外務報道官談話
伊原在ジュネーブ国際機関日本政府代表部大使の世界貿易機関一般理事会議長への就任
(外務報道官談話)
平成30年3月7日
1 本7日(現地時間同日),ジュネーブで開かれた世界貿易機関(WTO)一般理事会において,伊原純一在ジュネーブ国際機関日本政府代表部大使が一般理事会議長に選出されたことを我が国として歓迎します。
2 WTOは,多角的貿易体制の中核をなす国際機関であり,特に,国際社会において保護主義の傾向や内向き志向が顕著となっている中で,自由貿易の推進のため一層の役割を果たすことが期待されています。
3 そのような中で,我が国としては,伊原大使が一般理事会議長として重要な職務につくこの機会を捉え,自由貿易の旗手として,WTOを中心とした多角的貿易体制の維持・強化と自由貿易の推進に向け一層積極的に取り組んでいく考えです。
[参考]WTO一般理事会
一般理事会は,2年に1度行われる閣僚会議の会合から次の会合までの間,その任務を代わって遂行するWTOの常設機関の中での最高機関。一般理事会議長の任期は1年。伊原大使は7日の選出をもって議長に就任した。我が国が議長を務めるのは,大島正太郎大使(当時。2004年2月から一年間)以来14年ぶり。