タジキスタン共和国
河野外務大臣によるラフモン・タジキスタン大統領への表敬



本18日午前9時(現地時間;日本時間同日午後1時)から約35分間,タジキスタンを訪問中の河野太郎外務大臣は,ラフモン・タジキスタン共和国大統領(H.E. Mr. Emomali RAHMON, President of the Republic of Tajikistan)を表敬訪問したところ,概要は以下のとおりです。
1 冒頭
(1)河野大臣から,日本はタジキスタンを地域安定の鍵を握る国として重視しており,昨年10月のラフモン大統領の訪日も経て二国間関係が益々深化していることを嬉しく思う旨述べました。
(2)ラフモン大統領からは,河野大臣の訪問を心から歓迎するとともに,今回の「中央アジア+日本」対話・第7回外相会合の開催を歓迎し,成功を期待する旨の発言がありました。また,日本が世界に先駆けて立ち上げ,具体的な協力の成果を上げている「中央アジア+日本」対話が,地域協力,日・タジキスタン二国間協力のための有益なフォーマットになっていることを高く評価する旨の指摘がありました。
2 二国間関係
(1)ラフモン大統領から,2015年の安倍総理の訪問が両国関係発展の大きなきっかけとなったこと,昨年の自分(同大統領)の訪日に際しての温かい歓迎に心から感謝するとともに,このような機会も活用し,両国関係をあらゆる分野で発展させたい旨の発言がありました。
また,ラフモン大統領から,これまでの日本からの技術・人的協力を高く評価するとともに,両国関係の潜在力をさらに活かすため,投資を営む経済分野での取組の重要性や農業,観光,文化といった分野での関係強化への期待が表明されました。
(2)河野大臣からは,「人材育成奨学計画」に基づく留学生受入れの取組や,防災など,社会開発分野での日本の貢献に触れつつ,今後とも,タジキスタンの人材育成や国造りに必要なインフラ整備や人材育成に協力していく旨述べました。また,投資環境改善のため,投資協定交渉の早期妥結に向けたタジキスタン側の協力を要請しました。
(3)また,アフガニスタンの安定と発展に向けた協力や国連改革等の国際場裡での協力についても取り上げられました。