チェコ共和国

令和7年7月25日
笑顔で握手する石破総理大臣とパヴェル・チェコ大統領 (写真提供:内閣広報室)
会談する石破総理大臣とパヴェル・チェコ大統領 (写真提供:内閣広報室)

 7月25日、午後2時頃から約40分間、石破茂内閣総理大臣は、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)のナショナルデー行事に出席するため訪日中のペトル・パヴェル・チェコ共和国大統領(H.E.Mr.Petr Pavel, President of the Czech Republic)と会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、石破総理大臣から、パヴェル大統領の訪日を歓迎し、本年10月に発効予定の日・チェコ航空協定の発効による交流促進への期待を述べるとともに、欧州とインド太平洋の安全保障は不可分との共通認識の下、価値や原則を共有する重要なパートナーであるチェコと、二国間・国際場裏の双方で緊密に連携したい旨述べました。
  2. さらに、石破総理大臣から、貿易・投資協力や防衛産業協力に関する両国省庁間の覚書に基づく多角的な協力関係の促進や、姫路城とプラハ城との城協定を通じた地方・人的交流の深化を期待する旨述べました。
  3. これに対し、パヴェル大統領は、両国は民主主義、法の支配といった基本的価値を共有している旨述べるとともに、今回の訪日にはITや防衛産業などのビジネス関係者も同行しており、経済分野を始めとする両国間の関係を促進したい旨述べました。その上で、両者は、万博を契機としつつ、二国間関係を更に強化していくことで一致しました。
  4. また、両者は、核・ミサイル問題や拉致問題を含む北朝鮮への対応を始めとするインド太平洋情勢や、ウクライナ情勢についても意見交換を行い、両国が緊密に連携していくことで一致しました。

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