アメリカ合衆国

平成27年6月8日
中山泰秀外務副大臣は,6月5日から6月6日までの日程で,米国・ニューヨークを訪問しました。概要は以下のとおりです。

1.アジア太平洋地域の国連常駐代表との昼食会(5日)

中山副大臣からは、本年の安全保障理事会非常任理事国選挙に関し、国連のアジア太平洋グループが日本を統一候補としたことに改めて謝意を伝えました。また、日本は国際協調主義に基づく「積極的平和主義」の理念を実践し、国際社会の平和と安定に貢献していくこと、例えば、PKOや平和構築への積極的貢献、「すべての女性が輝く社会」の実現、「核兵器のない世界」の追求、人権問題を含む北朝鮮情勢への対応に取り組むこと、安保理改革にも引き続き取り組むことも説明しました。出席者からは、日本のこれまでの実績を評価する発言がありました。

2.ラトレイ安保理改革に関する政府間交渉議長(ジャマイカ国連常駐代表)との会談(5日)

中山副大臣からは,ラトレイ議長の指導力により、政府間交渉のプロセスが着実に進展していることを歓迎しました。また、今後、簡潔な交渉文書が提示されること、それに基づく真の交渉が早期に開始されることを強く期待していることを伝え、ラトレイ議長の進める交渉に前向きに関与していくとの日本政府全体としてのメッセージを伝えました。これに対し、ラトレイ議長からは、日本のこれまでの貢献を評価する、現実的な交渉文書に基づく政府間交渉の実現に向けて努力している旨述べました。

3.ベサック・デー(釈迦降誕祭)におけるスピーチ(5日)

中山副大臣は,国連本部において開催されたベサック・デー(釈迦降誕祭)に関するイベントに出席し,スピーチを行い,一休禅師の禅問答や聖徳太子の政治について紹介しました。

4.その他

5日、中山副大臣は,米国の有識者との意見交換を行いました。

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