スイス連邦

令和元年6月10日
(写真1)握手を交わす両首脳1 握手を交わす両首脳 (写真提供:内閣広報室)
(写真2)握手を交わす両首脳2 握手を交わす両首脳 (写真提供:内閣広報室)
(写真3)日・スイス首脳会談 日・スイス首脳会談 (写真提供:内閣広報室)

 本10日午前11時10分頃から約25分間,安倍晋三内閣総理大臣は,訪日中のウーリ・マウラー・スイス連邦大統領兼財務大臣(H.E. Mr.Ueli Maurer, President and Head of the Federal Department of Finance Affairs of the Swiss Confederation)との間で首脳会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。

1 冒頭,安倍総理大臣から,マウラー大統領の訪日を歓迎するとともに,自由,民主主義,人権,法の支配といった基本的価値を共有する重要なパートナーであるスイスと国際社会の諸課題において連携したい旨述べました。これに対し,マウラー大統領から,今回のG20財務大臣・中央銀行総裁会議へのご招待に感謝する,「質の高いインフラ投資に関するG20原則」を含む様々な点について一致することができた,日本との友好関係を確認できたことに対し感謝を申し上げたい旨述べました。

2 安倍総理大臣から,東日本大震災後の日本産食品に対する輸入規制措置の早期撤廃に関し,規制撤廃に向け欧州内での理解促進について協力を求めました。

3 安倍総理大臣から,東京オリンピック・パラリンピックに向けたホストタウン・イニシアティブを通じて両国市民の交流を拡大させていきたい旨述べたのに対し,マウラー大統領から,スイスとしてもこの機会に多くのスイス国民が日本を訪れ,両国民の絆が深まることを期待する旨発言がありました。

4 また,両首脳は,北朝鮮情勢を含む地域情勢についても意見交換を行いました。
 両首脳は,北朝鮮の非核化に向けた安保理決議の完全な履行で一致するとともに,安倍総理大臣から拉致問題の早期解決に向けた理解と協力を求めました。これに対し,マウラー大統領から,協力を惜しまない旨述べました。


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