スウェーデン王国
上川外務大臣とフォルケ・ベルナドッテ・アカデミー(FBA)長官等との意見交換
令和6年1月10日
現地時間1月10日午前9時45分(日本時間10日午後5時45分)から約45分間、ストックホルムを訪問中の上川陽子外務大臣は、ペール・オルソン・フリード・フォルケ・ベルナドッテ・アカデミー(FBA)長官(Mr. Per OLSSON FRIDH, Director General, Folke Bernadotte Academy)等との間で、意見交換を行ったところ、概要は以下のとおりです。
上川大臣から、平和構築に係わる取組の重要性を指摘し、この分野での日・スウェーデン協力や、災害対策・防災分野を含む女性・平和・安全保障(Women, Peace and Security: WPS)分野での取組について説明しました。オルソン・フリード長官から、上川大臣の WPS 分野でのリーダーシップについて賞賛があり、次いで、軍、警察、援助機関のジェンダー担当者より各分野におけるWPSの具体的実践について説明があり、両者は、ウクライナや中東地域においても、WPSを踏まえた支援を具体的に行っていくことが重要であることで一致し、引き続きWPSを含む平和構築分野で協力していくことを確認しました。
(参考)女性・平和・安全保障(Women, Peace and Security: WPS)
2000年、国連安全保障理事会(国連安保理)において、同理事会史上初めて、国際的な平和と紛争予防、紛争解決には女性の平等な参画や紛争下の性暴力からの保護、ジェンダー平等が必要であると明記した「女性・平和・安全保障(Women, Peace and Security: WPS)に関する安保理決議第1325号」が全会一致で採択された。同決議及び関連決議を実施するため、日本はこれまで 3 次にわたり行動計画を策定・実施している。