G7
G7外相会合
(「インド太平洋」及び「グローバル連結性」セッション)
令和6年4月19日
現地時間4月19日午前9時05分(日本時間同日午後4時05分)から約125分間、G7外相会合に出席するためイタリア・カプリ島を訪問中の上川陽子外務大臣は、「インド太平洋」及び「グローバル連結性」セッションに参加したところ、概要は以下のとおりです(G7各国外相及びEU上級代表が参加)。
- 冒頭、イランに対する攻撃の報道を受け、中東情勢について議論が行われました。
- インド太平洋に関して、上川大臣から、昨年に引き続き、本年もインド太平洋を優先課題として掲げられていることを歓迎した上で、G7メンバーとの間で、インド太平洋地域の諸課題について率直な意見交換を行いました。
- その中で、法の支配に基づく自由で開かれたインド太平洋に対するコミットメントを改めて確認するとともに、欧州大西洋とインド太平洋の安全保障は不可分との観点から、G7メンバー間で更に連携していくこと、地域のパートナーと共に取り組んでいくことについて一致しました。
- また、中国に対しては、率直に関与し、我々の懸念について中国と直接対話する必要性を再確認すると同時に、共通の関心分野においては中国と協力する用意があるとの認識で一致しました。北朝鮮に関しては、上川大臣から、北朝鮮の核・ミサイル活動を深刻に懸念しており、G7を始めとする同志国間でこれまで以上に緊密に連携し、断固とした姿勢を示すことが必要である旨述べ、G7メンバー間で更に連携していくことで一致しました。また、拉致問題の即時解決に向けたG7各国からの一貫した理解と協力に対する感謝を述べました。
- グローバル連結性に関して、上川大臣からは、我が国が長年にわたりFOIP協力の大きな柱として連結性を推進している旨指摘した上で、日本の取組等について説明しました。