コソボ共和国
安倍総理大臣とサチ・コソボ大統領との会談
令和元年10月21日

コソボ大統領との会談
(写真提供:内閣広報室)

(写真提供:内閣広報室)
本21日,午後6時30分頃から約15分間,安倍晋三内閣総理大臣は,訪日中のハシム・サチ・コソボ大統領(H.E.Mr. Hashim THACI, President of the Republic of Kosovo)と首脳会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。なお会談には,日本側から岡田直樹内閣官房副長官,長谷川榮一内閣総理大臣補佐官,飯島勲内閣官房参与ほかが同席しました。
1 冒頭,安倍総理大臣から,先月に続くサチ大統領の訪日を歓迎するとともに,「日本・コソボ外交関係樹立10周年という記念の年に,2度の首脳会談を行うなど,ハイレベルの対話が活発化していることを喜ばしく思う」旨述べました。これに対し,サチ大統領から,台風19号による被害へのお見舞いの言葉が述べられるとともに,短期間のうちに2度の会談ができたことへの謝意が表明されました。
2 続いて,安倍総理大臣から,「先月の首脳会談でも話題に上ったコソボの投資環境を紹介する経済セミナーが,今月上旬にウィーンで盛況に開催されたことを嬉しく思う」旨述べました。これに対し,サチ大統領から,今回のセミナーの成功を歓迎するとともに,今後,両国の経済分野での協力を更に進めていきたい旨述べました。また,両首脳は,来年の在コソボ兼勤駐在官事務所の開設を機に,経済や文化を含む様々な分野で,市民レベルの交流を発展させていくことで一致しました。
3 両首脳は,コソボや西バルカン地域の情勢について意見交換しました。また,安倍総理大臣から,拉致問題の早期解決に向けた理解と協力を求め,サチ大統領からの支持を得ました。