軍縮・不拡散

グローバルな核燃料供給に関するセミナーの概要

平成21年1月

  1. グローバルな核燃料供給に関するセミナー(Seminar on Global Nuclear Fuel Supply(PDF)PDF)が、2009年1月26日(月曜日)、オーストリア(ウィーン)の国際原子力機関(IAEA)本部(IAEA理事会議場)において、主催国である我が国の他、IAEA加盟国から約200名の参加を得て、開催された。
  2. 同セミナーにおいては、中根猛(なかね・たけし)在ウィーン国際機関日本政府代表部特命全権公使が議長を務め、オープニングスピーチを行った。その中で、多くの国が原子力発電の導入・拡大を検討しつつあることや、核燃料供給に関する様々な見解があることを踏まえ、核燃料サイクルおけるフロント・エンド全体の実態把握や情報共有に資するために同セミナーを開催することとした旨紹介した。また、同セミナーを通じ、フロント・エンドの現状及び将来見通しに関する理解が深まることを期待する旨述べた。
  3. 各セッションにおいては、国際機関及び民間企業からの出席者が、それぞれの立場から、フロント・エンドに関する専門的・技術的なプレゼンテーションを行った。IAEAから「フロント・エンドの課題に関する背景情報」(PDF)PDF、OECD/NEAから「核燃料供給の現在及び将来のマーケット・トレンド」(PDF)PDF、フランスのAREVA社から「一次ウラン源・二次ウラン源」(PDF)PDF、英国のURENCO社(PDF)PDF及びロシアのTENEX社(PDF)PDFから「濃縮」、米国のWestinghouse社から「成型加工」(PDF)PDF、及び我が国の東京電力から「原子燃料調達に関する事業者の見通し」(PDF)PDFに関するプレゼンテーションが行われ、同セミナー参加者との間で、率直かつ有意義な意見・情報交換が活発に行われた。
  4. 最終セッションにおいては、我が国が提案している「IAEA核燃料供給登録システム」(資料1(PDF)PDF資料2(PDF)PDF)に関し、簡潔な紹介を行った。

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