国連外交

令和6年7月17日
アトゥル・カレ国連活動支援担当事務次長と握手をする林官房長官
アトゥル・カレ国連活動支援担当事務次長と懇談する林官房長官

 7月17日、午後2時30分から約20分間、林芳正内閣官房長官は、訪日中のアトゥル・カレ国連活動支援担当事務次長(Mr. Atul Khare, Under-Secretary-General for Operational Support, the United Nations)の表敬を受けたところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、林官房長官から、日本は国際平和協力法の制定以降、30年以上の間、国際平和に対して積極的な役割を果たしてきており、国連安保理理事国として、引き続き国際平和協力分野で貢献していく考えを述べました。
  2. これに対し、カレ事務次長から、再びお会いすることができ嬉しく思う、日本による国連平和活動への多大な貢献に謝意を表したいとの発言がありました。その上で、双方は、国連三角パートナーシップ・プログラムを通じた能力構築支援を始め、国連平和維持活動の強化・改善に向けて引き続き協力していくことを確認しました。
(参考)国連三角パートナーシップ・プログラム(United Nations Triangular Partnership Programme(TPP)

 国連、支援国、要員派遣国の三者が協力して国連PKO要員の能力構築支援を行う枠組み。平成26年に国連で開催された第1回国連PKOサミットにおいて、安倍晋三総理大臣(当時)が、TPP創設の契機となったPKO早期展開への支援を表明して以来、日本は、工兵、医療等の分野における訓練への教官派遣を通じて、旗振り役としてこの枠組みを推進しています。


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