国際組織犯罪に対する国際社会と日本の取組

令和7年10月31日
2025年G20腐敗対策閣僚会合の様子

 10月30日(現地時間)、南アフリカ・ムプマランガにおいて、G20として4回目となるG20腐敗対策閣僚会合が開催され、我が国からは、南博之政府代表(国際テロ対策・組織犯罪対策協力担当大使)が出席しました。

  1. 今次会合では、2025年のG20腐敗対策作業部会において議論されてきた、腐敗に関連する押収・没収財産の管理に関する成果文書等が採択されました。また、議長国南アフリカは、2025年の同作業部会における議論を総括した議長声明を発出しました。同議長声明では、国際的な腐敗対策の取り組みにおいて模範を示すという共通のコミットメントと献身を再確認し、これまでG20腐敗対策作業部会が築いてきた遺産を基盤としてそれをさらなる発展を発展させることを表明しています。
  2. 日本は、今後も、国連腐敗防止条約(UNCAC)(日本語(PDF)別ウィンドウで開く英語(PDF)別ウィンドウで開く)等の既存の腐敗対策に関する条約の着実な履行を推進しつつ、他国への能力構築支援等を通じた国際的な腐敗対策の取組に継続して注力することで、引き続き国際社会と連携して腐敗対策に取り組んでいきます。

(参考)2025年G20腐敗対策閣僚会合の出席国・機関

  1. G20
    日本、アルゼンチン、豪州、ブラジル、カナダ、中国、フランス、ドイツ、インド、インドネシア、イタリア、韓国、ロシア、サウジアラビア、南アフリカ、英国、米国、欧州連合(EU)、アフリカ連合(AU)
  2. 招待国
    アルジェリア、エジプト、アイルランド、オランダ、ノルウェー、ポルトガル、シンガポール、スペイン、スイス、アラブ首長国連邦
  3. 国際機関
    金融活動作業部会(FATF)、国際通貨基金(IMF)、国際刑事警察機構(INTERPOL)、経済協力開発機構(OECD)、Open Ownership、国連開発計画(UNDP)、国連薬物・犯罪事務所(UNODC)

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