ドイツ連邦共和国
日独首脳電話会談
平成28年6月30日
本30日,午後9時10分から約15分間,安倍晋三内閣総理大臣は,アンゲラ・メルケル・ドイツ連邦共和国首相(H.E. Dr. Angela Merkel, Federal Chancellor of the Federal Republic of Germany)と電話会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。
1 冒頭,安倍総理大臣から,英国のEU離脱に関連し,EUと英国が協調し,市場の不安を払拭し,今後の予測可能性を高める明確なメッセージを迅速に発出することを求めました。また,先般のG7伊勢志摩サミットでの合意(PDF)を踏まえ,G7が一致協力して,世界経済の成長と金融・為替市場の安定のために全力を尽くすという強い意志を発信し続けることが重要である旨述べました。
2 これに対し,メルケル首相から,国民投票の結果は驚きであったが,EU財務大臣会合において合意したとおり,世界経済の乱高下を防ぐためにあらゆる努力を行うとともに,G7として強いメッセージを発信すべく,緊密に連携していきたい旨述べました。
3 両者は,現在交渉中の日・EU経済連携協定(EPA)及び日・EU戦略的パートナーシップ協定(SPA)の交渉について,引き続き年内早期妥結に向け共に協力していくことで一致しました。
4 また,両者は,国際社会の平和と繁栄のためにも,日欧が緊密に連携していくことの重要性につき確認し,今後も緊密に連携していくことで一致しました。