「V4+日本」対話・協力
第8回「V4+日本」外相会合の開催
令和8年9月1日
現地時間9月1日午前10時(日本時間同日午後5時)から約2時間30分間、茂木敏充外務大臣は、訪問中のスロバキア・ブラチスラバ近郊において、第8回「V4+日本」外相会合に出席しました。
(V4側:ユライ・ブラナール・スロバキア外務・欧州問題大臣(V4議長)、ペトル・マチンカ・チェコ副首相兼外務大臣、オルバーン・アニタ・ハンガリー副首相兼外務大臣、ラドスワフ・シコルスキ・ポーランド外務大臣)
1 冒頭
- 議長のブラナール・スロバキア外相から、「V4プラス」の形で対話を行うアジア最初の域外国である日本のこの地域への力強い関与について紹介しつつ、本日の会合を機に、「V4+日本」外相会合を5年ぶりに開催できることは喜ばしく、「V4+日本」協力を一層推進していきたい旨の発言がありました。
- 茂木大臣から、議長国のスロバキアを始めとする各国の協力に対する謝意を述べ、「V4+日本」協力は、経済、科学技術を始め大きなポテンシャルを有する、また、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を維持・強化する上で、我々の結束及び連携がこれまで以上に求められている旨を述べました。
2 「V4+日本」協力
茂木大臣とV4各国外相は、今後も潜在性の高い分野として、以下の3つの分野で協力していくことで一致しました。
- 価値観を共有する日本とV4諸国は、信頼できる科学技術協力のパートナーであり、「V4+日本」の科学技術ワークショップの開催や、ホライズン・ヨーロッパの下での協力等、安全・安心・信頼・共有のイノベーション・エコシステムの形成に向けて、連携を強化していくこと。
- AIの安全性・セキュリティを含め、国際的なAIガバナンスにおいて連携を強化していくこと。
- 欧州の地域全体にとって重要な西バルカンの安定と発展に向け、「西バルカン協力イニシアティブ」の下での連携を再活性化させていくこと。
3 日・EU協力
- 茂木大臣から、近年、緊迫の度合を増す経済安全保障分野での対処を始め、日欧連携及び協力の重要性が高まっており、EUにおいて重要な役割を果たすV4諸国との連携を重視している旨述べました。
- これに対し、V4各国外相から、茂木大臣の発言に対し賛同の意が示されるとともに、日系企業のこれまでの貢献に謝意が示され、今後も日本企業の現地での活動を支援していく旨述べるとともに、安定的なサプライチェーンの構築に向けた取組を含め、日本と連携していきたい旨の発言がありました。
4 地域情勢
茂木大臣から、進化した「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」の考え方について説明した上で、核・ミサイル問題及び拉致問題を含む北朝鮮への対応を始めとする東アジア情勢、ウクライナ情勢、中東情勢についての日本の立場や取組を説明しました。これに対し、V4各国外相から、「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」を支持する旨の発言があるとともに、欧州・大西洋とインド太平洋の安全保障は不可分であるとの認識の下、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序及び航行の自由の重要性について一致しました。その上で、茂木大臣とV4各国外相は、国際社会における諸課題への対応について緊密に連携していくことを確認しました。
(参考)V4(ヴィシェグラード4)
スロバキア(現議長国)、ハンガリー、ポーランド及びチェコによる地域協力の枠組み。1991年にハンガリーのヴィシェグラードで創設された。首脳、外相、高級事務レベルの対話に加えて、科学技術、第三国支援、防災、環境等の幅広い分野で「V4+日本」の協力が進められている。
