経済協力開発機構(OECD)
辻外務大臣政務官の経済協力開発機構(OECD)贈賄作業部会第4期対日審査への出席
平成31年1月30日

1月29日,辻清人外務大臣政務官は,経済協力開発機構(OECD)贈賄作業部会対日審査へ出席し,挨拶を行ったところ,概要は以下のとおりです。
- 挨拶において,辻政務官から,対日審査団を歓迎する,反腐敗を含む経済・社会分野の規範形成の場であるOECDの活動を評価している,我が国は外国公務員贈賄防止条約を重視し,その完全な実施に努め,不正腐敗の防止に取り組んでいる,本年6月のG20大阪サミットにおいても外国公務員贈賄を含む腐敗との戦いに向けた国際協力を前進させていく旨述べました。
- これに対し,審査団から謝意が述べられるとともに,今回の審査を通じて外国公務員贈賄防止に向けた日本の取組をしっかりレビューしたい旨述べました。
[参考]
- 「国際商取引における外国公務員に対する贈賄の防止に関する条約」(外国公務員贈賄防止条約):外国公務員贈賄が公正な競争条件を阻害しているとの問題意識の高まりを受けて,OECDにおける議論・交渉を経て1997年に採択された条約(翌98年に発効)。外国公務員に対する贈賄の犯罪化や贈賄行為に対する制裁の実施等について規定。日本は1998年に本条約の締約国となった。
- OECD贈賄作業部会:外国公務員贈賄防止条約の実施の監視・促進を担う組織。条約締約国間の相互審査(ピア・レビュー)を実施し,これまで3回の審査を実施している。今回,日本に対する第4期審査を実施。