北大西洋条約機構(NATO)
NATO加盟国国会議員会議(NATO-PA)代表団の訪日

1 6月18日,外務省飯倉公館において,北大西洋条約機構加盟国国会議員会議(NATO-PA)代表団訪日に伴う河野太郎外務大臣主催レセプションが開催され,NATO-PA代表団のほか,日米欧総合安全保障議員協議会会員の国会議員,NATO加盟国駐日大使,有識者など約100名が参加しました。
2 河野外務大臣は,冒頭の挨拶において,日本とNATOは共通の価値並びに戦略的利益を共有する「信頼できる必然のパートナー」であるとして,自由で開かれた国際秩序の維持に向けた日欧協力の重要性を強調するとともに,日・NATO関係の深化について言及したほか,活発な議員交流により,日・NATO間の協力関係を更に高めることができる旨述べました。
3 続いて,パオロ・アッリ会長から,NATO-PAと日本は長い関係にあり,サイバーなどの多くの安全保障上の課題を共有していることに言及するとともに,中国,ロシア,朝鮮半島などの安全保障情勢を踏まえ,日本との協力の重要性を強調しました。
[参考1]
北大西洋条約機構(NATO)(PDF)は,加盟国の集団防衛を目的として1949年に北米及び欧州の12か国で設立。現在は計29か国が加盟。加えて,NATOには41か国のパートナー国が存在。日本は,韓国,オーストラリア,ニュージーランド,イラク,アフガニスタン,パキスタン,モンゴル,コロンビアと共にNATOが対話等の協力を推進する「世界におけるパートナー」(Partners across the globe)の一員。
[参考2]
NATO加盟国国会議員会議(NATO Parliamentary Assembly)は,NATO加盟国間で幅広い意見交換を行い,NATOの政策に反映させることを目的として1955年に設立。NATO加盟各国議会の議員約260名から構成。