ奨学金供与した。
(41)アフガニスタン識字教育及び学校外教育開発(ランド・アフガン)
- ア 実施機関:ユネスコ・カブール事務所他
財団法人ユネスコ・アジア文化センター(ACCU)が協力 - イ 実施期間:2003年8月~2006年2月
- ウ 概要:アフガニスタンにおけるEFA目標の達成のために、全ての若者及び成人に対して、適切な学習プログラム等への平等なアクセスを確保すること等を目的として、識字教育や学校外教育教材を開発し、右教育促進者の訓練等を実施した。
(42)中国広西壮族自治区の少数民族女子に対する中等職業教育プログラム(第2フェーズ)
- ア 実施機関:ユネスコ北京事務所、中国広西壮族自治区教育委員会
- イ 実施期間:2003年1月~2006年10月
- ウ 概要:中国の広西壮族自治区の少数民族女子に対する教育の機会を増やし、教育の質を向上させることを目的として、少数民族女子を対象に基礎科目及び技術科目を教育するとともに、教員及び教育局の教育担当官に対しても研修を実施した。
(43)メキシコ文化省協力プロジェクト
- ア 実施機関:メキシコ文化省、ユネスコ本部文化局
- イ 実施期間:2003年1月~2004年11月
- ウ 概要:メキシコ先住民の文化や文化的同一性を保護し振興するために、大衆・先住民文化組織の研究や評価を行うと共に、地域活動家への訓練を実施した。
(44)ナイジェリア科学技術革新システム改革支援
- ア 実施機関:ナイジェリア科学技術省、ユネスコ本部科学局
- イ 実施期間:2004年3月~2010年3月
- ウ 概要:アフリカのナイジェリアにおいて、科学技術政策に携わる関係者の訓練、ナイジェリアの科学技術及び技術革新に関する政策や計画、先行投資的な分析の実施、科学技術及び技術革新分野における行動計画の策定、政府機関及び大学研究機関における科学技術及び技術革新プログラムの国際的評価の実施を通じて、ナイジェリアの科学技術システムの包括的な分析と開発を行った。
(45)イエメン基礎教育教師トレーニング
- ア 実施機関:イエメン教育省、ユネスコ・カイロ事務所
- イ 実施期間:2003年1月~2005年11月
- ウ 概要:中東のイエメンにおいて、教材作成して教師訓練を行い、訓練指導者のためのワークショップ等を開催し、初等・基礎教育の充実に貢献した。
(46)「知識社会の建設に向けて教育能力開発のための情報通信技術」プロジェクト(南東欧ICTプロジェクト)
- ア 実施機関:ユネスコ教育情報通信機関(IITE)
- イ 実施期間:2003年3月~2005年2月
- ウ 概要:南東欧地域において、ICTを利用した分析的データ開発、上級教職員の訓練、教育に関する国家行動計画の実施のための関連教材作成等を行い、各国における教育計画や政策の策定を促進した。
(47)PANA(Pan-African News Agency)支援フォローアップ
- ア 実施機関:ユネスコ本部コミュニケーション局、PANA
- イ 実施期間:2003年2月~2004年2月
- ウ 概要:この信託基金により実施したPANA支援プロジェクトの継続案件として、ネットワーク担当職員の作業能力を安定させ、日常業務の円滑な促進等のために必要な訓練、再訓練を実施した。
(48)若手研究者フェローシップ・プログラム(第2フェーズ)
- ア 実施機関:ユネスコ本部対外関係協力局
- イ 実施期間:2002年12月~2006年12月
- ウ 概要:開発途上国及びパレスチナの修士又は博士号を取得した若手研究者を対象として、環境、文明間対話、情報通信技術、平和的な紛争解決の分野における研究調査のために奨学金を供与した。
(49)ケニア・エイズ予防教育プログラム
- ア 実施機関:ケニア教育科学技術省、ユネスコ・ナイロビ事務所
- イ 実施期間:2003年1月~2006年9月
- ウ 概要:アフリカのケニアにおいて、学齢期にある子供達をエイズ被害の拡散から保護することを目的とし、その予防教育を適切に行うために、教材や教育カリキュラムの改訂を行うとともに、小・中学校教員を対象としたエイズ対策訓練教材の利用のための研修を実施した。
(50)リベリア教育省特別教育班の設立支援
- ア 実施機関:リベリア教育省
- イ 実施期間:2003年3月~2005年4月
- ウ 概要:アフリカのリベリアにおいて、障害児童や青年に関する調査・分析、その支援戦略の策定、教育プログラム教材の作成、それに携わる訓練者や特別教育班職員の訓練等を通じて、基礎教育機会の拡大、種々の障害を負っている子供や青年への支援を行った。
(51)モーリタニア読書事業開発
- ア 実施機関:ユネスコ・ラバト事務所、モーリタニア政府
- イ 実施期間:2003年7月~2005年12月
- ウ 概要:アフリカのモーリタニアにおいて、小規模図書館を各地に設立し、住民に読書に親しむ機会を与えることを通じて、知識普及や識字促進に努めるとともに、図書館や書籍に関する人材育成を実施した。
(52)ユネスコ・アフリカ能力開発国際研究所(IICBA)におけるアフリカ教師教育強化
- ア 実施機関:ユネスコ・アフリカ能力開発国際研究所(IICBA)
- イ 実施期間:2002年12月~2005年12月
- ウ 概要:南アフリカ大学における数学教育、学校運営に関する修士課程講座の実施、CD-ROMとウェブサイト作成のためのICT活用に関するワークショップの開催、スーダン科学技術大学におけるICT活用に関する修士課程講座設置を通じて、アフリカ教師教育の強化を進め、教育の質の向上と普及を行った。
(53)恵まれない青年層のための地域密着型識字及び生活技術教育プログラムのための能力開発
- ア 実施機関:ユネスコ教育研究所(UIE)、財団法人ユネスコ・アジア文化センター(ACCU)が協力
- イ 2003年10月~2007年3月
- ウ 概要:アジアの中国、バングラデシュ、インド、アフリカのマリ、ニジェール、ザンビアにおいて地域社会調整者や青年層指導者の能力開発を通じて、地域社会に根付いた学習活動の質の向上に貢献した。
(54)ケニアにおけるEFA目標及びMDGs達成のための地域活動強化
- ア 実施機関:ケニア教育科学技術省、ナイロビ大学、ユネスコ・ナイロビ事務所
- イ 実施期間:2003年4月~2004年11月
- ウ 概要:アフリカのケニアにおける初等教育の無償化を実現するために、ニーズ評価を行うと共に、地域共同体に対する啓発活動を実施した。
(55)シエラレオネにおける地域・管区教育視学部局能力強化支援
- ア 実施機関:シエラレオネ教育科学技術省、ユネスコ・ダカール事務所
- イ 実施期間:2003年8月~2005年1月
- ウ 概要:アフリカのシエラレオネにおける訓練ワークショップの開催等を通じて、地方の教育行政に携わる視学官や指導官を育成し、その活動を支援した。
(56)カーボヴェルデの遠隔教育を通じた教員能力強化
- ア 実施機関:カーボヴェルデ教育・人的資源活用省、ユネスコ・ダカール事務所
- イ 実施期間:2003年11月~2008年4月
- ウ 概要:アフリカのカーボヴェルデにおいて、ICT技術を通じた教育関係者への研修等により同国の教育の質の向上を図った。
(57)ブルキナファソにおける教育システム人的資源開発
- ア 実施機関:ユネスコ本部教育局
- イ 実施期間:2003年1月~2006年12月
- ウ 概要:アフリカのブルキナファソにおける高等師範学校生徒への研修、教育機材供与等による高等師範学校の機能強化と大学生の留学支援や奨学金供与による人材強化を行った。
(58)イラク教育ニーズアセスメント
- ア 実施機関:ユネスコ本部教育局
- イ 実施期間:2003年1月~2005年4月
- ウ 概要:イラクの教育分野におけるニーズ調査を実施するための人材を育成し、その調査を実施した。
(59)タンザニア不就学児童のための初等教育代替アプローチ
- ア 実施機関:タンザニア教育文化省、ユネスコ・ダルエスサラーム事務所
- イ 実施期間:2004年1月~3月
- ウ 概要:アフリカのタンザニアにおいて、不就学児童や青年への代替教育の機会を提供するために、主任指導者や職員への訓練を実施すると共に、指導者のための各種教材等を提供した。
(60)タンザニア公開大学の人的資源能力開発
- ア 実施機関:タンザニア公開大学、ユネスコ・ダルエスサラーム事務所
- イ 実施期間:2003年12月~2004年6月
- ウ 概要:アフリカのタンザニア公開大学の地域事務所長及び職員を対象として、ICTを用いた遠隔教育の運営等に関する訓練を実施した。
(61)インドネシア宗教学校教育支援
- ア 実施機関:インドネシア宗教関係省、ユネスコ・ジャカルタ事務所
- イ 実施期間:2006年1月~2006年6月
- ウ 概要:インドネシアにおける宗教学校(Madrasah Schools)及び一般学校の双方を対象とした統合された基礎教育システムを発展させ、宗教学校の教育の質を向上させるために、宗教学校に対して学校運営、地域社会への参加、学習指導等に関する支援を行った。
(62)トーゴ教育システムにおける能力及び人的資源開発
- ア 実施機関:トーゴ教育省、ユネスコ本部教育局
- イ 実施期間:2004年1月~2006年3月
- ウ 概要:アフリカのトーゴにおける師範学校等の校長や教師に対する研修の実施、研究のための奨学金の授与、ロメ大学中央図書館への支援、教育省生涯教育部局職員への研修実施等を通じて、トーゴの教育の質の向上や教師・教育担当者の勤務環境の改善を図った。
(63)東ティモール科学技術教育支援
- ア 実施機関:ユネスコ・ジャカルタ事務所
- イ 実施期間:2004年4月~2006年12月
- ウ 概要:アジアの東ティモールにおける科学技術教育の普及のために、東ティモール大学の学生や教員に対する訓練等を行った。
(64)モンゴル放牧業従事者のための包括的移動式教育・文化サービスの提供
- ア 実施機関:モンゴル科学・技術・教育・文化省、ユネスコ北京事務所
- イ 実施期間:2003年6月~2006年11月
- ウ 概要:モンゴルにおいて10郡を対象に移動可能な文化・教育サービスを提供することを通じて、放牧業に従事する家庭の就学前児童の教育に対する両親や地域社会の啓蒙を行った。
(65)ガンビア遠隔教育・訓練に係る能力開発支援
- ア 実施機関:ユネスコ・ダカール事務所
- イ 実施期間:2003年8月~2005年6月
- ウ 概要:アフリカのガンビアにおいてラジオやインターネットなどの公開・遠隔教育手段を使用して、カリキュラムや各科目の教授法を改良するために教育関係者への研修等を行い、同国の教育の質に貢献した。
(66)世界水アセスメント計画(第2フェーズ)
- ア 実施機関:ユネスコ本部科学局、WWAP事務局
- イ 実施期間:2003年7月~2006年12月
- ウ 概要:地球規模で拡大し、開発途上国の人々の生活や社会基盤等を揺るがす水問題に対して効果的に取り組むため、水問題の調査や分析のための人材の育成や、データベース作成及び指標の開発等を通じて各国の人材育成を行った。世界水開発報告書の第2版を刊行した。
(67)パキスタン教育計画・管理・ガバナンスに係わる国内トレーニング・プログラム
- ア 実施機関:パキスタン教育省、ユネスコ・イスラマバード事務所
- イ 実施期間:2004年3月~2005年3月
- ウ 概要:南アジアのパキスタンにおける州や管区の教育計画、管理、ガバナンスに関係する訓練を通じて、州及び管区の教育管理者等の能力開発を行った。
(68)コンゴ民主共和国のゴマにおける人的資源開発支援
- ア 実施機関:ユネスコ・ナイロビ事務所
- イ 実施期間:2003年8月~2004年11月
- ウ 概要:アフリカ、コンゴ民主共和国のゴマにおいて中等教育教師を対象にしたワークショップの開催、教科書配布、成人識字教育の概説書の作成及びワークショップ開催を通じて、成人識字教育の質の向上に貢献した。
(69)エチオピア技術・職業教育及び訓練に係る人的資源開発
- ア 実施機関:エチオピア教育省
- イ 実施期間:2005年3月~2007年12月
- ウ 概要:アフリカのエチオピア政府が確立した技術教育訓練システムを有効に機能させるために、教育省・技術教育訓練センター所長、職人、指導者、訓練者等に各種訓練を実施し、機械、電気、建築学科のカリキュラム改訂を行った。
(70)ブラジル青年及び成人層の非識字撲滅
- ア 実施機関:ブラジル教育省、ユネスコ・ブラジリア事務所
- イ 実施期間:2005年5月~2006年12月
- ウ 概要:南米のブラジルにおいて、不平等、貧困、麻薬等を原因とする犯罪が数多く発生しているところ、刑務所において犯罪者の社会復帰を支援するために、非識字者を減らし、教育の質の向上を図った。
(71)エチオピアのラリベラ世界遺産保存及び開発に係る人的・社会的資源開発
- ア 実施機関:エチオピア文化省、文化遺産研究・保存機関
- イ 実施期間:2004年9月~同年10月
- ウ 概要:アフリカのエチオピアにおいて、手工芸家、文化行政関係者等を対象としたワークショップ開催を通じて、世界遺産を有するラリベラ地域の手工芸家の能力強化を図り、同地域の経済発展や世界遺産の保存に貢献した。
(72)ボスニア・ヘルツェゴビナの初等・中等教育のためのカリキュラム開発者トレーニング
- ア 実施機関:ユネスコ国際教育局(IBE)、ユネスコ・サラエボ事務所
- イ 実施期間:2003年9月~2004年12月
- ウ 概要:南東欧のボスニア・ヘルツェゴビナにおいて、ワークショップ開催等により政策決定者、専門家及び実務従事者のカリキュラム開発能力を向上させ、国際水準に合わせた訓練内容の作成を通じて、管理能力向上のための訓練を実施した。
(73)セネガル中等教育代用教員に対する継続遠隔トレーニング
- ア 実施機関:ユネスコ・ダカール事務所、セネガル国家教育省
- イ 実施期間:2003年9月~2005年12月
- ウ 概要:アフリカのセネガルにおいて、代用教員に証明書を授与する遠隔訓練システムを立ち上げ、全国に訓練センターを設置することで勤務先学校周辺における継続訓練の機会を確保し、訓練のフォローアップや評価メカニズムを確立することを通じて教育の質の向上に貢献した。
(74)ギニア小学校教師に対する仏語・数学教授法に係る遠隔地トレーニングとEFAプログラム支援
- ア 実施機関:ギニア政府(国立遠隔教育局)、ユネスコ・ダカール事務所
- イ 実施期間:2004年5月~2006年6月
- ウ 概要:アフリカのギニアにおいて、小学校教師への仏語及び数学に関する訓練の実施、国立遠隔教育局の整備、EFAのための啓発活動やギニア教育関係者への訓練を通じてEFAプログラムを支援した。
(75)スリナム教育セクター能力開発プロジェクト
- ア 実施機関:スリナム教育・コミュニティ開発省、ユネスコ・キングストン事務所
- イ 実施期間:2004年6月~2006年6月
- ウ 概要:カリブ地域のスリナムにおいて、教育政策の作成及び実施に関する訓練を通じた人材育成並びに学位授与の仕組みを準備することにより、同国の教育の質を向上させ、ひいては社会・経済開発を支援した。
(76)アルジェリア教育制度改革支援
- ア 実施機関:アルジェリア教育省、ユネスコ教育関係機関(IIEP、IBE等含)、ユネスコ・ラバト事務所
- イ 実施期間:2003年11月~2006年6月
- ウ 概要:アフリカのアルジェリアにおいて、教育の質や効率性に関する戦略を担当する関係機関・部局の強化や教員等の訓練を通じて、教育制度改革の実施を支援した。
(77)ベトナム貧困削減及びコミュニティ開発のための学校外教育
- ア 実施機関:ベトナム教育訓練省、ユネスコ・ハノイ事務所
- イ 実施期間:2003年10月~2006年10月
- ウ 概要:ベトナム中央山岳地域(6地域)において、識字教育センターを活用した貧困削減のための学校外教育の拡大、地域社会参加の促進、識字教育センターの質の向上に貢献した。
(78)ブータン小学校校長の管理能力及び指導力向上
- ア 実施機関:ブータン保健教育省、ユネスコ・ニューデリー事務所
- イ 実施期間:2004年12月~2007年10月
- ウ 概要:南アジアのブータンにおいて、小学校運営に関するニーズ分析を行い、小学校校長の管理能力や指導力の向上を図り、初等教育レベルにおける生徒の学習習熟度及び目標達成度の向上に貢献した。
(79)識字開発とエイズ予防・沈静のためのガイアナ支援
- ア 実施機関:ガイアナ教育省、ユネスコ・キングストン事務所
- イ 実施期間:2004年5月~2006年6月
- ウ 概要:中米のガイアナにおいて、識字やエイズ教材を利用して、教師等に対する訓練及び啓蒙活動を実施するほか、これら教材配布や関連機材供与等により、ガイアナの国民・社会に対するエイズの社会・経済的影響を削減し、識字率向上を目指した。
(80)カンボジア王立芸術大学の考古学及び建築学に係る人的資源開発
- ア 実施機関:カンボジア文化芸術省、カンボジア王立芸術大学、ユネスコ・プノンペン事務所
- イ 実施期間:2004年7月~2006年6月
- ウ 概要:カンボジア王立芸術大学の考古学及び建築学部の運営や管理、教育内容、教育環境の改善を通じて、管理能力の強化及び学術分野の人材強化のための人材育成を行った。
(81)スワジランド教師教育に係る能力開発
- ア 実施機関:スワジランド教育省、ユネスコ・ウィントフック事務所
- イ 実施期間:2004年6月~2006年7月
- ウ 概要:アフリカのスワジランドにおける教員養成学校のカリキュラムの見直しや教師等に対する訓練の実施等を通じて、教員養成学校や関係部局の能力強化を行い、同国の教育の質の向上に貢献した。
(82)バングラデシュ職業技術教育教師トレーニング
- ア 実施機関:バングラデシュ教育省、ユネスコ・ダッカ事務所
- イ 実施期間:2003年10月~2006年10月
- ウ 概要:南アジアのバングラデシュにおいて、技術職業教育教師訓練システムの見直しを行うことなどを通じて、実践的な訓練マニュアルを開発し、そのマニュアルを使用した訓練を実施するための主任指導者の訓練等を行い、同国の技術職業教育の質の向上に貢献した。
(83)南太平洋における遠隔地教育と参加型協議を通じた教師の地位向上
- ア 実施機関:ユネスコ・アピア事務所
- イ 実施期間:2005年4月~2006年12月
- ウ 概要:南太平洋の島嶼諸国を対象とした教員養成機関における教員養成プログラムの開発やワークショップの開催、教育省や教員組合の合同協議会の設置等を通じて、太平洋島嶼諸国の初等・中等教師の学歴・教授技術の向上やその地位の向上を図り、各国におけるEFA国家計画の実施に貢献した。
(84)ジャマイカのエイズ対策教育セクター支援
- ア 実施機関:ジャマイカ教育青年文化省、ユネスコ・キングストン事務所
- イ 実施期間:2004年3月~2005年12月
- ウ 概要:カリブ地域のジャマイカ国において、エイズ感染者数を減少させるために、教育青年文化省内にエイズ対応チームを設置し、エイズ対策教育訓練のための教材作成やその教材を用いた訓練、地域事務所への専門家の配置等を実施した。
(85)チェチェン共和国における教育省・教師支援職員の職業的技能向上に係る支援
- ア 実施機関:ロシア・チェチェン教育省
- イ 実施期間:2005年1月~2006年10月
- ウ 概要:ロシアのチェチェン教育省及び教員支援職員の計画、モニタリング、評価・報告、教育運営におけるICTの活用、教育法制分野における能力向上支援、学校長や助言者の学校運営、教育の質を向上させるための訓練を実施した。
(86)タンザニアTVT能力開発(アフリカIPDCプロジェクト)
- ア 実施機関:タンザニアTVT(民間テレビ局)
- イ 実施期間:2005年2月~2006年11月
- ウ 概要:アフリカのタンザニアにおいて、民間テレビ局の職員への訓練実施やニュース室等への機材整備を通じて、タンザニアのテレビ局の番組制作能力の向上を図るとともに、これら番組放送を通じて広く国民全体に情報を普及を行った。
(87)サントメ・プリンシペにおける新情報通信技術を活用した初等・中等教育教師の能力強化
- ア 実施機関:サントメ・プリンシペ高等科学技術研究所(ISP)、教育者訓練学校(EFOPE)、ユネスコ・ダカール事務所
- イ 実施期間:2004年1月~2006年8月
- ウ 概要:アフリカのサントメ・プリンシペにおいて教員不足を解消すべく、教員訓練教材を作成、教員訓練者を養成するとともに、ISP及びEFOPEへ遠隔教育用機材を供与し、教師訓練を実施した。
(88)イラク教育省への緊急支援
- ア 実施機関:イラク教育省、ユネスコ本部教育局、ユネスコ・アンマン事務所
- イ 実施期間:2004年1月~2006年8月
- ウ 概要:イラク戦争後、教育省の核となる職員の訓練を緊急に実施するとともに、電話会議システムの導入、関係者間の情報共有のためのウェブサイトの立ち上げ等を行った。
(89)アンゴラ教師教育支援
- ア 実施機関:アンゴラ教育省、ユネスコ・ウイントフック事務所
- イ 実施期間:2004年1月~2007年12月
- ウ 概要:アフリカのアンゴラにおいてEFA目標を達成するために、教員訓練のためのカリキュラム及び教材の開発並びに見直し、教員訓練者及び教員の訓練等を行った。
(90)コートジボワールのエイズ教育機関機能強化
- ア 実施機関:コートジボワール国家教育省、エイズ対策省、ユネスコ・アクラ事務所
- イ 実施期間:2004年1月~2006年3月
- ウ 概要:アフリカのコートジボワールにおいてエイズの蔓延を防ぎ、若者や教育者の健康を守るため、教育機関に設置された保健クラブを強化し、その活動を推進した。
(91)ガーナ教育制度の人的資源及び組織開発
- ア 実施機関:ガーナ教育省、ユネスコ・アクラ事務所
- イ 実施期間:2004年3月~2006年10月
- ウ 概要:アフリカのガーナにおいて、教師訓練機関の関係者や教員に対して教育計画や教授法に関する訓練を実施することにより、同国の人的資源及び教師訓練機関の能力強化を図り、ガーナの教育システムの強化に貢献した。
(92)カメルーン科学担当教師の能力開発プログラム及びマイクロサイエンスセンター技術能力向上
- ア 実施機関:カメルーン教育省、ユネスコ・ヤウンデ事務所
- イ 実施期間:2004年1月~2006年9月
- ウ 概要:アフリカのカメルーンにおいてマイクロサイエンスセンターの機能強化、教師、高等師範学校学生、視学官に対する研修の実施を通じて、同国における科学教育の質の向上、科学教育の普及に貢献した。
(93)ブルンジ中等教育教師の在職訓練のための高等師範学校による教師訓練・能力開発
- ア 実施機関:ブルンジ高等師範学校、ユネスコ・ブジュンブラ事務所
- イ 実施期間:2004年1月~2005年12月
- ウ 概要:アフリカのブルンジにおいて、高等師範学校における中等教育教師に対する研修の実施を通じて、教師の知識の増加やその質の向上及び同国の中等教育の質の向上に貢献した。
(94)コンゴ共和国の教員指導者及び初等教育教師の能力開発
- ア 実施機関:コンゴ共和国高等教育・科学研究省、初等・中等教育省、ユネスコ・ダカール事務所
- イ 実施期間:2004年4月~2006年11月
- ウ 概要:アフリカのコンゴ共和国において、教育方法の分析や教材見直し、教育計画実施のための教材作成や教員訓練のための教材作成、教員指導者への訓練、教員訓練等を通じてEFA目標の達成に貢献した。
(95)マダガスカルにおける教員指導者及び訓練センターの能力開発
- ア 実施機関:マダガスカル国家教育省、ユネスコ・ダルエスサラーム事務所
- イ 実施期間:2004年4月~2009年1月
- ウ 概要:アフリカのマダガスカルにおいて国立教師訓練所を中心とした教員訓練センターの能力を強化することを通じて、教員訓練を行い、EFA目標の達成努力を支援した。
(96)セーシェル遠隔地教育の能力開発
- ア 実施機関:セーシェル教育局、セーシェル・ユネスコ国内委員会、ユネスコ・ダルエスサラーム事務所
- イ 実施期間:2005年3月~2006年10月
- ウ 概要:大学が存在しないアフリカのセーシェルにおいて、高等教育を必要とするが留学ができない学生、高等教育を受けることができなかった成人等を対象として、遠隔地教育コースを提供するための調整・運営能力に関する支援を行うことで、教育の平等な提供と教育の質の確保に貢献した。
(97)モーリシャス初等教育の業績向上
- ア 実施機関:モーリシャス教育・科学研究省、モーリシャス国内委員会
ユネスコ・ダルエスサラーム事務所 - イ 実施期間:2004年3月~2008年7月
- ウ 概要:アフリカのモーリシャスにおいて、初等教育段階における中途退学者を減らすために、教授法等に関するワークショップ等の開催を通じて、質の高い教育の達成を図った。
(98)レソト王国における教師教育担当者の能力開発
- ア 実施機関:レソト教育大学、レソト教育訓練省、ユネスコ・ウィントフック事務所
- イ 実施期間:2004年4月~2006年7月
- ウ 概要:アフリカのレソトにおいて、教育大学やその職員の能力強化による教員教育制度の改善を通じて、質の高い教育の達成に貢献した。
(99)南太平洋諸国における教育セクター管理能力の向上のための統計情報作成及び利用能力開発
- ア 実施機関:ユネスコ・アピア事務所、ユネスコ統計研究所(UIS)
- イ 実施期間:2004年4月~2006年2月
- ウ 概要:教育分野の統計資料が完備されていない南太平洋島嶼諸国において、教育分野における効果的な管理のための各種統計資料の収集及びその利用のための人材育成を図った。
(100)カメルーン・メイガンガ共同体マルチメディアセンター(アフリカIPDCプロジェクト)
- ア 実施機関:ユネスコ国際コミュニケーション開発計画(IPDC)、ラジオTikiri FM運営委員会
- イ 実施期間:2004年12月~2006年5月
- ウ 概要:アフリカのカメルーンにおいて、民間ラジオ局をマルチメディアセンターを備えた共同体地域ラジオ局に変換するために、関係者の研修を実施し、また、住民にICTを紹介した。
(101)コンゴ民主共和国の教育能力強化支援
- ア 実施機関:ユネスコ本部教育局
- イ 実施期間:2004年8月~2006年7月
- ウ 概要:アフリカのコンゴ民主共和国において、視学官の能力強化を通じて、同国の教師選抜及び配置体制の強化並びに教師の専門的な教授能力の向上を図った。
(102)コンゴ共和国科学技術支援
- ア 実施機関:コンゴ共和国高等教育研究省、ユネスコ本部科学局
- イ 実施期間:2004年7月~2007年6月
- ウ 概要:アフリカのコンゴ共和国において、内戦により壊滅的な打撃を受けた国家の科学技術制度を見直し、科学技術分野に携わる人材を育成することを通じて、同国の経済発展、貧困削減を目指した。
(103)日・エジプト友好研究フェローシップ
- ア 実施機関:ユネスコ本部対外関係協力局
- イ 実施期間:2004年6月~2008年5月
- ウ 概要:開発途上国の女性研究者を対象として、ジェンダー問題、社会における女性の役割、女性と文化遺産、女性と平和文化及び開発、武力紛争時の女性の役割の分野に関するアレキサンドリア図書館(エジプト)での調査研究活動を支援した。
(104)パレスチナ占領地域における青年、成人及び恵まれない人々のためのEFA
- ア 実施機関:パレスチナ教育・高等教育省、ユネスコ・ラマラ事務所
- イ 実施期間:2004年12月~2007年6月
- ウ 概要:パレスチナ教育省の5カ年教育開発計画における優先目標である成人識字教育への支援、及び負傷して通学出来ない学生への学習機会の提供を目的として、教師へのワークショップを実施した。
(105)若手研究者フェローシップ(第3フェーズ)
- ア 実施機関:ユネスコ本部対外関係協力局
- イ 実施期間:2004年7月~2009年5月
- ウ 概要:開発途上国及びパレスチナの修士又は博士号を取得した若手研究者を対象として、環境、文明間対話、情報通信技術、平和的な紛争解決の分野における研究調査のために奨学金を供与した。
(106)マリ教育システムの人的資源及び組織開発
- ア 実施機関:ユネスコ・バマコ事務所、マリ国民教育省
- イ 実施期間:2005年12月~2007年8月
- ウ 概要:アフリカのマリにおいて教員訓練を通じた教育の質の向上、地方分権プロセス強化及び地域社会学校の統合の推進した。
(107)ニジェール教育システムの人的資源及び組織開発
- ア 実施機関:ユネスコ・バマコ事務所、ユネスコ本部教育局
- イ 実施期間:2005年1月~2006年10月
- ウ 概要:アフリカのニジェールにおいて、初等教育に携わる臨時教員等の能力向上のための研修を通じて、同国の教員不足を解消し、教育関係者の能力開発を行うことで、2015年までに初等教育の完全実施、及び児童が平等な教育を享受しうる環境の整備を行った。
(108)科学分野におけるチャド教師養成
- ア 実施機関:ユネスコ・ヤウンデ事務所、チャド政府
- イ 実施期間:2005年1月~2007年2月
- ウ 概要:アフリカのチャドにおいて、教員養成を通じた科学分野における実験の導入、学校における科学教育の向上、科学職業訓練の分野における女性の参加を促進した。
(109)ボツワナ中等学校エイズ管理のための指導技術開発
- ア 実施機関:ユネスコ・ハラレ事務所、ボツワナ教育省
- イ 実施期間:2005年4月~2008年6月
- ウ 概要:アフリカのボツワナにおいてエイズ被害の拡大を防止するため、中等教育でのエイズ予防教育に関する管理・指導技術を開発し、教材開発ワークショップの開催や教育関係者への訓練ワークショップの実施など、同国のエイズ予防教育の体制を強化した。
(110)初等教育開発のためのアフリカ・アジア大学間対話
- ア 実施機関:ユネスコ本部教育局、広島大学、JICA、国連大学(UNU)
- イ 実施期間:2005年6月~2009年12月
- ウ 概要:サブサハラ・アフリカ諸国を対象として基礎教育開発に携わっている高等教育機関をネットワーク化し、JICA、広島大学等と共同で各国の教育政策立案能力の改善に向けた政策研究を実施するとともに、アフリカ各国の教育施策担当者間の対話を促進することにより、相互の政策に反映することを目的とした。
(111)ギニアビサウ教師育成員及び基礎教育教員能力開発
- ア 実施機関:ギニアビサウ教育省、ユネスコ・ダカール事務所
- イ 実施期間:2005年10月~2008年10月
- ウ 概要:政治的不安定と武力紛争が原因で経済・社会開発が大幅に遅れているアフリカのギニアビサウにおいて、経済発展の基礎である教育開発、基礎教育教師の養成を行い、教育水準の向上に貢献した。
(112)エリトリア教員のための相互教育トレーニング
- ア 実施機関:エリトリア教育省、ユネスコ・ナイロビ事務所
- イ 実施期間:2005年5月~2007年5月
- ウ 概要:アフリカのエリトリアにおいて、対話型教育という手法を教員に習得させることにより、生徒の積極的な授業への参加を得て、より効果的な教授及び学習の実現を図った。
(113)ICTPフェローシップ
- ア 実施機関:アブダス・サラム理論物理学国際センター(ICTP)
- イ 実施期間:2005年10月~2009年12月
- ウ 概要:サブサハラ・アフリカ地域において、将来、それぞれの国で数学及び物理学の高等教育に従事することが期待される博士課程の若手研究者を対象として、更なる研鑽のために学資を支援し、ICTPで必要な研修を受けることで、次世代のアフリカ物理学者及び数学者の能力開発を支援した。
(114)視聴覚メディア訓練プロジェクト(ケニア)(アフリカIPDCプロジェクト)
- ア 実施機関:メディア組織を通じた開発(DTM: Development through Media)(ケニア民間団体)
- イ 実施期間:2005年8月~2007年3月
- ウ 概要:アフリカのケニアにおいてDTMを活用した視聴覚メディア従事者への訓練を実施した。規則的・系統的な訓練プログラムの編成、アフリカ内外の訓練機関との協力を行った。
(115)ガーナ人ジャーナリストのためのICT能力育成(アフリカIPDCプロジェクト)
- ア 実施機関:ガーナ・ジャーナリスト協会(GJA)
- イ 実施期間:2005年11月~2007年3月
- ウ 概要:アフリカのガーナにおいて民間団体であるジャーナリスト協会を支援することを通じて、ジャーナリストのICT分野における能力を強化し、インターネット利用、各種検索、紙面構成・デザイン等に関する能力を向上に貢献した。
(116)IIEPによる上級訓練プログラム
- ア 実施機関:ユネスコ国際教育計画研究所(IIEP)
- イ 実施期間:2005年10月~2007年7月
- ウ 概要:アジア・大洋州地域のモンゴル、トンガ、バヌアツ、バングラデシュにおいて、中長期的な視野にたって、教育計画に従事する人材の育成を行い、識字率と就学率の向上に貢献した。
(117)ラテン・アメリカ及びカリブ地域における学校指導開発のための地域ネットワーク強化
- ア 実施機関:ユネスコ・サンティアゴ事務所、チリ教育省、ラテン・アメリカ及びカリブ地域諸国の教育関係機関
- イ 実施期間:2005年10月~2007年6月
- ウ 概要:ラテン・アメリカ及びカリブ地域諸国のEFA目標達成のために、地域の関係諸国・機関と協力しつつ、同地域の教育の質の向上を主たる目的として、ユネスコが1998年に設立し管理している「教育指導開発地域ネットワーク」を強化し、拡充した。
(118)スーダン基礎教育トレーニング
- ア 実施機関:スーダン教育省、ユネスコ・カイロ事務所、ユネスコ本部教育局
- イ 実施期間:2005年3月~2007年8月
- ウ 概要:アフリカのスーダンにおいて基礎教育に従事している教員に対して、現職のままでの教授法教育を実施することを目的とする「訓練指導者」プログラムの開発及び実施を通じて、スーダンの基礎教育の質的向上に貢献した。
(119)南アフリカ共和国における持続可能な統合共同体イニシアティブ
- ア 実施機関:ユネスコ・ウィントフック事務所、南ア・ユネスコ国内委員会
- イ 実施期間:2005年12月~2008年8月
- ウ 概要:アフリカの南アフリカ共和国において識字率の低さ、エイズの蔓延及び人権侵害という相互に関係しあう3つのテーマに焦点を絞り、統合された教育モデルを使用したアプローチにより問題の解決を図り、生活水準の向上を実現することを目的とした。
(120)校長の能力強化を通じたパラオの教育の質向上
- ア 実施機関:ユネスコ・アピア事務所、パラオ・ユネスコ国内委員会
- イ 実施期間:2006年6月~2007年12月
- ウ 概要:南太平洋の小島嶼国であるパラオにおいて、全学校長を対象とした集中的な専門知識開発プログラムの実施や、教師のパフォーマンス評価・クラス運営能力の向上のための研修を行うことを通じて、学校長の能力を開発し、教育の質の向上に貢献した。
(121)ドミニカ音楽・文化産業保存及び促進のための能力開発
- ア 実施機関:ユネスコ・キングストン事務所、ドミニカ・コミュニティー開発・ジェンダー問題省
- イ 実施期間:2006年1月~2007年12月
- ウ 概要:カリブの小島嶼国であるドミニカにおいて、文化遺産観光の開発のための人材育成等を通じて文化遺産観光を振興に貢献した。
(122)視覚障害ドミニカ人へのブライユ点字コミュニケーション及び職業訓練を通じた能力強化
- ア 実施機関:ユネスコ・キングストン事務所、ドミニカ教育省
- イ 実施期間:2005年10月~2007年9月
- ウ 概要:カリブの小島嶼国であるドミニカにおいて視覚障害ゆえに経済危機の影響を受けやすい人々に対して、教育や、その結果としての就業の機会を拡大することを通じて、ドミニカ社会の発展に貢献した。
(123)ナミビアの教師教育に係る能力育成及び人材育成
- ア 実施機関:ナミビア教育省及び国立教育開発研究所(NIED)、ユネスコ本部教育局、ユネスコ・ウィントフック事務所
- イ 実施期間:2005年12月~2007年3月
- ウ 概要:アフリカのナミビアにおいては、独立後、教育制度の向上が大きな課題となっているところ、教育大学の幹部職員や教員指導者の能力開発を行うことを通じて、ナミビアの教育の質の向上やミレニアム開発目標(MDGs)及びEFA目標の達成に貢献した。
(124)パキスタンにおける教育従事者の能力開発
- ア 実施機関:ユネスコ・イスラマバード事務所
- イ 実施期間:2006年8月~2007年10月
- ウ 概要:教育の地域格差及び指導者ごとの格差が著しいパキスタンにおいて、教育に関する決定を行う際の地域共同体の最大限の参画を促し、地方政府がEFA目標を達成できるように支援しながら、教育従事者の能力開発を行った。
(125)ポレジー生物圏ネットワーク
- ア 実施機関:人間と生物圏(MAB)国内委員会(ベラルーシ、ポーランド、ウクライナ)と関連科学機関、ユネスコ本部科学局
- イ 実施期間:2006年2月~2008年4月
- ウ 概要:ベラルーシ、ポーランド、ウクライナに挟まれたポレジー地域では、環境悪化が原因でポレジー地方の貴重な生態系が深刻な危機に瀕していることから、この地域での生物圏保護区の設立及び関係国を結ぶ科学的ネットワークの立ち上げを支援した。
(126)スワジランド教育セクター能力開発(EDUCAIDS)
- ア 実施機関:ユネスコ・ウィントフック事務所
- イ 実施期間:2006年1月~2009年3月
- ウ 概要:2004年よりユネスコが推進している「教育及びエイズに係るグローバル・イニシアティブ(EDUCAIDS)」の枠組みの中で、アフリカのスワジランドにおけるエイズ被害への対応能力向上のために、教育セクター関係者の能力開発を行った。
(127)中央アフリカ科学分野教師能力開発
- ア 実施機関:ユネスコ・ヤウンデ事務所
- イ 実施期間:2006年2月~2008年3月
- ウ 概要:2000年初頭の武力紛争、社会的混乱を経て、現在正常化・安定化の道を模索している中央アフリカ共和国において、科学分野における教員の質を確保するために、物理・化学・自然科学に関する実践的な授業を導入・普及で貢献した。
(128)赤道ギニアにおける科学分野教師育成
- ア 実施機関:ユネスコ・リーブルビル事務所
- イ 実施期間:2006年3月~2007年10月
- ウ 概要:国内唯一の大学に科学講座のないアフリカの赤道ギニアにおいて、大学に科学講座を設置し、科学教員の育成やカリキュラムの開発を行うことで、同国の教育の質を高めることに貢献した。
(129)モザンビーク教師教育機関のエイズ対策に係る能力向上(EDUCAIDS)
- ア 実施機関:ユネスコ・マプート事務所
- イ 実施期間:2006年4月~2008年9月
- ウ 概要:アフリカのモザンビークにおいては、エイズの蔓延により、教師の減少・不在が生じ、孤児の数も増え続けているところ、エイズ流行の原因であるとされる貧困、社会経済的な不平等や男女間の不平等をなくし、エイズの広がりを防ぐために、2004年よりユネスコが推進している「教育及びエイズに係るグローバル・イニシアティブ(EDUCAIDS)」の枠組みの中で、教師に対してエイズ予防教育の方法を教授した。
(130)セントルシアにおける教育セクター能力開発(電子政府、デジタル情報、コミュニケーション)
- ア 実施機関:ユネスコ・キングストン事務所
- イ 実施期間:2006年6月~2008年5月
- ウ 概要:経済的に脆弱で自然災害などの被害を受けやすいカリブの小島嶼国であるセントルシアにおいて、教育セクター開発計画、電子政府システム及びデジタル情報の分野で同国の人材育成を促進することで、EFA目標の達成や情報の自由な流通の促進及びICT利用を通じての共同体の能力向上を図った。
(131)レソトにおけるエイズ問題対処のための教育セクター能力強化(EDUCAIDS)
- ア 実施機関:ユネスコ・ウィントフック事務所
- イ 実施期間:2006年3月~2009年3月
- ウ 概要:1986年以降、エイズの劇的な拡大に苦悩するアフリカの小国であるレソトにおいて、「教育及びエイズに係るグローバル・イニシアティブ(EDUCAIDS)」の枠組みの中で、ワークショップやセミナーの実施を通じて、政策立案者及び教育関係者の能力開発を行った。
(132)ブルンジの若者に対するエイズ予防(EDUCAIDS)
- ア 実施機関:ユネスコ・ブジュンブラ事務所
- イ 実施期間:2006年4月~2007年7月
- ウ 概要:エイズ被害の拡大が進むアフリカのブルンジにおいて、2004年よりユネスコが推進している「教育及びエイズに係るグローバル・イニシアティブ(EDUCAIDS)」の枠組みの中で、青少年にエイズ予防に必要な情報を与え、彼らの危険な性行動を抑止・変更させて、エイズ被害の拡大防止に貢献した。
(133)エルサルバドルにおける若年者発展と暴力予防
- ア 実施機関:ユネスコ本部セクター横断WG、ユネスコ・サンホセ事務所
エルサルバドル教育省 - イ 実施期間:2006年3月~2008年12月
- ウ 概要:中米のエルサルバドルにおいて、教育関係者への危機管理ワークショップの実施やメディアを通じた広報啓発活動を通じて、若年者の社会的な融合を促進し、暴力の防止に努め、若年者が暴力の被害者又は加害者となる可能性を減らすことに貢献した。
(134)ジブチにおける技術職業教育に係る能力開発及び人的資源の開発
- ア 実施機関:ジブチ国家高等教育省、ユネスコ本部教育局
- イ 実施期間:2006年6月~2008年5月
- ウ 概要:将来、労働力の不足が予想されるアフリカのジブチにおいて、2001年のユネスコ総会で採択された「技術職業教育に関する改訂された勧告」に基づいた国家高等教育省の能力開発とジブチの技術職業教育システムの強化をすることを目的としている。
(135)セントビンセント及びグレナディーン諸島における識字学習教材作成のための能力開発
- ア 実施機関:セントビンセント及びグレナディーン諸島教育省、ユネスコ本部教育局
- イ 実施期間:2006年6月~2007年9月
- ウ 概要:識字教育教材の不足と「非識字者」という社会的不名誉を理由とした識字教育プログラムへの男性参加者不足に悩まされている中米の小島嶼国であるセントビンセント及びグレナディーン諸島において、教材の数を増やし、メディア等を使って学習機会を広げることで、EFA目標(2015年までに成人識字率の50%改善)を達成することに貢献した。
(136)エイズ被害の拡大に対する効果的な教育省の能力強化(EDUCAIDS)
- ア 実施機関:ジャマイカ青年文化教育省(MOEYC)
- イ 実施期間:2006年7月~2009年7月
- ウ 概要:ジャマイカにおいて、エイズの被害の拡大を封じ込め、エイズ感染者・被害者の汚名や差別的待遇を解消していくことを通じて、教育及びエイズに関する国連ミレニアム開発目標(MDGs)を達成するためのジャマイカの努力を支援し、そのためのMOEYCの能力強化等を行った。
(137)若手研究者フェローシップ・プログラム(第4フェーズ)
- ア 実施機関:ユネスコ本部対外関係協力局
- イ 実施期間:2006年7月~~2011年7月
- ウ 概要:発展途上国より毎年20名計40名の大学院レベルを終了した研究者(40歳以下)を対象として、環境、文明間対話、ICT、紛争の平和的解決の分野における研究調査のフェローシップを行った。
(138)モンゴルにおける放牧業従事者のための包括移動教育・文化サービス提供プロジェクト(第2フェーズ)
- ア 実施機関:モンゴル科学教育文化省
- イ 実施期間:2007年1月~2009年6月
- ウ 概要:広大な土地を有するモンゴルにおいて、教育へのアクセスが困難な状況にある遊牧生活を営む放牧業従事者を対象とした、教育・文化サービスの提供を拡大・改善を行う。また、就学前児童の就学準備のための親の知識・教授法を改善した。
(139)中央アフリカ共和国のメディアに対する短期集中緊急トレーニング
- ア 実施機関:ユネスコ・ヤウンデ事務所
- イ 実施期間:2006年8月~2008年9月
- ウ 概要:メディア部門の自由化を進める中央アフリカ共和国において、セミナーや訓練を通じて、現職のジャーナリストとメディアトレーナーの能力開発向上に貢献した。
(140)ニカラグアにおける青年の発達と暴力の防止プロジェクト
- ア 実施機関:ユネスコ・サンホセ事務所、ユネスコ本部セクター横断WG
- イ 実施期間:2006年9月~2009年12月
- ウ 概要:暴力の犠牲者であると同時に暴力を永続化させる主体である青年の発達を支援することで、青年を社会に同化させ、暴力を削減することに貢献した。
(141)セントクリストファー・ネーヴィスにおける技術職業教育訓練
- ア 実施機関:教育・青年・社会開発・共同体・ジェンダー問題担当省
ユネスコ・キングストン事務所 - イ 実施期間:2006年10月~2008年3月
- ウ 概要:カリブ海のセントクリストファー・ネーヴィスにおいて、350年続いた砂糖工場の閉鎖により1540人が職を失ったため、雇用機会の見直しが必要となった。そこで、下工場労働者及び中高生、非熟練青年労働者等を対象に技術職業教育訓練を実施し、就職の可能性を広げることに貢献した。
(142)世界水アセスメント計画(WWAP)に係る外部評価の実施
- ア 実施機関:ユネスコ(WWAP:世界水アセスメント計画事務局)
- イ 実施期間:2006年10月~2007年5月
- ウ 概要:2000年から2006年までのWWAP活動全体を対象とした外部評価を実施することで、本信託基金を通じて日本が支援を行っている本件の成果を確認した。
(143)ナイジェリアのエイズ被害に対する包括的な教育セクターの取組み
- ア 実施機関:ナイジェリア教育省、ユネスコ・アブジャ事務所
- イ 実施期間:2007年1月~2008年5月
- ウ 概要:EFA目標の実現やジェンダー、エイズ予防教育、貧困削減等に関するミレニアム開発目標の達成を目指すナイジェリアにおいて、エイズ被害の拡大を抑制し、教育セクターの人材育成を行ない、エイズ問題への対応の強化に貢献した。
(144)イエメン基礎教育教師トレーニング(第2フェーズ)
- ア 実施機関:イエメン教育省、ユネスコ・カイロ事務所
- イ 実施期間:2007年3月~2008年8月
- ウ 概要:イエメンでは教育に対する需要が高まっているが、訓練された良質の教師を揃えるための教育制度が整っていない。そこで、イエメンの教育制度を改革し、教育の質を向上させる手段の一つとして、初等教育に従事する教師の訓練を行った。
(145)カリブ地域の教育に関する統計能力開発
- ア 実施機関:カリブ地域諸国の教育省及び国立統計事務所、ユネスコ・キングストン事務所
- イ 実施期間:2007年3月~2009年8月
- ウ 概要:カリブ地域のEFA目標達成のために、カリブ地域諸国の教育データの収集及び分析能力を高め、2007~2008年の同地域のEFAモニタリング報告書を作成した。
(146)モーリタニアにおける教育開発支援事業
- ア 実施機関:モーリタニア経済・社会問題省、ユネスコ・ラバト事務所
- イ 実施期間:2007年1月~2009年12月
- ウ 概要:モーリタニアにおいて、万人のための教育(EFA)目標である「成人識字率の向上」及び「初等教育の質の向上」を達成するための活動を加速させるために、同国の教育に携わる人材の能力を強化した。
(147)メキシコでの教育セクターによる包括的なエイズ問題への対応に係る戦略及び行動計画の作成(EDUCAIDS)
- ア 実施機関:メキシコ・ユネスコ国内委員会、ユネスコ・メキシコ事務所
- イ 実施期間:2007年1月~2008年12月
- ウ 概要:エイズ予防教育の観点から政策決定者、市民社会の代表者等に対する啓蒙活動を行いつつ、教育セクターにおける包括的なエイズ問題への対応に係る計画を策定した。
(148)世界水アセスメント計画(WWAP)(第3フェーズ)
- ア 実施機関:ユネスコ本部科学局水科学部(WWAP事務局)
- イ 実施期間:2007年2月~2010年10月
- ウ 概要:地球規模で拡大し、開発途上国の人々の生活・社会基盤等を揺るがす水問題の解決に効果的に取り組むために、統合的な水管理・施策を実施するための基礎となる水問題の調査に関連する人材を育成し、水に関する指標の開発、世界的な水データベースの作成、水問題に起因する紛争への取組み、世界水開発報告書(WWDR)の発表、広報・啓発等を実施する。
(149)コンゴ(民)における初等・中等教育教員視学官養成
- ア 実施機関:ユネスコ・キンシャサ事務所、コンゴ(民)国立師範大学
- イ 実施期間:2007年4月~2008年3月
- ウ 概要:10年以上に及ぶ社会政治的な混乱が原因となり、コンゴ(民)では教育関係者及び教員の数的不足とその質の著しい低下が生じている。本件事業では、同国の地方で職務に従事している視学官の教員訓練及び管理能力を向上させることを通じて、地方に勤務する教員の質の向上を実現し、EFA目標やミレニアム開発目標の達成に貢献した。
(150)トリニダード・トバコにおける教育の質確保のための能力開発
- ア 実施機関:トリニダード・ドバゴ教育省、ユネスコ・キングストン事務所
- イ 実施期間:2007年4月~2009年5月
- ウ 概要:南カリブ海に位置し、主に二つの島と21の島嶼から構成されるトリニダード・トバゴはカリコムで主導的な役割を担う多文化・多民族国家である。同国は極めて高い初等教育就学率及び識字率を有するが、その質は民族、文化、地域により不均衡があることから、同国教育省は、本業務を通じて、教育システム改革の一環として、教育行政向上のための教育管理情報システムの導入、また教育サービスの質のモニタリングを実施するための教育省の能力開発支援を図り、質の高い教育の確保を行った。
(151)エクアドルにおける統合文化政策強化支援及び能力開発
- ア 実施機関:ユネスコ・キト事務所、エクアドル文化省
- イ 実施期間:2007年5月~2008年7月
- ウ 概要:本件事業では、「文化に関する10年計画」の策定、文化セクターの機構改革、文化政策に従事する人材育成、メディアの啓発等を通じて、エクアドルの文化政策実施能力の強化に貢献した。
(152)アゼルバイジャンにおける職業訓練の活性化
- ア 実施機関:ユネスコ・モスクワ事務所、アゼルバイジャン教育省
- イ 実施期間:2007年6月~2012年1月
- ウ 概要:1991年のソビエト連邦崩壊により独立したアゼルバイジャンは、石油財源を人的資本の強化に活かし続け、国内予算の17%を教育費が占める教育国家であるが、教育制度改革の中で解決すべき課題も多い。2005年、国家教育委員会の政策に沿う形で、教育分野での同国とユネスコとの協力に関する覚書が署名され、職業技術教育(TVET)の活性化、教員教育に係る人材育成支援、欧州水準の高等教育の質保証、組織的な管理能力の向上等を通じて、教育制度改革を進めることとなった。本件は覚書の項目の一つである、技術職業教育システムの活性化を支援した。
(153)ミクロネシア及びマーシャルにおける教員訓練及び現職教員の能力強化を通じた教育の質の改善
- ア 実施機関:ユネスコ・アピア事務所、ミクロネシア連邦教育省、マーシャル諸島教育省
- イ 実施期間:2007年8月~2009年12月
- ウ 概要:ミクロネシア連邦及びマーシャル諸島では、過去十数年の間に基礎教育への平等なアクセスが急速に実現されつつあるが、主として離島における教員の質の向上やその結果としての教育の質の向上を実現することが急務となっている。本件では、生徒のパフォーマンスを改善することを目的とした結果重視型訓練プログラムを導入することを通じて、教員訓練者及び現職教員に対する訓練を実施し、両国の教育の質の向上(EFA目標6)に貢献した。
(154)ザンビアEDUCAIDS
- ア 実施機関:ユネスコ・ハラレ事務所
- イ 実施期間:2007年6月~2009年3月
- ウ 概要:深刻なエイズ被害と、治療薬や予防ワクチンの不足に直面するザンビアにおいては、エイズ被害の拡大を防ぐために政府により様々な政策が実施されている。本件では、エイズに関する国民の関心を惹起し、正しい情報を国民に提供し、必要な予防手段を理解してもらうことを目的として、特に10歳から24歳の若年層のエイズ感染者の減少と予防のために、エイズ対策戦略の策定、教員訓練カレッジ学校長及び教員訓練職員の能力開発、教員訓練プログラムへのエイズ予防教育の導入を通じて、包括的にエイズ問題への対応に貢献した。
(155)ネパールにおける紛争後のエンパワーメント及び貧困削減
- ア 実施機関:ユネスコ・カトマンズ事務所、ネパール教育・スポーツ省
- イ 実施期間:2007年7月~2009年3月
- ウ 概要:ネパールでは、1996年以降マオイストによる武力闘争が原因で、教育システムの崩壊、経済の停滞など市民生活が大きく混乱しており、社会的不平等の存在や低い生活水準に起因した国民の不満が高まり、近年の暴動の要因ともなっている。本件では、上記の状況を改善すべく策定された「貧困削減戦略ペーパー」(PRSP)にて、識字率の向上が強調されていることを踏まえ、将来的な全国識字キャンペーンの実施も視野に入れつつ、地方在住者、マイノリティ、女性、若者、障害者等社会の周辺部分に押し込められている人々を主たる対象として、識字教育を実施した。
(156)太平洋地域国における統計能力開発事業:第2フェーズ
- ア 実施機関:ユネスコ統計研究所(UIS)、ユネスコ・バンコク事務所、ユネスコ・アピア事務所
- イ 実施期間:2007年9月~2008年11月
- ウ 概要:信頼性の高い教育関連データは、政府がEFA目標の達成に向けて適切な政策を策定・実施する上で欠かせないものであるが、本件は、教育分野の統計資料が完備されていない太平洋地域諸国を対象として、教育分野における政府のマネージメント能力を整備・強化するため、各国の教育統計情報の分析、作成及び使用能力を整備することを目的とした持続的な人材育成を実施した。
(157)ブルキナファソEDUCAIDS
- ア 実施機関:ユネスコ・バマコ事務所
- イ 実施期間:2007年12月~2010年7月
- ウ 概要:エイズ被害の拡大と深刻な貧困問題に直面するブルキナファソにおいて、経済活動の主たる担い手となりうる若者・青年層をエイズ被害から保護するために、エイズ予防教育に係る教員の能力育成や教材開発を通じて、教育の質の向上を確保し、同国の持続可能な開発を支援した。
(158)トーゴの教育システムにおける人的資源強化(第2フェーズ)
- ア 実施機関:トーゴ高等教育・科学研究省、トーゴ・ユネスコ国内委員会、ユネスコ・アクラ事務所
- イ 実施期間:2007年9月~2010年1月
- ウ 概要:国家の発展のためには人材育成が不可欠であると考えるトーゴ政府は、EFA目標及びミレニアム開発目標の達成に向けて、本件を通じて第1フェーズに引き続き、教育の質の向上、教員訓練機関における教員訓練の強化、視学官等の能力強化等を行った。
(159)ラジオ・モーリタニアにおけるオーディオアーカイブのデジタル化訓練
- ア 実施機関:1958年以降、ラジオ・モーリタニアはモーリタニアの独立、文化、政治に関する放送を行い、放送内容を磁気テープ、カセット等に保存してきた。本件では、ラジオ・モーリタニアのオーディオアーカイブ保護計画を起草し、同計画に沿って同ラジオ局のこれまでの音声放送をデジタル情報化すると共に、デジタル化を担当する職員の能力育成を行った。
- イ 実施期間:2007年9月~2008年8月
- ウ 概要:ラジオ・モーリタニア、メムノン社(Memnon)(注:オーディオアーカイブを専門とするベルギー私企業)、ユネスコ・ラバト事務所
(160)アルジェリア教育制度改革支援(第2フェーズ)
- ア 実施機関:アルジェリア教育省、ユネスコ・ラバト事務所、ユネスコ本部教育局
- イ 実施期間:2007年9月~2010年3月
- ウ 概要:アルジェリアにおいては、本信託基金からの拠出を得て、2003年より教育制度改革が実施されてきているが、現在は能力主義をベースとした新しいカリキュラム導入の重要な時期を迎えている。本件では、本件第1フェーズにて得られた成果を生かしつつ、EFA目標の達成に向けて、引き続き同国の教育の質の向上及び適切な学習成果の確保を実現するために、関係機関及び教員の能力向上を支援した。
(161)中央アフリカにおけるEDUCAIDS
- ア 実施機関:ユネスコ・ヤウンデ事務所、中央アフリカ教育省
- イ 実施期間:2008年4月~2010年7月
- ウ 概要:中央アフリカは、他の中部アフリカ経済共同体諸国と同様に、エイズ被害の拡大を防ぐためにエイズ対策国家プログラムを実施しているが、活動が予防と学習者対策に限定されており、教員を対象としたプログラムを実施する必要に迫られている。本件では、エイズ関連カリキュラム改訂、教員及び教育界に対するエイズ予防教育訓練及びエイズ問題に対する意識向上を図ることを通じて、同国のエイズ問題対応能力の向上を支援した。
(162)アフリカの角の将来に関する研究・政策インテリフォーラムの立ち上げイニシアティブ
- ア 実施機関:ユネスコ本部人文・社会科学局、ユネスコ・ナイロビ事務所、ユネスコ・アディスアベバ事務所
- イ 実施期間:2007年9月~2008年3月
- ウ 概要:長期に渡る内戦・国家間紛争や貧困、貧弱かつ限定された問題解決能力という相互に関連した問題に直面するアフリカの角地域において、ユネスコは、IGAD諸国(ジブチ、エリトリア、エチオピア、ケニア、ソマリア、スーダン、ウガンダ)の研究・政策能力の向上や研究者と政策決定者の対話促進を支援している。本件事業では、政治権力から独立した研究を通じて地域共通の問題に関する知識を集積すること、及び平和・開発・人権保護・人間の安全保障に係る政策オプションを政策決定者に提供することを目的としたフォーラムを立ち上げた。
(163)コミュニティ教師のための遠隔学習
- ア 実施機関:ユネスコ・ダカール事務所、ベナン教育省
- イ 実施期間:2008年2月~2010年7月
- ウ 概要:ベナンのコミュニティ教師に対する遠隔学習のパイロット・プログラムの実施。教員訓練者に対する新教育技術の訓練及び遠隔学習プログラムの開発を通してベナンにおける初等教育の質の向上を支援した。
(164)モーリタニアのティシット文化遺産保護・強化のための支援
- ア 実施機関:モーリタニア政府、ユネスコ・ラバト事務所
- イ 実施期間:2008年2月~2009年1月
- ウ 概要:モーリタニアにおける文化遺産の重要性、及び、モーリタニア国民全体、特にティシット地域の国民の持続可能な開発への文化遺産の貢献に対する国民意識の向上に貢献した。
(165)教育政策提案起草のための技術チーム形成:ウルグアイ
- ア 実施機関:ウルグアイ教育・文化省、ユネスコ・モンテビデオ事務所
- イ 実施期間:2008年6月~2009年5月
- ウ 概要:教育に関する国民対話プロセスを通じ、新しい教育基本法を制定することにより、同国の教育の質の向上や、民主化、教育権の拡大等を実現し、EFA目標を達成への努力を支援した。
(166)観光及び遺産を通じた青少年貧困緩和(Youth-PATH)
- ア 実施機関:事業実施各国のユネスコ国内委員会、観光・文化・青少年・教育省、所在のコミュニティ・ベース青少年機関
- イ 実施期間:2008年4月~2010年3月
- ウ 概要:カリブ地域における青少年の深刻な貧困状況が、主に失業、所得格差、良質な教育へのアクセスの欠如、男子生徒の高い落第率に起因している現状に鑑み、カリブ地域における文化遺産への経済的価値の付与、観光の促進及び若者への雇用創出を通して、同地域における貧困を削減することを目的としており、主に、自然・文化遺産の保全・管理のための青少年の能力及び知識を強化することを支援した。
(167)東部アフリカ・大湖地域の紛争及び平和構築のためのNGOの能力開発
- ア ユネスコ・ナイロビ事務所、日本紛争予防センター(JCCP)、ユネスコ・ダカール事務所等
- イ 実施期間:2008年5月~2010年4月
- ウ 概要:実施機関:東部アフリカ大湖地域における武装解除・動員解除・社会復帰(DDR)に向けた非軍事的支援を実施する紛争予防・平和構築分野で活発な活動を行っているNGOのネットワーク強化を目的としており、右を通じて建設的・非暴力的・持続的な方法により紛争を予防し、管理するためのNGOの組織及び人的能力開発を支援した。
(168)若手研究者フェローシップ・プログラム:第5フェーズ
- ア 実施機関:ユネスコ本部対外関係協力局
- イ 実施期間:2008年8月~2013年2月
- ウ 概要:開発途上国及び地域の修士号を取得した(またはそれに相当する)40才以下の研究者を対象としたフェローシップ・プログラム。研究対象分野は、環境、文明間の対話、情報通信技術、紛争の平和的解決の4分野。
(169)教育計画・管理訓練(IIEP)事業
- ア 実施機関:ユネスコ国際教育計画研究所(IIEP)
- イ 実施期間:2008年10月~2009年8月
- ウ 概要:中等・高等教育の分野における課題が多く残り、EFAを始めとする教育分野での協力に関する積極的な国際環境から裨益していないとされる太平洋地域の小島嶼開発途上国において、教育計画の作成及び戦略の設計を支援することを目的に同地域の教育関係者に対して研修を行った。
(170)国民教育省の人的資源の発展支援:ハイチ
- ア 実施機関:ユネスコ・ハイチ事務所
- イ 実施期間:2008年11月~2010年6月
- ウ 概要:本件は、ハイチにおける教育レベルの向上による貧困撲滅を目指す政策の一環として、政府の教育セクターにおける人的資源管理能力の向上を目指し、教育・職業訓練省(MENEP)の職員の質を向上させ、同省の人的資源管理の合理化を図ることを目的とした。しかし、2010年1月のハイチ大地震のため中止となった。
(171)初等教育における教員ボランティアの現職教育及び証明プロセスの支援(セネガル)
- ア 実施機関:ユネスコ・ダカール事務所、セネガル教育省
- イ 実施期間:2009年2月~2010年7月
- ウ 概要:質の高い教員が長い間不足しているセネガルの初等教育において重要な役割を果たしている教員ボランティアのために、現職研修用の教材の質の向上やその枠組みの体系的評価のための技術支援を行うことにより、EFAの達成に向けた教育の質の発展を支援した。
(172)ビジネス・技術・職業教育及び訓練機関におけるIT促進のためのインストラクターの訓練(ウガンダ)
- ア 実施機関:ウガンダ教育スポーツ省,ナイロビ・ユネスコ国内委員会,ユネスコ・ナイロビ事務所
- イ 実施期間:2009年3月~2011年9月
- ウ 概要:ウガンダには現在145のビジネス・技術・職業教育及び訓練(BTVET)機関(教育スポーツ省所管)が存在するが,同機関の多くのインストラクターがコンピュータースキルを欠いている状況にある。本件事業では,教育・学習における情報コミュニケーション次述の効果的な使用について,BTVET機関のインストラクターに対して訓練を行った。
(173)パプアニューギニアにおける能力向上のための識字イニシアティブ(LIFE)を通じたEFA達成に向けた事業
- ア 実施機関:パプアニューギニア教育局,ユネスコ・アピア事務所,パプアニューギニア・ユネスコ国内委員会等
- イ 実施期間:2009年4月~~2013年3月
- ウ 概要:パプアニューギニアの教育行政の指導力や調整能力を強化し,客観的根拠に基づいて青年・成人の識字率を高める政策及び事業開発に取り組む能力の向上を支援した。
(174)危機状況下での高等教育のアクセス
- ア 実施機関:ユネスコ・ラマッラ事務所
- イ 実施期間:2009年4月~同年7月
- ウ 概要:ガザ紛争によって通学が不可能となった生徒2898人に対して、パレスチナ教育省が設定するTawjihee試験(大学進学に必要な高等学校卒業認定試験)準備にための6週間の集中講座を実施した。本件事業は、ガザ支援に関する国連フラッシュ・アピールに含まれている事業「国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)以外の学校における緊急高等教育の提供」のコンポーネントの1つ。
(175)スーダンにおける教員訓練(第2フェーズ)
- ア 実施機関:スーダン教育省
- イ 実施期間:2009年4月~2010年3月
- ウ 概要:本信託基金で実施した「スーダン基礎教育教師訓練」(552SUD1000)で得た成果を踏まえ、基礎教育の質を確保するため、資格のない教師や研修を受けていない教師の人材育成を強化することを目的としている。具体的な活動としては、事業活動の計画やモニタリングの組織的枠組みの形成、学校教育管理のための研修マニュアルの開発、同マニュアルを用いた実際の研修の実施など。
(176)スーダンの大学におけるHIV及びAIDSの予防と対応のための能力開発
- ア 実施機関:ユネスコ・カーツーム事務所
- イ 実施期間:2009年6月~2010年3月
- ウ 概要:スーダン国内の大学における大学関係者(教員、職員、学生)間のHIVの新たな感染を防ぎ、AIDS関連の問題に対処するための支援策と人材開発を支援した。
(177)SIDS、アジア、サブサハラ・アフリカ地域における教育計画・管理訓練事業(IIEP)
- ア 実施機関:ユネスコ国際教育計画研究所(IIEP)
- イ 実施期間:2009年10月~
- ウ 概要:EFA及びMDG(特に初等教育の完全普及)目標に向かって努力している途上国(SIDS、アジア、サブサハラ・アフリカ地域)の教育行政官/専門家を対象として、ユネスコ国際教育計画研究所(IIEP)において教育計画及び運営についての長期及び短期の研究を提供した。
(178)イースター島における持続可能なエコツーリズムと発展のための地域コミュニティの能力開発
- ア 実施機関:ユネスコ・ラテンアメリカ及びカリブ地域教育ビューロー
- イ 実施期間:2009年7月~2011年6月
- ウ 概要:イースター島の文化及び伝統を守り、同島の自然資源を効果的に保護・管理する持続可能なエコツーリズムのために、地域コミュニティ及び地元当局に対して必要な能力形成の支援を行った。
(179)ギニアの移行期における平和で良い統治文化の促進を目指した国際組織の能力開発支援
- ア 実施機関:ユネスコ・バマコ事務所
- イ 実施期間:2009年9月~2011年7月
- ウ 概要:民主政権への移行期にあるギニアにおいて、政権移行の管理とモニタリングに関する持続可能な対話を促進し、また、人権及び平和の文化の領域における国内組織の能力強化を支援した。
(180)サブサハラ・アフリカ地域における博物館の目録及び文書の改善
- ア 実施機関:ユネスコ本部
- イ 実施期間:2009年10月~2012年3月
- ウ 概要:サブサハラ・アフリカ地域の中小規模の博物館を対象として、予防保存の基本的な手法として収蔵品の文書・目録の改善が行えるように、博物館専門職員の能力向上及び博物館の機能向上を支援した。
(181)教育省、教員研修施設、教員及び校長の能力強化を通じた太平洋地域の教育の質向上
- ア 実施機関:ユネスコ・アピア事務所
- イ 実施期間:2009年10月~2011年12月
- ウ 概要:教員の質及び学校運営の改善のために、教員及び校長の能力強化を行った。
(182)拡大アフリカの角地域フォーラム(GHHF)
- ア 実施機関:
- イ 実施期間:2009年10月~2010年8月
- ウ 概要:長期に渡る内戦・国家間紛争による課題を持つIGAD諸国(ジブチ、エチオピア、ケニア、ソマリア、スーダン、ウガンダ、エリトリア)が平和共存や開発のための研究を通じて現在及び将来的な課題に対応するため、ユネスコによって設置されたアフリカの拡大角地域フォーラム(GHHF)の活動強化を支援した。
(183)西ポレジー生物圏越境保護区から学ぶ生物多様性と気候変動の相互作用
- ア 実施機関:ベラルーシ、ポーランド及びウクライナのMAB国内委員会及び関係機関
- イ 実施期間:2009年10月~2011年12月
- ウ 概要:ポレジー地域を対象として本信託基金で実施した第1フェーズ(「ポレジーにおける生物圏越境保護区及び地域生態学ネットワークの設置」(生物圏越境保護区の設立、地域生態学ネットワークの立ち上げ)のフォローアップとして、同地域への地球的気候変動がもたらす影響の評価について、同地域に関わる3か国の専門家の能力強化を行った。
(184)ドミニカ共和国における若者の発達と暴力予防
- ア 実施機関:ユネスコ・サン・ホセ事務所
- イ 実施期間:2009年11月~2012年4月
- ウ 概要:若者が犯罪・暴力の被害者または加害者になることを予防するために、ドミニカ共和国政府による取組を支援した。
(185)教育におけるICT活用のための教員研修(アンティグア・バーブーダ)
- ア 実施機関:ユネスコ・カリブ事務所、アンティグア・バーブーダ教育省
- イ 実施期間:2010年1月~2012年10月
- ウ 概要:学校教育の現場にICT(Information Communication Technology)導入の促進を通じて基礎教育の充実を図るアンティグア・バーブーダを支援するために、同国の初等中等教育レベルの教員及び教育担当職員に対してITC導入のための訓練及びワークショップを行い、教育現場にITC導入する者の能力開発を行った。
(186)ネパールにおける紛争後のエンパワーメント及び貧困削減(第2フェーズ)
- ア 実施機関:ユネスコ・カトマンズ事務所、ネパール政府、ネパール教育省
- イ 実施期間:2010年1月~2011年6月
- ウ 概要:取り残されている人々対する識字活動及び能力強化によって、万人のための教育・識字を確保しようとするネパール政府に対して技術的な支援を行った。
(187)トーゴ・メディア監督機関の能力強化
- ア 実施機関:トーゴ・メディア監督機関
- イ 実施期間:2010年2月~2011年12月
- ウ 概要:トーゴのメディア監督機関の活動を支援し、トーゴ国民のために信頼できるジャーナリズムを創出することを目的とするプロジェクトを行った。
(188)グレナダの初等・中等学校におけるカリキュラム開発
- ア 実施機関:ユネスコ・カリブ事務所(キングストン)、グレナダ教育人材開発省、グレナダ青年強化・文化・スポーツ省
- イ 実施期間:2010年2月~2012年6月
- ウ 概要:グレナダにおけるEFAに向けた取り組みに貢献するため、近年開発されたカリブ中等レベル能力試験資格(CCSLC)を導入した教育課程の開発を支援した。
(189)バカシ半島におけるコミュニティ・ラジオ及びマルチメディアセンターの開発(カメルーン)
- ア 実施機関:ユネスコ・ヤウンデ事務所
- イ 実施期間:2010年3月~2011年12月
- ウ 概要:コミュニティ・ラジオの放送によって住民(とりわけ若者や女性)が国の民主プロセスへ参加することを促すことを目的とし、バカシ半島の住民の社会対話の場として機能するコミュニティ・ラジオ及びコミュニティ・マルチメディア・センターの設立を支援した。
(190)ユネスコ政府間海洋学委員会における能力開発提供者・訓練者・津波アドバイザー
- ア 実施機関:ユネスコIOC事務局の津波ユニット
- イ 実施期間:2010年4月~2012年5月
- ウ 概要:世界的に津波の脅威に晒されている国々であるカンボジア,チリ,エクアドル,インドネシア,ミャンマー,オマーン,パキスタン,ペルーにおける津波標準実施要領の開発,国家津波警報センター職員に対するトレーニング(100名)等を行った。
(191)コロンビアにおけるコミュニティ・ラジオ局の強化
- ア 実施機関:ユネスコ・キト事務所
- イ 実施期間:2010年6月~2012年5月
- ウ 概要:社会における暴力問題が原因で解体してしまった地域社会において,コミュニティ・ラジオの強化を通じて地域のコミュニケーションを活発にし,地域社会の再生を図ろうとするコロンビア政府を支援した。
(192)グアテマラにおけるバイオテクノロジー事業の実施支援
- ア 実施機関:科学技術評議会(CONCYT),科学技術事務局(SENACYT),ユネスコ・グアテマラ事務所
- イ 実施期間:2010年6月~2011年8月
- ウ 概要:グアテマラ発展の1つの鍵となるバイオテクノロジー分野において同国政府が行う人材育成・能力開発を支援した。
(193)水配分フレームワークの開発
- ア 実施機関:ユネスコ科学局水科学部(国際水文学計画)
- イ 実施期間:2010年7月~2011年8月
- ウ 概要:ユネスコ加盟国の水資源配分管理能力の改善を目的として,水配分フレームワークの開発を支援した。
(194)タンザニアの科学・技術改革のための能力強化
- ア 実施機関:通信科学技術省、タンザニア・ユネスコ国内委員会,ユネスコ・ダルエスサラーム事務所
- イ 実施期間:2010年8月~2012年12月
- ウ 概要:タンザニアの科学・技術革新(STI)の関係者及び政策決定者に対する能力強化等の活動をつうじて,同国の科学・技術革新の制度改革を支援した。
(195)初等教育の教員免許推進支援(ベリーズ)
- ア 実施機関:ベリーズ教育省,ユネスコ・キングストン事務所
- イ 実施期間:2010年9月~2013年1月
- ウ 概要:ベリーズの公立小学校において,訓練を受けた教員が不足した状況を改善するために,訓練を受けた教員の比率を大幅に上昇させようとするベリーズ政府の努力を支援した。
(196)アジア,サブサハラ・アフリカ地域における教育計画・管理訓練事業
- ア 実施機関:ユネスコ国際教育計画研究所(IIEP)
- イ 実施期間:2010年9月~2011年11月
- ウ 概要:初等教育の完全普及に向かって努力している途上国の教育関連省庁高官を対象として,IIEPにおおける教育計画・管理及び教育方法の分析に関する研修を通じて,途上国の教育政策の能力強化を支援した。
(197)平和の文化のための教育プロジェクト
- ア 実施機関:ジブチ教育省、情報・制作研究センター(CRIPEN),ユネスコ・アジスアベバ事務所
- イ 実施期間:2010年11月~2012年11月
- ウ 概要:平和の文化に重点を置いた学習教育の質の向上を目的として,平和の文化を取り入れつつ,初等及び中等教育のカリキュラムの見直し,教員及び生徒用のマニュアルの作成などを行った。
(198)教員訓練者及び教員の能力強化によるパプアニューギニアにおける教育の質の向上
- ア 実施機関:教育省,ユネスコ・アピア事務所など
- イ 実施期間:2010年11月~2011年11月
- ウ 概要:教育の質の能力向上が生徒の成績向上の鍵であるところ,パプアニューギニアの2つの県において教員及び教員訓練者の能力向上を支援した。
(199)アゼルバイジャンの科学技術イノベーション戦略
- ア 実施機関:アゼルバイジャン国立科学アカデミー,ユネスコ・ロシア事務所
- イ 実施期間:2010年11月~2011年12月
- ウ 概要:アゼルバイジャンにおける人材育成に焦点をあてた科学技術イノベーション(STI)戦略(2011-2012)の策定を目的として,アゼルバイジャン政府及び同国国立科学アカデミーを支援した。
(200)太平洋諸国の人材育成を通じた報道機関育成及び報道の自由に係る環境醸成
- ア 実施機関:ユネスコ・アピア事務所
- イ 実施期間:2011年2月~2013年1月
- ウ 概要:クック諸島,キリバス及びナウルにおいて報道機関の発展を推進し,及び報道の自由のための環境醸成することを目的として,事業の目的を支援するのに必要な一定の機材を供与し,人材育成を行った。
(201)小学校教員のための研修プログラムの更新支援(チャド)
- ア 実施機関:国家教育省,国家カリキュラムセンター及び教員訓練学校
- イ 実施期間:2011年2月~2013年1月
- ウ 概要:初等学校教員によって提供される教育の質を向上することを目的とした施策及びガイドライン作成し,研修を企画・実施して,教育の能力強化を行った。
(202)公共高等教育機関の教員能力強化と大学運営サービスの近代化支援
- ア 実施機関:高等教育・科学研究省、ブルンジ大学、高等教員養成学校,ユネスコ・ブジュンブラ事務所
- イ 実施期間:2010年11月~2011年9月
- ウ 概要:長い間紛争があったブルンジでは、いくつかの課題に取り組んでおり、その1つは,教育制度、特に高等教育の再開である。本兼事業では、教授陣の強化を通してブルンジ大学の再建においてブルンジ政府当局を支援した。
(203)教育セクター発展のための能力形成(リベリア)
- ア 実施機関:教育省,ユネスコ・アクラ事務所
- イ 実施期間:2011年4月~2012年5月
- ウ 概要:教育計画及び政策決定に必要となる質の高いデータ取得を可能にすることを目的とし,効果的な教育管理情報システム(EMIS)を運営管理する能力形成を通じて教育省を支援した。
(204)青少年育成と暴力予防(ホンジュラス)
- ア 実施機関:ユネスコ・コスタリカ・サンホセ事務所
- イ 実施期間:2008年3月~2010年3月
- ウ 概要:1982年民政移管を果たした同国は、セラヤ大統領の指導の下、コーヒー、バナナ等の伝統産業から脱却すべく製造業(特に繊維)、観光業等の新規産業の育成を図り、在米ホンジュラス人からの本国送金等にも支えられ経済が好調となっている(2005年の成長率は4.2%。2006年は5.8%(暫定値))。一方で、人口の約70%は未だ貧困状態にあり、その大半が全人口の3分の2を占める25歳以下の若者である。また、社会・経済・政治的要因の複雑な相互関連により青少年の暴力が深刻な問題となっており、本件プロジェクトは、同国における青少年の統合及び育成を促進することを目的としている。
(205)マリにおける教員養成学校の能力強化及び女子就学への支援
- ア 実施機関:ユネスコ・バマコ事務所
- イ 実施期間:2009年6月~2015年5月
- ウ 概要:教員指導者及び教員養成学校の能力を強化し、教育の質の向上、ジェンダー格差を解消するための女子の就学を促進することを主な目的としている。
(206)マリのバマコ大学の研究者トレーニング
- ア 実施機関:ユネスコ・バマコ事務所
- イ 実施期間:2009年6月~2013年6月
- ウ 概要:持続可能な開発の優先分野におけるバマコ大学(マリで唯一の大学)の研究者の能力強化を行うことを目的としている。
(207)ゴラン占領地出身の学生を対象とした奨学金事業
- ア 実施機関:シリア高等教育省
- イ 実施期間:2009年7月~2013年6月
- ウ 概要:本件事業は、ゴラン占領地域出身の学生に対して同地域の発展にとって優先度の高い専攻分野を選択することを奨励するために奨学金を与えることを目的とする。
(208)シリアにおける若者とイラク人難民のためのインフォーマル教育支援
- ア 実施機関:ユネスコ教育地域ビューロー(ベイルート)、シリア文化省・成人教育局
- イ 実施期間:2009年12月~2013年3月
- ウ 概要:イラク難民の多くが集中している地域にMCLs(多目的地域学習センター)の数を増やし、イラク難民に対して生活に関わる技術や基礎教育に焦点をあてたノンフォーマル教育を提供する。
(209)初等及び中等レベル教員及び教員研修者に対するNICTEを用いたエイズ予防に関する遠隔地研修
- ア 実施機関:ユネスコ地域事務所(ヤウンデ(カメルーン)、ブラザビル(コンゴ共)、リーブルビル(ガボン)、ダカール(セネガル))
- イ 実施期間:2009年12月~2012年11月
- ウ 概要:中部アフリカ経済通貨共同体(CEMAC)地域(カメルーン、中央アフリカ、チャド、コンゴ共和国、赤道ギニア、ガボン)における初等及び中等教育におけるエイズ予防教育を推進するために、教育組織の人材能力の強化を支援した。
(210)スーダンにおける高等教育の改革と能力開発
- ア 実施機関:ユネスコ・ハルツーム事務所、スーダン高等教育・科学研究省
- イ 実施期間:2010年2月~2013年3月
- ウ 概要:スーダンの高等教育におけるサブセクター5か年計画の枠内で、同計画の策定及び同計画にかかる政策策定を支援する。
(211)ナミビアの教師教育に係る能力育成及び人材開発
- ア 実施機関
- イ 実施期間:2010年3月~2012年9月
- ウ 概要:教育の質確保のための教師教育や研修施設の強化が課題となっているナミビアにおいて、本信託基金で実施した「ナミビアの教師教育に係る能力育成及び人材育成」(2005年12月~2007年3月)で得た成果を踏まえ、右の継続事業として、教師の指導力や管理運営能力の強化、教師教育大学における数学及び科学分野の効率的な教授法の開発を目的とする。
(212)イラクにおける科学技術革新のための基本計画策定
- ア 実施機関:ユネスコ・イラク事務所、イラク科学技術省、クルディスタン地域政府高等教育省
- イ 実施期間:2010年4月~2012年12月
- ウ 概要:イラクの科学技術革新のための中期基本計画(2011年~2015年)の策定を支援することを目的とする。右基本計画は、科学技術革新の総合的な発展むけての政府、公共機関及び業界の努力の指針となる。
(213)ハイチ教育機関緊急支援
- ア 実施機関:ユネスコ・ポルトプランス事務所
- イ 実施期間:2010年4月~2015年7月
- ウ 概要:2010年1月12日のハイチ大地震により深刻な被害を受けたハイチ教育制度を立て直す支援を行う。
(214)女子及び若い母親のエンパワーメントのための家庭運営分野における訓練・能力構築支援(ベナン)
- ア 実施機関:ユネスコ・アクラ事務所
- イ 実施期間:2010年6月~2014年6月
- ウ 概要:若年の女性及び少女の識字教育を推進し,また,非就学の若い母親が識字学習プログラム及び自立のために家庭運営のために必要な能力にアクセスすることを確かなものとする。
(215)ヨルダンの科学技術イノベーション政策と戦略
- ア 実施機関:科学技術高等評議会(HCST),ユネスコ・アンマン事務所
- イ 実施期間:2010年7月~2013年5月
- ウ 概要:ヨルダンにおける科学技術イノベーション(STI)中期基本計画(2011~2015年)の策定支援を通じて,ヨルダンの政策立案者の能力開発を行う。
(217)教育省国家試験総局ファイル保管ユニットのコンピューター化支援(コートジボワール)
- ア 実施機関:ユネスコ・アクラ事務所、ユネスコ・アフリカ局
- イ 実施期間:2010年9月~2012年9月
- ウ 概要:近年生徒数が急増してきたコートジボワールにおいて,学業成績及び試験結果の記録を保存する同国教育省国家試験総局に対して,記録保存システムのコンピューター化及び同局職員の能力開発を行い,同国の教育行政システムの効率化及び信頼性などの向上を支援する。
(218)トーゴのアフリカ仮想キャンパス
- ア 実施機関:ロメ大学、高等教育省,ユネスコ・アクラ事務所
- イ 実施期間:2010年11月~2012年11月
- ウ 概要:トーゴにおけるアフリカ仮想キャンパス事業は,高等教育,初等・中等教育及び職業教育など様々なレベルにおいて,ICT(情報通信技術)を通じた教育の質の改善及びキャパシティ・ビルディングのための総合的な枠組の一部となる。
(219)西アフリカ・ポルトガル語圏の性教育カリキュラム化による若年層のHIV予防促進
- ア 実施機関:カーボヴェルデ及びギニアビサウの教育省,ユネスコ・ダカール事務所
- イ 実施期間:2011年2月~2013年2月
- ウ 概要:西アフリカのポルトガル語圏であるギニアビサウ及びカーボヴェルデの2か国において,ユネスコの性教育に関する国際的なガイダンスを踏まえて,HIV予防促進のための性教育を国の教育カリキュラムに取り入れ,当該カリキュラムを遂行するための教員の能力を向上させようとする両国政府の努力を支援する。
(220)アンゴラ高等教育機関の効果的管理の為の能力強化
- ア 実施機関:高等教育・科学技術省,ユネスコ・ウィントフック事務所
- イ 実施期間:2013年1月~2016年1月
- ウ 概要:紛争後の復興過程にあるアンゴラにおいて,高等教育機関が同国の発展のために技能と知識を与えていく上で指導的役割を果たせるようにするために,高等教育機関の運営能力を強化することを支援する。
(221)ニジェールの文化アクター能力強化
- ア 実施機関:
- イ 実施期間:2011年1月~2014年10月
- ウ 概要:ニジェールの国家文化政策及び文化開発10年計画の実施に貢献することを目的とする。特に,同計画の「組織・機関の能力強化」及び「文化産業の発展の支援」の実施を支援し,芸術・文化の質と量の向上を図り,文化を担当する機関の能力を強化する。
(222)コトヌー市観光業発展のための中途退学者及び無職卒業生の研修
- ア 実施機関:ユネスコ・アクラ事務所
- イ 実施期間:2011年12月~2015年2月
- ウ 概要:コトヌー市の文化政策を策定し実施できる文化・観光担当室を設置し,また,同市職員及び文化財・文化産業関連分野を専攻した若い中途退学者・未雇用卒業生の訓練・人材育成を通じて,コトヌー市における文化の再生,発展を支援する。
(223)効果的な科学教育及び学習のための能力形成(モルディブ)
- ア 実施機関:教育省,ユネスコ・ニューデリー事務所
- イ 実施期間:2011年5月~2014年6月
- ウ 概要:科学の教育・学習及び着任前教員教育に重点を置いた教員訓練・能力開発を通じて教育の質を強化することでモルディブを支援する。
(224)人権と開発倫理に関する大学事業(ホンジュラス)
- ア 実施機関:カトリック大学,ユネスコ・サンジョセ事務所
- イ 実施期間:2012年5月~2014年12月
- ウ 概要:ホンジュラスのカトリック大学にユネスコチェアを設置し,同ユネスコチェアの活動を通じて,ホンジュラスの発展における人権及び倫理的な課題に取り組んでいく人材の能力開発を図る。
(225)子育て及び文化的儀礼施設・活動整備
- ア 実施機関:ユネスコ・ウィントフック事務所等
- イ 実施期間:2012年2月~2013年10月
- ウ 概要:家族・地域社会が若年層に対してライフスキル及び本来の文化的価値を教えていく場としての機能を取り戻すための環境作り及び指導者等の能力開発などを通じて,若年層のHIV/AIDS感染防止を支援する。
(226)性及び性別に基づく暴力予防における学生の参加
- ア 実施機関:ユネスコ・キンシャサ事務所,コンゴ・ジェンダー子供家族省
- イ 実施期間:2011年8月~2013年12月
- ウ 概要:女性に対する暴力の予防に貢献することを目的に,性と性差に基づく暴力(SGBV)に関する教育プログラムを開発・実施し,コミュニティ指導者への啓蒙活動を支援する。
(227)総合水資源管理実施のための水教育
- ア 実施機関:ユネスコ自然科学局
- イ 実施期間:2011年9月~2014年8月
- ウ 概要:アフリカ及びラテンアメリカにおいて,総合水資源管理(IWRM)を導入するための研修ワークショップ等を開催する。
(228)十代の妊娠により退学を強いられた女子への代替的教育機会の提供
- ア 実施機関:ユネスコ教育局,ユネスコ・ダルエスサラーム事務所,タンザニア教育・職業訓練省
- イ 実施期間:2012年3月~2015年9月
- ウ 概要:妊娠により学校を退学せざるを得なかった女子生徒に代替的な学習機会を提供することで収入及び生活技能を習得できるよう,自己学習モジュールの開発や指導者への研修等を行う。
(229)前期中等教育における女子生徒就学の維持及び学習成果の向上
- ア 実施機関:ユネスコ・アフリカ能力開発国際研究所(IICBA)
- イ 実施期間:2013年10月~2017年3月
- ウ 概要:エチオピアの国内でも特に女子就学率の低い地域において,女子生徒の就学を維持し,学習効果の向上を図るために,教員養成施設や学校職員に対してジェンダーに配慮した教授法や学校運営の能力開発を行う。
(230)モンゴルにおける博物館の持続可能な発展のための能力形成
- ア 実施機関:ユネスコ北京事務所,モンゴル教育文化科学省等
- イ 実施期間:2012年5月~2014年11月
- ウ 概要:博物館の運営管理や展示品の管理,収蔵品の保護,防災,教育プログラム等を支援し,モンゴルの博物館の能力を技術・人材双方の面で向上させる。
(231)発展途上国における科学的情報へのオープンアクセスのための能力形成
- ア 実施機関:ユネスコ・コミュニケーション情報局
- イ 実施期間:2012年7月~2013年7月
- ウ 概要:発展途上国のオープンアクセス(学術的な研究情報への万人による自由なアクセスの提供)の確保に必要な政策及び人材育成を支援する。
(232)メディア及び情報リテラシーに関する国民能力形成
- ア 実施機関:ユネスコ・コミュニケーション情報局
- イ 実施期間:2012年7月~2014年12月
- ウ 概要:アジア太平洋及びアフリカの計4カ国において,メディア・情報リテラシー(MIL)を教育カリキュラムや教育・情報メディア政策に取り込むことによりMILに関する能力形成を行う。また,国レベルでMILを実践することができる教員養成機関の講師の養成を行う。
(233)ラオス及びミャンマーにおけるジェンダーに配慮した柔軟な代替的学習プログラム
- ア 実施機関:ユネスコ・バンコク事務所,ラオス教育スポーツ省,ミャンマー教育省
- イ 実施期間:2012年8月~2014年4月
- ウ 概要:女子の識字率及び基礎教育の修了率が低いラオス及びミャンマーにおいて,女子及び若年層による基礎教育課程への参加及び修了を促進するため,ジェンダーに配慮した柔軟な代替的学習プログラムの開発等を行う。
(234)セネガルにおけるユース主導社会的イノベーション/ユースアクションネット・セネガル
- ア 実施機関:ユネスコ人文社会科学局,IYF(International Youth Foundation)等
- イ 実施期間:2012年12月~2015年10月
- ウ 概要:青少年のライフスキルの獲得や雇用される能力(Employability)の向上,起業の促進等を目指すYouthActionNetをセネガルにおいて実施し,ユースによる社会的イノベーションを促進する。
(235)チャドにおけるノンフォーマル基礎教育の質の改善及び機会の拡大
- ア 実施機関:ユネスコ・ヤウンデ事務所,ンジャメナ事務所,チャド初等教育・市民教育省
- イ 実施期間:2013年3月~2015年12月
- ウ 概要:チャドがEFAやMDGsの達成を目指す上では女性の識字及びノンフォーマル教育が戦略分野であるとされており,公式教育からドロップアウトした児童のための非公式教育センターを,質及び提供する機会の両面で改善する。
(236)教育統計の比較可能性向上:アジア太平洋における国際標準教育分類(ISCED2011)の実施
- ア 実施機関:ユネスコ統計研究所(UIS)
- イ 実施期間:2012年12月~2015年1月
- ウ 概要:アジア太平洋地域の途上国が,新たな国際標準教育分類(共通の定義及び概念で国際比較を行うための,教育関連統計の標準化基準)に基づく国際的データ収集に対応できるよう,能力構築を行う。
(237)アラブ諸国の民主主義への移行における女性の政治参加及びリーダーシップのための研修プログラム
- ア 実施機関:ユネスコ本部,カイロ事務所,チュニス事務所
- イ 実施期間:2012年12月~2016年7月
- ウ 概要:女性が市民社会において持つスキルやリソースの不足が政治参加の障壁となっているとされる両国で,研修を通じてそのような障壁を克服し,女性が政治参加への十分なアクセスを得られるよう支援する。
(238)ラジオ番組を通じた在ヨルダン・シリア難民のための情報へのアクセス及び表現の自由の向上
- ア 実施機関:ユネスコ・アンマン事務所CIセクター
- イ 実施期間:2013年9月~2015年2月
- ウ 概要:貧困や低い識字率のため生活や援助関連情報にアクセスできず,人道支援への参加・関与や教育機会等が阻まれてきた在ヨルダン・シリア難民を支援する。
(239)大洋州地域における初等・中等学校教員及び校長の能力強化
- ア 実施機関:ユネスコ・アピア事務所(在サモア)CIセクター,各国教育省,フィジー,ソロモン諸島及びバヌアツにおいてはユネスコ国内委員会が,サモアにおいては教育スポーツ文科省
- イ 実施期間: 2013年11月~2016年11月
- ウ 概要:職能基準の整備や現役教師の研修機会の提供等を通じて,学習の成果の向上を図る。
(241)ニジェールの教育システムにおけるジェンダー差の改善
- ア 実施機関:ニジェール初等教育省,中等教育省,ユネスコ事務局教育局授業学習教材課,ダカール・ユネスコ地域事務所,ニジェール・ユネスコ国内委員会
- イ 実施期間: 2015年5月~2016年5月
- ウ 概要:女子及び女性の教育環境の改善を目標とする。特に(ア)女子の学習環境の把握,(イ)女子のロールモデルとなる女性教員の能力向上,(ウ)男女平等に係る計画・戦略・政策・計画の実施を確保に向け,学校運営者の組織的な能力向上,(エ)情報や擁護活動を通じた主要な教育関係者の男女平等に関する意識の向上,(オ)女子の就学率の向上を目指す。
2 実施中案件
(216)若手研究者フェローシップ・プログラム:第6フェーズ
- ア 実施機関:ユネスコ事務局
- イ 実施期間:2010年8月~
- ウ 概要:開発途上国において長期的な視点から次世代を築く人材を育てるため,途上国にとって重要な開発分野における研究を行う若手研究者を支援する。
(240)アフリカ後発開発途上国における遊牧民の能力形成(気候変動適応計画の伝統的知識強化)
- ア 実施機関:ユネスコ本部自然科学局小島嶼伝統的知識課
- イ 実施期間: 2014年2月~
- ウ 概要:伝統的コミュニティーの能力向上を通じ,気候変動に関する意思決定に地元の伝統的知識をより反映しやすくする。
(242)サブサハラ・アフリカ諸国における教員教育を通じたジェンダーに配慮したSTEAM教育の促進
- ア 実施機関:ユネスコ教育局
- イ 実施期間:(調整中)
- ウ 概要:中等教育における教員のSTEAM教育能力を向上させること及び女子のSTEAM教育及び就業の向上を目指す。