ポーランド共和国
日・ポーランド首脳会談(夕食会)
4月24日(水曜日)午後7時20分(現地時間)から約75分間,スロバキア共和国を訪問中の安倍晋三内閣総理大臣は,モラヴィエツキ・ポーランド共和国首相(H.E. Mr. Mateusz Morawiecki, Prime Minister of the Republic of Poland)と首脳会談(夕食会)を行ったところ,概要は以下のとおりです。
1 冒頭
安倍総理から,本年は,日・ポーランド国交樹立100周年の年であり,ともに盛り上げていきたい,また戦略的パートナーシップ関係の発展を歓迎し,国際社会で存在感を強めるポーランドと,今後も緊密に連携したい旨述べました。これに対してモラヴィエツキ首相から,前回お会いしてから期間をおかずに会えて嬉しい,ポーランドはEUの中で重要性が高まっており,日本との間で戦略的関係を追求していきたい旨述べました。
2 文化・人的交流
安倍総理は,100周年を記念して文化紹介,経済セミナー等の様々な行事が行われる予定であり,これらを通じて両国民の相互理解がさらに深まることを期待する,また,ワーキングホリデー制度を通じた人的交流の拡大に努めたいと述べました。
3 経済関係
安倍総理より,ポーランドには約300社の日本企業が進出し,2016年に就航した成田-ワルシャワ直行便が今年3月から週7便に増加されたことなど,日・ポーランドの良好な経済関係について言及し,両首脳は,日EU・EPA発効を機に,両国の経済関係を一層発展させるために協力していくことで一致しました。
4 戦略的パートナーシップ
両首脳は「戦略的パートナーシップに関する行動計画」に沿って,様々な分野で協力が進展していることを確認し,最近ではクリーン・コール・テクノロジー協力に関する覚書が締結されたこと等を歓迎しました。
5 地域情勢
両首脳は,北朝鮮情勢を含む地域情勢や国際情勢について意見交換を行いました。安倍総理から,最重要課題である拉致問題の早期解決に向けた理解と協力を求め,モラヴィエツキ首相の支持を得ました。