フランス共和国

日仏首脳会談(ワーキング・ランチ)

平成30年10月17日

  • 共同記者発表(写真提供:内閣広報室)
  • 共同記者発表(写真提供:内閣広報室)

 10月17日,午後1時50分(日本時間17日午後8時50分)から約75分間,フランスを訪問中の安倍晋三内閣総理大臣は,エマニュエル・マクロン・フランス共和国大統領(H.E. Mr. Emmanuel Macron,President of the French Republic)と首脳会談(ワーキングランチ)を行ったところ,概要は以下のとおりです。

1 冒頭

(1)マクロン大統領から,今回の安倍総理のフランス訪問に謝意を表しつつ,フランス南部オード県の豪雨被害に対するお見舞いに感謝を述べました。これに対し,安倍総理大臣から,ジャポニスム開会式と革命記念式典出席のための7月の訪仏は,西日本豪雨被害への対応のためキャンセルせざるを得なくなり,残念であったが,今回パリを訪問することが出来て嬉しい旨述べました。

(2)両首脳は,日仏友好160年である本年,ハイレベルの往来を通じ,二国間関係が飛躍的に深化していることを確認しつつ,来年はお互いにG20とG7の議長であり,「特別なパートナー」として,緊密に連携していくことで一致しました。

2 G20/G7

(1)安倍総理大臣から,明年のG20では,経済成長と格差対応の同時達成,開発・地球規模課題への貢献を通じ議論をリードしたい旨述べたのに対し,マクロン大統領からも,G7/G20議長国として,日仏間で緊密に連携していきたい旨述べました。

(2)両首脳は,保健,教育,海洋ごみを含むSDGs達成や,パリ協定運用開始を視野に,気候変動分野で機運を高めるべく協力していくことを確認しました。

3 二国間関係

(1)安倍総理大臣から,日本と同様に太平洋国家であるフランスと,5月の太平洋・島サミットに仏領ポリネシアとニューカレドニアからの参加を得て,今後の協力に向けた有益な議論ができた旨述べつつ,自由で開かれたインド太平洋の実現に向け,フランスと緊密に協力していきたい旨述べました。

(2)両首脳は,防衛協力の基盤となるACSA(アクサ)の署名を歓迎しつつ,自由で開かれたインド太平洋の実現に向け,日仏間の具体的協力を更に積み重ねていくことで一致しました。

(3)また,両首脳は,人工知能等のデジタル分野やスタートアップ政策について,日仏間で戦略的に協力を進めていくことで一致しました。

4 日EU関係

(1)安倍総理大臣は,先般,日EU・EPA及び日EU・SPAに署名し,自由貿易の旗手として世界をリードしていくとの日欧の揺るぎない政治的意思を全世界に示した旨述べました。両首脳は,両協定の早期発効に向け引き続き協力していくことで一致しました。

(2)また,安倍総理から,英国のEU離脱は企業活動及び世界経済にも関わる課題であり,透明性・予見可能性及び法的安定性の確保を要請しました。両首脳は,世界の安定と繁栄のために日欧が緊密に連携していくことを確認しました。

5 地域情勢

(1)北朝鮮情勢について,両首脳は,引き続き,米朝プロセスを後押ししていく必要があり,そのためには,安保理決議の完全な履行の堅持が必要であることで一致しました。また,両首脳は,ASEMやG7の場を含め,日仏が結束して「制裁回避」を防ぐ取組を維持・強化することの重要性を確認しました。両首脳は,拉致問題の早期解決を含め,引き続き日仏間で連携していくことで一致しました。

(2)また,両首脳は,核合意を含むイラン情勢等についても意見交換を行い,日仏で引き続き緊密に連携していくことを確認しました。


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