モナコ公国

令和元年10月25日
(写真1)安倍総理大臣とアルベール2世モナコ公殿下との懇談1(写真提供:内閣広報室) 安倍総理大臣とアルベール2世
モナコ公殿下との懇談
(写真提供:内閣広報室)
(写真2)安倍総理大臣とアルベール2世モナコ公殿下との懇談2(写真提供:内閣広報室) 安倍総理大臣とアルベール2世モナコ公殿下との懇談
(写真提供:内閣広報室)

 本25日,午前9時15分頃から約25分間,安倍晋三内閣総理大臣は,訪日中のアルベール2世モナコ公殿下(H.S.H. Prince Albert II of Monaco)と懇談したところ,概要は以下のとおりです。なお懇談には,日本側から西村明宏内閣官房副長官ほかが,モナコ側から,パトリック・メドサン駐日モナコ大使(H.E. Mr. Patrick MEDECIN Ambassador of Monaco to Japan),小林健モナコ名誉総領事ほかが同席しました。

1 冒頭

 安倍総理大臣から,アルベール2世公殿下の訪日を歓迎した上で,2007年4月の御訪日以来,12年ぶりにお会いできて光栄である旨述べつつ,先日の台風19号に際し,殿下から温かいお見舞いの言葉を頂いたことについて謝意を述べました。これに対し,アルベール2世公殿下から,即位の儀式に参列できたことに感謝する旨述べつつ,改めて台風19号の被害にお見舞い申し上げる旨述べました。

2 二国間関

 安倍総理大臣から,「日モナコ両国は,長く続く皇族・公室関係を礎に良好な二国間関係を有し,2006年にモナコと外交関係を開設した際に自分は総理大臣だったが,2016年には日・モナコ外交関係樹立10周年別ウィンドウで開くを迎え,両国間の絆が一層深まった」旨述べました。また,今後もこのモメンタムを継続し,文化交流等を通じて二国間関係を更に強化したい旨述べました。これに対し,アルベール2世公殿下から,「日本とモナコ関係は素晴らしい状態にあり,さらに関係を発展させていきたい」旨述べました。また,アルベール2世公殿下から,今次訪日で訪問される文化行事について,特にモナコから貸与された絵画もある上野の森美術館で開催中のゴッホ展別ウィンドウで開くや,国立新美術館で開催されている「カルティエ,時の結晶」別ウィンドウで開くについて述べた上で,「日・モナコの文化交流が進んでいることは喜ばしい」旨述べました。
また,アルベール2世公殿下から,「日本は本年のG20大阪サミット海洋プラスチックごみ対策(PDF)別ウィンドウで開くについて良いイニシアティブを出されている。本件は両国共通の懸念事項であり協力していきたい」旨述べました。これに対し安倍総理大臣から,「大阪ブルーオーシャン・ビジョンでは2050年までに新たな汚染をゼロにすることについてG20諸国でコミットすることができた。これを達成して行くべくリーダーシップを発揮していきたい」旨述べました。


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