欧州
「中央アジア+日本」対話
農業分野専門家会合(概要と評価)
2月6日,「中央アジア+日本」対話・農業分野専門家会合を開催したところ,概要と評価は以下のとおりです。
概要
1 開催日時
平成26年2月6日 9:30~17:40 (於:外務省国際会議室南893)
2 出席者
(1)中央アジア側: 農業担当省庁の専門家等(戦略的実務者招へい「中央アジア行政官招へい」により訪日(2月3日~11日))
(2)日本側: 外務省,農林水産省,JICA,その他の団体・有識者等の代表
3 会合の要旨
(1)中央アジア側から,日本との協力に期待している地域協力案件として,野菜・果物の生産,食肉加工,穀物取引,ロジスティックス等に関するプロジェクトについて説明がありました。
(2)日本側から,これまでの経験や知見も踏まえて具体的に協力し得る内容について説明の上,中央アジア側から提示されたプロジェクトに対して質問及びコメントを行いました。
(3)今後,意見交換の結果等を踏まえつつ,各プロジェクトの熟度を高めていくことで一致し,一般公開の知的対話である第6回「東京対話」(本年3月18日予定)においてさらに議論することになりました。
評価
1 今回の専門家会合は,昨年10月に開催された「中央アジア+日本」対話・第7回高級実務者会合(於:ビシュケク)において,中央アジアの発展にとって鍵を握る農業分野の地域協力を推進していくこと一致したことを受けて開催されたものであり,日本と中央アジア双方の農業専門家が一堂に会して意見交換する最初の機会となりました。
2 中央アジア側からは,日本との協力を実現させたいとの熱意が感じられ,提示されたプロジェクトを基に活発な意見交換が行われました。「中央アジア+日本」対話は,日本が触媒となって地域の安定と発展に向けた地域協力を促していく対話メカニズムであり,今回の専門家会合は,この具体的な取組の一環です。