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第1回日・ASEANサイバー犯罪対策対話の開催(結果概要)
平成26年6月2日
- 5月28日,シンガポールにおいて,第1回日・ASEANサイバー犯罪対策対話(The ASEAN-Japan Cybercrime Dialogue)が開催されました。この対話は,昨年12月の日・ASEAN特別首脳会議における合意に基づき,サイバー犯罪分野における日・ASEAN協力を強化することを目的に,本年新たに開催したものです。
- この対話では,我が国から新美潤総合外交政策局審議官・サイバー政策担当大使が,またシンガポール側からベニー・オン内務省国際協力パートナーシップ局上級局長(Mr. Benny Oon, Senior Director, International Cooperation and Partnerships Division, Ministry of Home Affairs, the Republic of Singapore)が共同議長を務めました。また,我が国(外務省,警察庁,法務省),ASEAN各10か国及びASEAN事務局から,それぞれサイバー犯罪対策に関係する機関の関係者が出席しました。
- 今回の対話では,我が国からサイバー犯罪対策の現状や日・ASEAN統合基金(JAIF)について紹介したほか,ASEAN各国からもサイバー犯罪対策の現状と今後の課題が紹介され,特にサイバー犯罪対策のための能力構築支援の必要性について幅広い意見交換が行われました。
- また,日・ASEANサイバー犯罪対策対話を,今後も定例開催することが提案され,これらの結果を,6月末にブルネイで開催される「第11回日・ASEAN国境を越える犯罪に関する高級実務者会合(SOMTC+日本会合)」に報告することで一致しました。