ルーマニア

令和元年10月21日
(写真1)安倍総理大臣とヨハニス・ルーマニア大統領との会談 安倍総理大臣とヨハニス・
ルーマニア大統領との会談
(写真提供:内閣広報室)
(写真2)安倍総理大臣とヨハニス・ルーマニア大統領との会談 安倍総理大臣とヨハニス・ルーマニア大統領との会談
(写真提供:内閣広報室)

 本21日,午後1時30分から約10分間,安倍晋三内閣総理大臣は,訪日中のクラウス=ヴェルナー・ヨハニス・ルーマニア大統領(H.E. Mr. Klaus-Werner Iohannis, President of Romania)と首脳会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。なお会談には,日本側から岡田直樹内閣官房副長官,林肇内閣官房副長官補及び長谷川榮一内閣総理大臣補佐官ほかが,ルーマニア側から,ボグダン・アウレスク大統領府大統領補佐官(外交担当)及びタティアナ・ヨシペル駐日ルーマニア大使ほかが同席しました。

1 冒頭,安倍総理大臣は,ヨハニス大統領の訪日を歓迎した上で,昨年1月のルーマニア訪問時の首脳会談の際に戦略的パートナーシップ構築に向けた関係強化を約束したことに触れ,「欧州地域で存在感を増すルーマニアとの間では有意義な協力ができると確信している」旨述べました。
 これに対し,ヨハニス大統領から,即位礼正殿の儀への招待に感謝し,陛下の即位と令和という新時代をお祝い申し上げるとの発言とともに,台風19号による被害へのお見舞いの言葉がありました。

2 二国間関係について,安倍総理大臣から,二国間関係について,「外交関係樹立100周年を迎える2021年を良好な関係を一段と引き上げる意義深い年にしたい」,「円借款案件『ブカレスト国際空港アクセス鉄道建設計画』が着実に進展していることを歓迎する。交通インフラの整備を通してビジネス環境が向上し,日系企業の投資が拡大することを期待している」旨述べました。
 これに対してヨハニス大統領から,「戦略的パートナーシップに向けて両国間の協力を様々な分野で深めたい。特に文化面では,ティミショアラが欧州文化首都になる機会を活用し,人的交流も盛り上げていきたい。」との発言がありました。
 安倍総理大臣からも更に,「シビウの国際演劇祭は日本の関係者の憧れであり,交流促進の舞台。また,東京オリンピック・パラリンピックでのルーマニア代表の健闘も期待。あらゆる機会を通じ,交流を深めたい。」との発言がありました。

3 両首脳は,地域情勢について意見交換し,安倍総理大臣から,拉致問題の早期解決に向けた理解と協力を求めヨハニス大統領からの支持を得ました。


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