国際組織犯罪に対する国際社会と日本の取組

令和2年12月11日
中西外務大臣政務官の京都コングレス2020を成功させる議員連盟総会出席1
中西外務大臣政務官の京都コングレス2020を成功させる議員連盟総会出席2
12月10日、衆議院第一議員会館にて「京都コングレス2020を成功させる議員連盟」第2回総会がオンラインも活用した形で開催されました。冒頭、上川陽子法務大臣兼同議連会長の挨拶に続き、中西哲外務大臣政務官が外務省を代表して挨拶を行いました。また、京都コングレスの事務局を務める国連薬物・犯罪事務所(UNODC)からは、ガーダ・ファトヒー・ワーリー(H.E. Ghada Fathi Waly)事務局長がオンライン参加し基調講演を実施するとともに、前回の第13回コングレスのホスト国であるカタール国からは、ハッサン・ビン・モハメド・ラフィー・アルエマーディ(H.E. Hassan Bin Mohammed Rafei AL-EMADI)駐日カタール国特命全権大使が来場参加し、前ホスト国として挨拶を行いました。

中西政務官は、挨拶の中で、京都コングレスは、持続可能な開発目標(SDGs)が採択されてから初めて開催されるコングレスであり、またコロナ禍後、国連事務所以外で開催される最初の国連主催の大型会議であることからも、京都コングレスを日本で開催し、成功させる意義は大きい旨強調しました。また、外務省としては、引き続きUNODCを始めとする国際機関、各国政府等と協力して準備を進めていくとともに、コロナ禍において、京都コングレスを安心・安全に開催するため、国内関係省庁と共に、各国代表団等の受入れのため水際措置についても、国内調整を行っていく旨言及しました。さらに、京都コングレス後のフォローアップのため、テロやサイバー犯罪・麻薬等の国際組織犯罪対策を通じて、犯罪防止・刑事司法分野においてUNODC等の国際機関との協力を推進していく旨表明しました。

〔参考1〕主な参加者
京都コングレス2020を成功させる議員連盟所属国会議員、経済団体関係者、政府関係者等が来場参加したほか、オンラインでも各国在京外交団、NGO関係者等が参加。

〔参考2〕京都コングレス
国連犯罪防止刑事司法会議(コングレス)とは、1955年以降、5年ごとに開催されている犯罪防止・刑事司法分野における国連最大の国際会議(事務局は国連薬物・犯罪事務所(UNODC))。司法大臣、検事総長等ハイレベルの各国政府代表、国連事務総長ほか、国際機関、NGO等から関係者が参加。また、犯罪防止・刑事司法分野の対策や国際協力の在り方について検討し、政治宣言を採択する。第14回国連犯罪防止刑事司法会議(京都コングレス)は、当初、2020年4月20日から27日に国立京都国際会館において開催予定であったが、新型コロナウイルス感染症の世界的な感染状況等に鑑み開催延期となり、2021年3月7日から12日までの6日間で、同じく国立京都国際会館において開催される予定。

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