アルメニア共和国
河野外務大臣によるパシニャン・アルメニア首相表敬
平成30年9月3日


現地時間9月3日18時00分(日本時間同日23時00分)から約30分間,アルメニアを訪問中の河野太郎外務大臣はニコル・パシニャン・アルメニア共和国首相(H.E. Mr. Nikol Pashinyan, Prime Minister of the Republic of Armenia)を表敬したところ,概要は以下のとおりです。
1 河野大臣から,日本の外務大臣として初めてアルメニアを訪問できうれしい旨述べるとともに,昨年外交関係25周年を迎えた日本とアルメニアとの良好な関係を新たな段階に引き上げることへの期待を表明しました。また,本年7月の西日本豪雨の際にパシニャン首相から安倍総理宛にお見舞いの書簡をいただいたことへの謝意を述べました。
2 また,河野大臣から,アルメニアへの査証緩和措置などを説明しつつ,地域全体での取組が必要となり得る防災や環境といった分野での協力の可能性に言及しました。双方は,二国間関係が政治,経済,文化,ディアスポラを含む人的交流といった様々な分野において具体的な形で発展するよう共に取り組んでいくことで一致しました。
3 双方は,安保理改革等の国際場裡における協力,東アジア情勢やコーカサス情勢を含む地域情勢についても意見交換を行いました。北朝鮮情勢に関し,河野大臣から,関連安保理決議の完全な履行が重要である旨説明し,パシニャン首相との間で意見の一致を見ました。