アルメニア共和国

令和元年10月24日
(写真1)安倍総理大臣とサルキシャン・アルメニア大統領との会談(写真提供:内閣広報室)1 安倍総理大臣とサルキシャン・
アルメニア大統領との会談
(写真提供:内閣広報室)
(写真2)安倍総理大臣とサルキシャン・アルメニア大統領との会談(写真提供:内閣広報室)2 安倍総理大臣とサルキシャン・アルメニア大統領との会談
(写真提供:内閣広報室)

 本24日,午前10時10分頃から約25分間,安倍晋三内閣総理大臣は,訪日中のアルメン・サルキシャン・アルメニア共和国大統領(H.E. Mr. Armen SARKISSIAN, President of the Republic of Armenia)と会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。

1 冒頭

 安倍総理大臣は,サルキシャン大統領の訪日を歓迎した上で,「アルメニアは自由、民主主義,人権,法の支配といった普遍的価値を共有する重要なパートナーである」,「かつてアルメニア難民の救済活動を行った渋沢栄一氏の活動など,両国民の歴史的な繋がりも大切していきたい」旨述べました。これに対し,サルキシャン大統領から,まさに新しい時代を開く歴史的な即位の礼に招待いただき感謝する旨述べました。

2 二国間関係

 安倍総理大臣から,二国間関係について,「日本は,人材育成及びインフラ・ビジネス環境の整備を柱として,アルメニアの更なる発展に向けて協力していく」,「観光面などでの取組により,互いの認知度が高まることを期待している」旨述べました。
 これに対し,サルキシャン大統領から,アルメニアは東西交流の拠点,両国は自然災害が多い点でも共通する,1988年のアルメニアの地震に際しての日本の支援に感謝する旨述べました。また,アルメニアはAIや先端技術に力を入れており,原子力分野の知見もある,貿易・投資面ではユーラシア経済同盟に加盟しているといった利点があり,多国籍企業も積極的に活動しているので,是非日本とも新しい様々な分野で協力関係を深めたく,日本企業にもしっかりとアルメニアを紹介していきたい旨述べました。両者は,今後の新たな協力に向け緊密に連携することで一致しました。

3 地域情勢

 安倍総理大臣から,拉致問題の早期解決に向けた理解と協力を求めました。


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