欧州
宇都外務副大臣の三海域イニシアティブ首脳会合におけるビデオメッセージの発出
令和3年7月9日

7月8-9日、「三海域イニシアティブ(Three Seas Initiative:3SI)」首脳会合が今年の3SI議長国ブルガリアのソフィアで開催され、宇都隆史外務副大臣が日本政府を代表してビデオメッセージを発出しました。
宇都副大臣は、メッセージの中で、3SIは中・東欧及びバルト諸国における南北の連結性向上により東西格差を縮小し、強く結束した欧州の実現に資する有意義な取組であると評価し、日・EU連結性協力推進の観点から、日本としてもその発展に強い関心と期待を寄せている旨述べました。
また、首脳会合と同時に開催されている3SIビジネス・フォーラムに関し、3SIによる同地域の連結性の向上は欧州全体のビジネス環境の向上にも資する旨述べ、3SIの具体的プロジェクトへの日本企業の参加に向け、日本企業や投資家向けの3SIセミナーの開催等を通じ、日本政府として、まずは日本の企業関係者や投資家に3SIの意義や同地域の経済発展の可能性と意義について理解を深めてもらうための取組を行っていることを紹介しました。
2015年に中・東欧・バルト地域における南北の連結性強化及び東西格差の縮小を目的として、ポーランドとクロアチアの主導により発足。三海域(バルト海、黒海及びアドリア海)に囲まれた地域のエネルギー、交通・運輸、通信・デジタル等の分野におけるインフラ整備を推進している。現在、12か国(オーストリア、ブルガリア、クロアチア、チェコ、エストニア、ハンガリー、ラトビア、リトアニア、ポーランド、ルーマニア、スロバキア、スロベニア)が参加。