アゼルバイジャン共和国

平成29年9月20日

 9月14日から15日にかけて,堀井学外務大臣政務官は,外交関係樹立25周年を契機にアゼルバイジャンを訪問したところ,概要は以下のとおりです。

1 アリエフ大統領との会談

(写真1)アリエフ大統領との会談

 訪問初日の14日,堀井学政務官は,アリエフ・アゼルバイジャン大統領と会談しました。堀井学政務官からは,外交関係樹立25周年を喜ばしいとするとともに,会談に先立ち行われたカスピ海・ACG油田の契約延長式典(下記2)の成功に祝意を述べました。アリエフ大統領からは,外交関係樹立25周年の機会に行われた安倍総理との書簡の交換を改めて歓迎するとともに,これまでの25年の間に日本からアゼルバイジャンに対して行われた支援に対する謝意の表明がありました。両者はこの他,良好な二国間関係を更に発展させる観点からの意見交換を行いました。更に堀井学政務官は,北朝鮮情勢に言及し,国際社会による制裁措置の厳格な重要性について強調したところ,アリエフ大統領からも国際社会が結束して対応することの重要性に言及しました。

2 ACG油田の契約延長式典

(写真2)ACG油田の契約延長式典

 14日,堀井学政務官は,カスピ海・ACG油田のPSA契約の延長式典に出席し,我が国企業が開発に参画する重要な契約の延長が日・アゼルバイジャン外交関係樹立25周年のタイミングで行われることは大変喜ばしい旨のスピーチを行いました。式典では,冒頭,アリエフ大統領からのスピーチが行われるとともに,英国・トルコ・ジョージアの閣僚級の参加者も祝辞を述べ,その後,契約参加各社による署名式が行われました。

(参考)ACG(アゼリ・チラグ・グナシリ)油田のPSA(生産分与協定)契約延長式典

  • (1)ACG油田はアゼルバイジャン領カスピ海沖合にある同国最大の油田であり,PSA(生産分与協定)契約に基づき,日本企業も権益を有している。
  • (2)今般,2024年末に満了を迎える現行のPSA契約を2049年末まで延長することにつき関係者間で合意がなされ,9月14日にバクーにおいて署名式典が行われた。

3 その他要人との会談

(写真6)ハラホフ外務次官との会談 外交査免口上書の交換式 ハラホフ外務次官との会談
外交査免口上書の交換式

(1)堀井学政務官はこの他,14日及び15日にかけて,アリエヴァ第一副大統領,シャリホフ副首相,ラヒモフ青年・スポーツ大臣及びハラホフ外務次官と意見交換を行い,外交関係樹立25周年とACG油田のPSA契約延長に祝意を交換しつつ,投資促進,経済協力,文化・人的交流等,今後更に発展させるべき二国間関係の諸分野について意見交換を行いました。

  • (写真3)アリエヴァ第一副大統領表敬
    アリエヴァ第一副大統領表敬
  • (写真4)ラヒモフ青年スポーツ大臣表敬
    ラヒモフ青年スポーツ大臣表敬
  • (写真5)シャリホフ副首相表敬
    シャリホフ副首相表敬

(2)また,ハラホフ次官との間では,北朝鮮情勢を始めとする地域情勢や国際場裏における協力等,二国間関係を越えた様々なテーマにつき幅広い意見交換を行いました。北朝鮮情勢については,堀井学政務官より,日本時間15日7時に北朝鮮から発射された弾道ミサイルについて断じて容認できない旨も言及しました。これに対してハラホフ次官からは,安保理決議の不履行は大きな問題であり,アゼルバイジャンは全ての安保理決議を支持する等述べました。



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