タジキスタン共和国
日・タジキスタン首脳会談
令和7年12月20日
12月20日、高市早苗内閣総理大臣は、「中央アジア+日本」対話・首脳会合に出席するために訪日中のエモマリ・ラフモン・タジキスタン大統領(H.E. Mr. Emomali RAHMON, President of the Republic of Tajikistan)と日・タジキスタン首脳会談を実施したところ、概要は以下のとおりです。
両首脳は、会談の冒頭で、「互恵的な協力を共創するための関係の更なる発展に関する日・タジキスタン共同声明」を発表しました。また、今回のラフモン大統領訪日の機会に、官民により協力文書・案件がとりまとめられました。
1 冒頭
- 高市総理大臣から、ラフモン大統領の2018年以来の5度目となる訪日を心から歓迎するとともに、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を維持・強化するためのパートナーである両国関係の深化に向けて、緊密に連携していきたい旨述べました。
- これに対し、ラフモン大統領は、今般の訪日に係る温かい歓迎に感謝するとともに、両国の関係を一層強化していきたい旨述べました。
2 二国間関係
- 高市総理大臣から、今回のラフモン大統領の訪日の機会に、外務、農業、産業、交通分野の省庁間等の協力文書がとりまとめられたことを歓迎する旨述べました。また、「中央アジア+日本」対話を通じた協力を含め、日・タジキスタン間で多様な分野で協力が進展していることを歓迎し、重要鉱物を巡る協力を深めていきたい旨述べました。中でも、日・タジキスタン投資協定の署名は大きな成果、早期に発効させ、経済関係を一層強化したい旨述べました。
さらに、首都ドゥシャンベの電力需要増に対応する送電用変電所を新設するODA案件、及びカスピ海ルートの円滑化による中央アジア域内外のコネクティビティ向上を支援するため、国境税関に鉄道用大型X線検査機材等を整備するODA案件の実施を歓迎しました。 - これに対し、ラフモン大統領は、両国の政治、経済、文化などあらゆる分野での協力を強化したい旨述べました。
- 高市総理大臣は、タジキスタンのGREENxEXPO 2027の参加表明を歓迎しました。
3 地域情勢・国際情勢及び国際場裡における協力
- 両首脳は、地域情勢や経済安全保障についても議論し、引き続き協力して対応していくことで一致しました。
- 両首脳は、国際場裡においても緊密に連携していくことを確認しました。


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