平和構築

令和元年12月20日
  1.  本日,我が国政府は,政府間開発機構(IGAD)に対し,同機構の要請を受け,国際平和協力法に基づく物資協力を行うことを決定しました。
     南スーダンでは、2011年の独立以降、国軍や警察等の治安部門の整備が課題となってきました。現在、その第一歩として、政府・反政府勢力双方の要員を集めて選別や訓練等を行うための一時的な宿営場所の整備が行われています。
     他方、現地では物資が不足しており、南スーダンの平和と安定のための取組を仲介してきた政府間開発機構(IGAD)から我が国政府に対し、必要な物品の譲渡要請がなされました。
     我が国は、南スーダンの国造りに対して従来から人的・物的に積極的貢献を行ってきているところです。また、本年8月のTICAD7でも安倍総理から、南スーダンの平和と安定の回復に向けた協力の継続支援を表明しており、本支援は、同表明を受け、積極的平和主義の実践として行うものです。
     我が国が供与するテント等の物資は、一時的な宿営場所の設置のために使用される予定であり、本支援により、治安部門の整備が推進され、南スーダンの治安改善、ひいては東アフリカ地域の安定につながることが期待されます。
  2.  IGADへ譲渡する物品
    ・テント
    1,800張
    ・毛布
    15,000枚
    ・給水容器
    20,000個
    ・ビニールシート
    6,000枚
    ・スリーピングマット
    15,000枚

    計 約4億5千万円(調達額)


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