国連外交
上川外務大臣の国連未来サミット閣僚級準備会合出席
令和5年9月21日
現地時間9月21日(日本時間22日)、国連総会出席のため米国・ニューヨークを訪問中の上川陽子外務大臣は、未来サミット閣僚級会合に出席し、演説を行ったところ、概要は以下のとおりです。
- 冒頭、上川外務大臣から、本年、SDGsの折り返し地点を迎え、世界各国がSDGs達成に向けた意思を確認すべくニューヨークに集ったと述べました。また、深刻な課題が複雑に絡み合う中、人々の生活と安全が危険にさらされていることに触れ、我々は、多国間主義を強化すべきと述べました。また、日本として、未来サミットに積極的に貢献していく旨述べました。
- 続けて、上川外務大臣から、国連事務総長が2021年9月に提言した「我々のコモンアジェンダ(Our Common Agenda)」に沿って、三点述べました。
- 若者や未来世代が世界を形作る主役である。「人間の尊厳」を守り、強化するために、我々が結束しなければならない。
- 国連総会を強化する取組を続け、安保理改革を進める必要がある。また、日本として、拒否権行使の抑制、理事国以外の加盟国による安保理へのアクセス向上、安保理の透明性向上に向けてリーダーシップを取っていく。
- 法の支配の重要性を強調し、ロシアは、関連する国連総会決議と ICJ の暫定措置命令に従い、即時かつ無条件にウクライナから軍を撤退させるべき。
- 最後に、上川外務大臣から、未来世代のために「人間の尊厳」を守るべく、国際社会が協力していくべきであると述べました。