フランス共和国

平成27年11月27日
表敬を受ける安倍総理大臣
(写真提供:内閣広報室)
表敬を受ける安倍総理大臣
(写真提供:内閣広報室)

 本27日,午後6時35分から約20分間,安倍晋三内閣総理大臣は,ジャック・アッシェンブロワ・ヴァレオ社CEO(Mr. Jaques ASCHENBROICH, Member of the Board and Chief Executive Officer of Valeo,日仏クラブ仏側議長),西室泰三東芝相談役(日仏クラブ日本側議長),ルイ・シュヴァイツァー日仏パートナーシップ外務・国際開発大臣特別代表(Mr. Louis SCHWEITZER,Special Representative of the Minister of Foreign Affairs and International Development of the French Republic for France-Japan Partnership)を始めとする日仏クラブ関係者の表敬を受けたところ,概要は以下のとおりです。

1 冒頭,安倍総理大臣から,パリで発生した同時多発テロ事件の被害者及びその家族に対する心からの哀悼の意を表し,日本は断固としてテロを非難し,この困難な時に日本はフランスと共にある旨述べました。

2 また,安倍総理大臣より,日EU経済連携協定(EPA)の早期妥結は日仏両国の経済成長・雇用にも貢献するものであり,フランス経済界の力強い支持を期待する旨述べました。加えて,本年10月のヴァルス・フランス首相(Mr. Manuel Valls, Prime Minister of the French Republic)訪日時に「日仏イノベーション年」を開始(PDF)別ウィンドウで開くした旨述べた上で,イノベーション分野における日仏協力を通じて,気候変動を始めとする人類共通の課題にも貢献が可能であり,大変有意義である旨述べました。最後に,今後も日仏クラブの活躍を通じた両国パートナーシップの強化への期待を表明しました。

3 日仏クラブを代表して,西室議長から日仏クラブ参加者の紹介があり,同日に行われた日仏クラブ総会での議論の成果としてプレスリリースの形で提言書が安倍総理大臣に手交されました。
 また,アッシェンブロワ議長からは,総会では日仏両国とも構造改革を進める必要があるという結論を共有した旨,日EU・EPAについて,フランス経済界は日本とのEPAを心から望んでいる旨発言がありました。
 シュヴァイツァー特別代表は,安倍総理大臣の暖かい歓迎と連帯の言葉に感謝を述べつつ,西室議長とアッシェンブロワ議長の言葉に完全に同意する旨述べた上で,アフリカにおける持続可能な都市開発(PDF)別ウィンドウで開くは日仏官民による協力の良い具体例となり得る旨の発言がありました。


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