日本の安全保障と国際社会の平和と安定
日米豪印外相会合
令和7年1月21日


現地時間1月21日午後3時5分(日本時間22日午前5時5分)から約1時間、米国大統領就任式出席のため米国・ワシントンD.C.を訪問中の岩屋毅外務大臣は、ペニー・ウォン・オーストラリア連邦外務大臣(Senator the Hon Penny Wong, Minister for Foreign Affairs of the Commonwealth of Australia)、スブラマニヤム・ジャイシャンカル・インド外務大臣(H.E. Dr. Subrahmanyam Jaishankar, Minister of External Affairs of India)及びマルコ・ルビオ米国国務長官(The Honorable Marco Rubio, Secretary of State of the United States of America)と日米豪印外相会合を行ったところ、概要は以下のとおりです。今回の外相会合は、米新政権の発足翌日のタイミングで開催されました。また、今次会合の機会に、日米豪印外相共同声明が発出されました。
- 日米豪印の四大臣は、同盟国・同志国間の連携の重要性や「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けたコミットメントを再確認し、今後一層協力を強化していくことを確認しました。
- 四大臣は、インド太平洋地域の情勢について戦略的な議論を率直に行い、東シナ海・南シナ海を含め、力による一方的な現状変更の試みに強く反対することを確認しました。また、北朝鮮情勢についても議論が行われ、岩屋大臣から、核・ミサイル活動への深刻な懸念を表明するとともに、拉致問題の即時解決に向けた各国の理解と協力を求めました。
- 四大臣は、地域における海洋、経済及び技術の安全保障を強化するため、協力を進めていくことで一致しました。
- 四大臣は、今後、インドが主催する首脳会合に向けた準備を行うとともに、外相会合を定期的に開催することで一致しました。