日本の国際テロ対策協力
第8回グローバル・テロ対策フォーラム(GCTF)閣僚級会合
平成29年9月20日



- 9月20日(水曜日)9時から13時(日本時間同日22時から21日(木曜日)2時)まで,ニューヨークにおいて第8回グローバル・テロ対策フォーラム(GCTF:Global Counterterrorism Forum)閣僚級会合が開催され,河野外務大臣が出席しました。
- 河野外務大臣は,スピーチ(日本語(PDF)
/ 英語(PDF)
)において,テロの脅威が欧州及びアジア地域へ急速に拡大している現状について発信するとともに,我が国の国際テロ対策協力の実績及び独自の暴力的過激主義対策支援並びに2020年東京五輪を見据えた我が国の国内テロ対策を紹介したほか,GCTFにおける貢献及びTOC条約締結等を通じた今後の国際的なテロ対策協力について表明しました。
- 引き続き各国の閣僚等が発言し,テロの新たな脅威に対応した国際協力の重要性,ソフト・ターゲットの防護,外国人戦闘員の帰還,テロリストによるインターネットの利用,アジア地域等への脅威の拡大等について意見交換が行われました。また,閣僚声明及び2件の成果文書の採択が行われました。
1 GCTFは,2011年9月,米国のイニシアティブにより創設され,テロ対策に係る新たな多国間の枠組みとして,ベストプラクティスの共有,暴力的過激主義対策等の分野におけるキャパシティ・ビルディングの実施等を目的に,テロ対策の政策決定者・実務者が一堂に会して知見を共有する場を提供するもの。組織として,調整委員会,テーマ別・地域別の作業部会,イニシアティブ会合,事務局を設置。
2 メンバーは,以下の29か国及びEU。また国連がパートナーとして参加。
アルジェリア,豪州,カナダ,中国,コロンビア,デンマーク,エジプト,フランス,ドイツ,インド,インドネシア,イタリア,日本,ヨルダン,モロッコ,オランダ,ニュージーランド,ナイジェリア,パキスタン,カタール,ロシア,サウジアラビア,南アフリカ,スペイン,スイス,トルコ,UAE,英国,米国,EU
3 本会合において採択された2件の成果文書は下記のとおり。
(1)テロ対策の文脈におけるソフト・ターゲットの防護に係るグッド・プラクティスについてのアンタルヤ覚書
(2)オンラインにおける暴力的過激主義及びテロの防止及び対策についてのチューリッヒ・ロンドン勧告