北朝鮮

(令和2年1月12日)

令和2年2月7日
(写真1)接舷して蛇管を接続している北朝鮮船籍タンカー「CHON MA SAN(チョンマサン)号」と船籍不明の船舶<br>(1月12日00時10分頃撮影)(出典:防衛省) 接舷して蛇管を接続している北朝鮮船籍タンカー
「CHON MA SAN(チョンマサン)号」と船籍不明の船舶
(1月12日00時10分頃撮影)(出典:防衛省)
(写真2)「CHON MA SAN(チョンマサン)号」(1月12日8時10分頃撮影)(出典:防衛省) 「CHON MA SAN(チョンマサン)号」
(1月12日8時10分頃撮影)(出典:防衛省)
(写真3)「明波 5」との表示がある船籍不明の船舶(1月12日7時50分頃撮影)(出典:防衛省) 「明波 5」との表示がある船籍不明の船舶
(1月12日7時50分頃撮影)(出典:防衛省)

1 事案の概要

 令和2年1月12日(日曜日)未明,北朝鮮船籍タンカー「CHON MA SAN(チョンマサン)号」(IMO番号:8660313)と「明波 5」との表示がある船籍不明の船舶が東シナ海の公海上(上海の東約240kmの沖合)で接舷(横付け)していることを海上自衛隊第1海上補給隊所属の補給艦「ときわ」(横須賀)が確認しました。
 両船舶は,接舷した上で蛇管(ホース)を接続していたことから,何らかの作業に従事していた可能性があり,政府として総合的に判断した結果,国連安保理決議で禁止されている「瀬取り」を実施していたことが強く疑われます。
 なお,北朝鮮船籍タンカー「CHON MA SAN号」は,平成30年3月に国連安保理北朝鮮制裁委員会により資産凍結・入港禁止の対象に指定された船舶です。

2 我が国としての対応

 我が国としては,本事案について,国連安保理北朝鮮制裁委員会(専門家パネル)に通報するとともに,関係国と情報共有を行っています。

(参考)
 本事案は,我が国の公表案件として16回目のもの(「瀬取り」実施が疑われる回数としては24回目)。


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