人権外交

平成29年3月2日
2月27日(月曜日)~28日(火曜日),滝沢外務大臣政務官は,スイスのジュネーブを訪問し,第34回人権理事会ハイレベル・セグメント,ジュネーブ軍縮会議(CD)公式本会議,及び対人地雷禁止条約第2回プレッジング会合に出席してステートメントを実施したほか,各国・国際機関の要人との会談等を行いました。概要は以下のとおりです。

1 第34回人権理事会ハイレベル・セグメント

第34回人権理事会ハイレベル・セグメント1
第34回人権理事会ハイレベル・セグメント2
2月28日午後,滝沢政務官はステートメント(英文(PDF)和文(PDF))を実施し,その中で,わが国は本年より再び国連人権理事会のメンバーとなり,引き続き,自由・民主主義・基本的人権・法の支配等の普遍的価値を重視する外交を進めつつ世界の人権・人道状況の改善に向けて取り組む旨述べるとともに,日本として,北朝鮮が,国際社会の声を真摯に受け止め,拉致問題の早期解決や国際社会との協力に向けた具体的行動をとるよう強く求めてきており,今次人権理事会においても,EUとともに北朝鮮人権状況決議案を提出する予定である旨述べ,各国の理解と支持を求めました。

2 ジュネーブ軍縮会議(CD)公式本会議

ジュネーブ軍縮会議(CD)公式本会議1
ジュネーブ軍縮会議(CD)公式本会議2
2月28日午前,滝沢政務官は,CDにおいて,北朝鮮による昨年の2回の核実験や累次に亘る弾道ミサイル発射を非難し関連する安保理決議等の遵守を求めるとともに,日本として引き続きNPTプロセスを重視し現実的・実践的な核軍縮措置を主導することを発信するステートメント(英文(PDF)和文骨子(PDF))を実施し,各国の協力を力強く呼びかけました。また,この機会に,2011年11月に国連欧州本部に開設された原爆常設展も視察しました。

3 対人地雷禁止条約第2回プレッジング会合

2月28日午後,滝沢政務官は,対人地雷禁止条約の事務局の予算を確保することを目的とした第2回プレッジング会合に出席し,我が国の対人地雷対策における取組を紹介するとともに,平成29年度予算で8万9,669スイスフランを拠出すべく国会での承認をはじめとする国内手続き中である旨を表明(英文(PDF)和文(PDF))しました。

4 各国及び国際機関の要人との会談等

トムソン国連総会議長との会談
マウラー赤十字国際委員会(ICRC)総裁との会談
滝沢政務官は,トムソン国連総会議長,マウラー赤十字国際委員会(ICRC)総裁,ブルカルテール・スイス外相,ジャネリゼ・ジョージア外相,デッラ・ヴェドヴァ伊外務政務次官等と会談し,国際場裏における協力等につき意見交換を行い,また北朝鮮人権状況決議に対する支持・理解を求めました。


(参考)滝沢政務官の出張日程
2月26日(日曜日)
ジュネーブ着 

2月27日(月曜日)
人権理事会オープニング・セッション出席
各国・国際機関要人との会談 等

2月28日(火曜日)
軍縮会議公式本会議出席
対人地雷禁止条約第2回プレッジング会合出席
人権理事会ハイレベル・セグメント出席 等
ジュネーブ発

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