10月3日、ウィーンで開かれたIAEA理事会において、天野之弥在ウィーン国際機関日本代表部大使が、IAEA理事会議長に選出された。IAEA理事会は、年1回開かれる総会に対して責任を負うことを条件としてIAEAの任務を遂行する権限を有する、IAEAの実質的な意思決定機関。
天野議長の任期は2006年総会までの1年間。我が国がIAEA理事会議長を務めるのは、1957年の創設以来6度目(前回は1997年~98年で、当時の池田ウィーン代表部大使が務めた)。
天野大使の議長選出を受け、10月3日、外務省は、以下の外務報道官談話を発出した。
IAEA理事会は、原子力技術の最も進歩した加盟国として毎年6月の理事会によって指定される13カ国及び総会で選出される22カ国(毎年9月の総会で半数改選)の計35の理事国から構成される。
本年総会後から2006年総会までの理事国は次の通り(順不同)。
理事会指定理事国:米、英、仏、露、中、印、加、伯、南ア、ベルギー、独、豪、日本。
総会選出国:アルゼンチン、エクアドル、ベネズエラ、ポルトガル、スウェーデン、スロバキア、アルジェリア、ガーナ、イエメン、シンガポール、スリランカ、ギリシア、ノルウェー、ベラルーシ、スロベニア、コロンビア、キューバ、エジプト、リビア、シリア、韓国、インドネシア。