海洋安全保障
アジア海賊対策地域協力協定(ReCAAP)第19回総務会
令和7年11月20日
- 令和7年3月11日から14日、アジアにおける海賊・海上武装強盗対策のための地域協力枠組であるアジア海賊対策地域協力協定(ReCAAP:Regional Cooperation Agreement on Combating Piracy and Armed Robbery against Ships in Asia)の第19回総務会及び公開セッションがシンガポールにて開催されました。
- 総務会では、ReCAAP情報共有センター(ISC)事務局から、2024年のアジアにおける海賊・海上武装強盗の状況につき報告が行われました。総務会は、同事務局が報告した2024年の事務局の活動内容及び今後の活動予定につき確認しました。また、総務会は、非締約国や国際機関、非政府組織との協力を促進することにつき合意しました。
- 今般の総務会には、ReCAAPの21締約国全てが参加し、公開セッションにはフランス、ギリシャ、EU、国連薬物・犯罪事務所(UNODC)、海運業界、研究機関等が参加しました。我が国からは外務省及び海上保安庁の関係者が参加し、2024年10月にReCAAP ISCと外務省及び海上保安庁の共催により、東京で実施された能力構築エグゼクティブ・プログラムをはじめ、沿岸国の海上法執行能力強化のための支援を通じて、引き続きアジアの海域の安全確保に貢献していく旨を発信しました。

