フランス共和国
中山外務副大臣のフランス訪問
平成27年6月9日



- 6月3日から4日まで,中山泰秀外務副大臣は,フランスを訪問し,経済協力開発機構(OECD)閣僚理事会,及びオーストラリア主催世界貿易機関(WTO)非公式閣僚会合に出席しました。
- 今回のOECD閣僚理事会は「投資」をテーマとして,(1)持続的経済成長のための投資政策,(2)低炭素経済への移行のための投資,(3)ポスト2015年開発アジェンダへの民間資金の活用等を議論。中山副大臣からは,気候変動に係る日本の貢献策を改めてアピールし,開発にあたっての「質の高いインフラ投資」の重要性を発信しました。また,昨年日本が議長国として打ち出したOECDと東南アジアとの関係強化の重要性を改めて強調するとともに,グリア事務総長の三選に祝意を表しました。
- 4日午後に行われたオーストラリア主催WTO非公式閣僚会合では,12月の第10回閣僚会議を成功に導くための今後の取組について議論。中山副大臣からは,これがドーハ・ラウンド交渉妥結の最後の機会であるとして,各国の真剣な努力を促し,参加国間で今後の交渉の進め方を示す具体的な作業計画を早急に策定することで一致しました。
- なお,フランス訪問中,中山副大臣は,バンバン・インドネシア財務大臣,マサンエス・ポルトガル外務副大臣及びシュヴァイツァー日仏パートナーシップ仏外務・国際開発大臣特別代表と会談を行った他,本年1月にテロ事件が発生したシャルリ・エブド社前及びユダヤ食料品店において献花を行い,犠牲者の冥福を祈りました。