フランス共和国
安倍総理大臣とサルコジ元フランス大統領との会談
令和元年10月21日
本21日,午後6時00分頃から約20分間,安倍晋三内閣総理大臣は,訪日中のニコラ・サルコジ元フランス共和国大統領(H.E. Mr. Nicolas SARKOZY, Former President of the French Republic)と会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。なお,会談には,日本側から岡田直樹内閣官房副長官ほかが,フランス側から,ローラン・ピック駐日大使ほかが同席しました。
1 冒頭
安倍総理大臣から,サルコジ元大統領の訪日を歓迎した上で,2007年のG8ハイリゲンダム・サミット以来,再びお会いでき嬉しい旨述べました。これに対し,サルコジ元大統領は,訪日前に意見交換したマクロン大統領から,即位の礼関連式典にはフランスを代表して厳粛に出席して欲しい旨述べられたことを紹介しつつ,これは国際社会において日本を重要視している証左である旨述べました。また,サルコジ元大統領は,ラグビー・ワールドカップの円滑な組織運営,同ワールドカップにおける日本代表の健闘をたたえるとともに,安倍総理大臣の政治・経済分野を始めとする国内運営に祝意を表しました。
2 二国間関係
安倍総理大臣から,二国間関係について,「日仏関係はかつてないほど進展している。本年6月には,マクロン大統領との間で,両国間に新たな地平を開く日仏協力のロードマップを発出した」旨述べた上で,共に「インド太平洋国家」である日仏で,自由で開かれたインド太平洋の実現に向け一層協力していきたい旨述べました。これに対し,サルコジ元大統領から,厳しさを増す国際情勢において,日仏協力を更に深化させていく必要性を指摘し,それが世界の平和と安定につながると述べました。
3 地域情勢
両者は,様々な地域情勢,国連や国際社会が直面する諸課題についても率直な意見交換を行いました。