欧州

平成28年1月27日

 1月17日から20日にかけて,武藤外務副大臣はオランダ及びベルギーを訪問しました。訪問の概要は以下のとおりです。

1 オランダ(18日)

ボス外務次官との会談

(1)武藤副大臣は,ジョーンズ・ボス外務次官と会談を行い,昨年11月のルッテ首相訪日の際に合意された戦略的パートナーシップ(PDF)別ウィンドウで開くの下で二国間関係を促進していくことで一致しました。特に,本年前半にオランダがEU議長国を務めることから,日EU経済連携協定(EPA)及び戦略的パートナーシップ協定(SPA)の早期妥結の重要性について確認しました。また,農業分野を含む二国間協力の促進について一致するとともに,アジア太平洋地域を含む地域情勢,難民,テロ問題等についても議論しました。

(2)武藤副大臣は,ファン・ダム農業大臣と会談を行い,日EU・EPAの早期妥結に向けた協力を要請するとともに,農業分野での二国間協力を促進することで一致しました。

(3)このほか,武藤副大臣はシーボルトハウスや農業施設の視察も行いました。

2 ベルギー(19日,20日)

レンデルス副首相兼外相との会談
ヤンボン副首相兼公安・内務大臣との会談
(1)19日,武藤副大臣は,日本・ベルギー友好150周年開会式典に日本側代表として参加し,150周年の開会を盛大に祝いました。 (2)同式典に先立ち,武藤副大臣は,ディディエ・レンデルス副首相兼外務・欧州問題大臣と会談を行いました。会談では,友好150周年を機に交流を拡大すること,二国間関係の更なる促進に向けて協力することで一致しました。また,テロとの闘い,難民問題,世界経済,アジアを含む地域情勢等についても議論しました。 (3)同日,武藤大臣は,ヤン・ヤンボン副首相兼公安・内務大臣と会談を行いました。武藤副大臣から,日本・ベルギー友好150周年別ウィンドウで開く文化事業等での治安確保を依頼し,ヤンボン大臣からは,あらゆる協力を惜しまない旨発言がありました。また,先方からベルギーの現政権のテロ対策に触れつつ,国内の治安確保に向けて鋭意取り組んでいる旨の説明がありました。武藤副大臣からは,シリア難民の問題についての日本の取組を説明しました。 (4)20日,武藤副大臣は,ペーテルス副首相兼雇用・経済・消費者保護・対外貿易担当大臣と会談し,日EU・EPAの早期妥結の重要性を確認しました。また,二国間の経済関係の更なる促進の必要性について一致しました。 (5)19日,武藤副大臣は,ベルギー・日本友好議員連盟と意見交換を行い,二国間の議員交流の促進に向け一致しました。 (6)このほか,武藤副大臣はブラッセル日本人学校やホンダ・モーター・ヨーロッパ・ロジスティクス社も訪問しました。

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