ウクライナ
岩屋外務大臣によるゼレンスキー・ウクライナ大統領への表敬
令和6年11月16日
現地時間11月16日午後1時45分(日本時間16日午後8時45分)頃から約50分間、ウクライナ訪問中の岩屋毅外務大臣は、ヴォロディミル・ゼレンスキー・ウクライナ大統領(H.E. Mr. Volodymyr ZELENSKYY, President of Ukraine)への表敬を行ったところ、概要は以下のとおりです。
- 表敬の冒頭、ゼレンスキー大統領から、岩屋大臣の訪問を歓迎した上で、日本からのこれまでの貢献及び支援に対する謝意が述べられました。岩屋大臣から、ロシアによる侵略に立ち向かうゼレンスキー大統領のリーダーシップとウクライナの人々の勇気と忍耐強さに対して改めて敬意を表するとともに、「日本はウクライナと共にある」との日本の立場は変わらず、就任後初めての外国訪問の一環としてウクライナを訪問した旨述べました。
- 岩屋大臣から、本年6月の第一回平和サミット以降の「平和フォーミュラ」の下での我が国の取組等に言及したのに対し、ゼレンスキー大統領からは、「平和フォーミュラ」及び同大統領が推進している「勝利計画」についての説明がありました。これに対し岩屋大臣からは、説明への謝意を伝達するとともに、「勝利計画」が掲げる、ウクライナの公正かつ永続的な平和の一日も早い実現を日本として支持しており、今後も協力していく旨述べ、引き続き連携していくことで一致しました。
- 岩屋大臣から、北朝鮮によるロシアへの兵士派遣を深刻に憂慮している旨述べたのに対し、ゼレンスキー大統領からも同様の認識が示され、本件について両国間で情報共有及び連携を強化することを確認しました。また、双方は、安全保障分野での連携及び協力について意見交換を行い、連携を強化していくことで一致しました。
- また、岩屋大臣から、厳しい冬を迎えるウクライナのエネルギー事情を支える支援や、地雷対策の支援についても継続していく旨説明しました。ゼレンスキー大統領からは、日本からの様々な支援に対する深い謝意が述べられるとともに、人道分野での引き続きの支援に対する期待が示されました。