国際組織犯罪に対する国際社会と日本の取組

令和6年10月25日
G20腐敗対策閣僚会合の様子

 10月24日(現地時間)、ブラジル・ナタルにおいて、G20として3回目となるG20腐敗対策閣僚会合が開催されました。マルケス・デ・カルヴァーリョ(Mr. Vinicius Marques de Carvalho)ブラジル連邦総監督庁長官(Minister of State of the Office of Comptroller General of Brazil (CGU))が議長を務め、我が国からは、南博之政府代表(国際テロ対策・組織犯罪対策協力担当大使)が出席しました。

  1. 今次会合では、2024年のG20腐敗対策作業部会において議論されてきた、同作業部会の2025年から2027年の行動計画(英語)(PDF)別ウィンドウで開くや、民間部門における腐敗対策強化についての成果文書(英語)(PDF)別ウィンドウで開くに加えて、「G20腐敗対策閣僚会合閣僚宣言(英語(PDF)別ウィンドウで開く日本語(仮訳)(PDF))別ウィンドウで開く」が採択されました。同宣言では、腐敗対策とインテグリティ(清廉性)の推進を通じた公正な社会と持続可能な地球への貢献の重要性を確認し、今後もG20腐敗対策作業部会を通じた連携を強化することを宣言しています。
  2. 日本は、今後も、国連腐敗防止条約(UNCAC)(日本語(PDF)別ウィンドウで開く英語(PDF)別ウィンドウで開く)やOECD外国公務員贈賄防止条約(日本語英語(PDF)別ウィンドウで開く)等の既存の腐敗対策に関する条約の着実な履行を推進しつつ、他国への能力構築支援等を通じた国際的な腐敗対策の取組に継続して注力することで、引き続き国際社会と連携して腐敗対策に取り組んでいきます。
(参考)2024年G20腐敗対策閣僚会合の出席国・機関
(1)G20
日本、アルゼンチン、豪州、ブラジル、カナダ、中国、フランス、ドイツ、インド、インドネシア、イタリア、韓国、ロシア、サウジアラビア、南アフリカ、英国、米国、欧州連合(EU)、アフリカ連合(AU)
(2)招待国
オランダ、ナイジェリア、ノルウェー、ポルトガル、シンガポール、スペイン、スイス、アラブ首長国連邦
(3)国際機関
エグモント・グループ(Egmont Group)、国際通貨基金(IMF)、国際刑事警察機構(INTERPOL)、経済協力開発機構(OECD)、国連教育科学文化機関(UNESCO)、国連薬物・犯罪事務所(UNODC)

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