日本の安全保障と国際社会の平和と安定

平成28年3月7日
人権理事会でのステートメント
ゼイド人権高等弁務官との会談
CD公式本会議でのステートメント
3月2日(水曜日),濵地外務大臣政務官は,スイスのジュネーブを訪問し,ジュネーブ軍縮会議(CD)公式本会議,第31回人権理事会ハイレベル・セグメント及び対人地雷禁止条約第1回プレッジング会合に出席してステートメントを実施したほか,各国・国際機関の要人との会談等を行いました。概要は以下のとおりです。

1 ジュネーブ軍縮会議(CD)公式本会議

3月2日午前,濵地政務官は,CDにおいて,CDの再活性化及び兵器用核分裂性物質生産禁止条約(FMCT)交渉の即時開始の重要性,包括的核実験禁止条約の早期発効等を含め,我が国の核軍縮外交に関する基本的考え方や具体的取組を発信するステートメント(英文(PDF)和文骨子(PDF))を実施し,各国の協力を力強く呼びかけました。この機会に,2011年11月に国連欧州本部に開設された原爆常設展も視察しました。

2 第31回人権理事会ハイレベル・セグメント

3月2日午前,濵地政務官はステートメント(英文(PDF)和文(PDF))を実施し,その中で,無辜の市民の命を奪う卑劣なテロを日本は断固として非難する旨述べるとともに,北朝鮮が,国際社会の声を真摯に受け止め,拉致問題の早期解決を含む人権状況の改善に向けた具体的行動を強く求める旨述べました。また,日本はEUとともに今次人権理事会においても,北朝鮮人権状況決議を提出する予定である旨述べた上で,北朝鮮に対する国際社会の強いメッセージとなるよう,幅広い理解と支持を求めました。

3 対人地雷禁止条約第1回プレッジング会合

3月2日午後,濱地政務官は,対人地雷禁止条約の事務局の本年予算を確保することを目的とした第1回プレッジング会合に出席し,我が国として平成28年度予算で約7万9,700スイスフランを拠出すべく国会での承認をはじめとする国内手続き中である旨を表明(英文(PDF)和文(PDF))しました。

4 各国及び国際機関の要人との会談等

濵地政務官は,ゼイド国連人権高等弁務官,マウラー赤十字国際委員会(ICRC)総裁,セセイ・シエラレオネ外務閣外大臣との間で意見交換を行い,北朝鮮人権状況決議に対する支持・理解を求めたほか,TICAD VIについて説明等行うと共に,国際場裏における協力等につき意見交換を行いました。
また,ロドリゲス・ベネズエラ外務大臣及びウィラサック・タイ外務大臣政務官と立ち話を行いました。

(参考)濵地政務官の出張日程

3月2日(水曜日) ジュネーブ着
 軍縮会議公式本会議出席
 人権理事会ハイレベル・セグメント出席
 対人地雷禁止条約第1回プレッジング会合出席
 各国・国際機関要人との会談等
同日 ジュネーブ発

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