国連外交

平成30年9月24日
トランプ大統領主催世界薬物問題ハイレベルイベント1
トランプ大統領主催世界薬物問題ハイレベルイベント2

 本24日(月曜日)午前8時15分(現地時間,日本時間同日夜)から約1時間,河野外務大臣は,国連本部内でトランプ米大統領主催「世界薬物問題ハイレベルイベント」に出席しました。

1 会合の冒頭に参加者全員による記念撮影を行った後,ヘイリー米国連常駐代表が開会の辞を述べました。

2 続いて,トランプ米大統領から,国際社会において,コカインやオピオイドの生産が増加し,薬物による死亡が急増している状況や薬物問題が不正な資金の流れや腐敗などの国境を越えた大きな問題となっている状況に警鐘を鳴らし,国際社会とともに,コミュニティや家族を守り,全ての子供達に薬物のない社会をもたらすことを目指したい旨述べました。

3 その後,グテーレス事務総長から,薬物の過剰摂取により,毎年多数の人々が死亡していると述べ,また,薬物問題に対処するには、薬物密売人対策とともに薬物患者などの薬物の被害者への対応が必要であるとして,ポルトガル首相時代に取り組んだ薬物政策を成功例として紹介しました。そして,国連は薬物関連条約や国連麻薬総会の成果文書の下,世界薬物問題への各国の取組みを支援していく旨述べました。

4 最後に,ヘイリー米国連常駐代表が閉会の辞を述べ,政治文書「グロ-バル・コール・トゥ・アクション(Global Call to Action)」(PDF)別ウィンドウで開くが発出されました。

 

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