イタリア共和国

平成28年5月2日
レンツィ伊首相と握手する安倍総理大臣
(写真提供:内閣広報室)
歓迎式典
(写真提供:内閣広報室)

 5月2日(月曜日)11時30分から約60分間,安倍内閣総理大臣は,ヴェッキオ宮において,マッテオ・レンツィ・イタリア首相(H.E. Mr. Matteo Renzi, President of the Council of Ministers of the Italian Republic)と日伊首脳会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。

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    日伊首脳会談
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    日伊共同記者発表に臨む両首脳
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    日伊共同記者発表
    (写真提供:内閣広報室)

1 二国間関係

(1)冒頭,レンツィ首相からは,友人である安倍総理を地元フィレンツェにお迎えでき嬉しい,安倍総理と協力して既に良好な二国間関係を一層強化したい旨述べました。

(2)これに対し,安倍総理から,レンツィ首相の地元フィレンツェを訪問できたことは喜ばしい旨述べました。

(3)両首脳は,国交150周年を迎える本年別ウィンドウで開く,政治,安全保障,経済,文化・人的交流といった様々な分野で,すでに良好な日伊関係を一層発展させていくことで一致しました。

(4)特に,両首脳は,日本企業によるイタリアへの大型投資が相次いでいることを歓迎し,両国間で産業協力を一層進めていくことを確認しました。

2 G7伊勢志摩サミットに向けた協力

(1)安倍総理から今月末に開催されるG7伊勢志摩サミットでは,価値観を共有するG7らしい戦略的な議論をし,世界経済とテロや難民問題について,G7の結束と力強いメッセージを示したい旨述べました。

(2)これに対し,レンツィ首相からは賛意が示され,今年のG7は世界の諸課題に対処する上で非常に重要なタイミングで開催されるものであり,安倍総理の強いリーダーシップに期待している旨の発言がありました。

(3)両首脳は世界経済を再活性化させるため,G7には,構造改革の加速化に合わせて,機動的な財政出動が求められているとの認識で一致し,伊勢志摩サミットでG7として明確なメッセージを発出することを確認しました。

(4)両首脳は本年と明年のG7議長国として緊密に協力することを確認しました。


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